ケーブルTV三昧

つい先日 24 -Twenty Four-をケーブルTVのAXNで全部見終わりました。

・1回1時間で24回で完結。
・ストーリーの中の時間進行と映像の時間進行が同じ。

というコンセプトで、大統領候補暗殺を防ぐために活躍する特殊機関メンバーの話です。
アイデアは面白そうでしたし、評判も悪くなかったので、毎週1時間ずつ、のんびりと見ていたのですが。。。。

僕の24時間を返せ!!

なんてゆーか秀逸なのは、誰もが思いついても実現させなかったアイデアを実現したことと、あと無意味に視聴者の焦燥感を煽る音楽だけって感じでした。個人的に。

ストーリー展開はタルく、毎回最初と最後の5分間を見れば十分にストーリーを追うことが出きる感じ。登場人物は片っ端から怪しく、いわくありげな伏線がありそうで、展開も回収もしない潔さ(ツインピークスかよ)。
なんてゆーか2時間の映画を無理やり24時間に引き伸ばした感じ。しかもB級の。

いや、まったくなんでこのドラマがプッシュされたり、続編が作られ放映されるのかさっぱり分かりません。

とにかく。もし好きな人がこの文章を読んだら申し訳ないとは思いますが、個人的にかなりダメでした。評価が高いんだからきっと最後が面白いに違いないと、苦行のつもりで見続けたものですから、その反動で拒否反応が強いです。


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もともと海外ドラマは好きな方です。
海外で放映されてある程度評価が高いものが日本に入ってくるわけですから、大抵は楽しむことが出きると思うからです。

でも今回は久々にハズレでした。

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最近期待をしながら楽しんで見ているのは『ヤング・スーパーマン』です。
タイトルはダサいですね。ネームバリューの問題でしょうか。

原題は Smallvilleといって、スーパーマンが育った故郷の田舎町の名前がタイトルです。

そう言えば、新スーパーマンの時も原題の「Lois & Clark」という飾り気がないけど、捻った自信の感じられるタイトルで、アメリカとのスーパーマンの浸透度の差を感じました。

ちなみにストーリーはイカしています。

隕石が落ちたスモールビル。
隕石とともに落ちてきた少年クラーク。のちのスーパーマン。

彼は普通の人の違いに悩む青年で、今までのスーパーマン像と異なり、わりとイジイジして妄想を見まくるタイプです。憧れの彼女の家を望遠鏡で覗いてたり、ちょっとエッチなことを想像してみたり。

ヒロインのラナ。町に落ちた隕石のせいで両親を失うが、快活に成長した美少女(ドイツ人と中国人のハーフというチョイスも渋い)。

両親の形見として、隕石のかけらをネックレスとして持っているが、実はそれはクリプトナイト(スーパーマンの弱点)。だからクラークは、彼女の前に出ると、急に足がもつれたり、力が出なくなり、ドジっぷりを発揮するという(萌え?)設定。

それからレックス・ルーサー
あまりに切れすぎるため、父親から田舎に飛ばされた青年。
クラークに命を助けてもらって以来、クラークの(現在は)親友。
しかし彼は将来のライバルとなる運命。

そして舞台はただの田舎町スモールビル。
だけどその町は隕石(クリプトナイト)の影響で、特殊能力を持った人々がひっそりと生まれていて、彼らが事件を起こす。その事件をクラークが人知れず解決するという話。

もともとのスーパーマンの設定を十分に生かしつつ、爽やかで昔っぽい青春劇を展開しています。もちろんTV なのでアクションは少なめ、まだ大人になっていないから恥ずかしいタイツもなし。

毎回唸らされるストーリーで、TVの前でのた打ち回っている僕の姿はおそらくかなり異様なんじゃないかと思いますが、手垢のついたようなティーンエイジャーの物語も、少し設定をいじるだけでこんなにも新鮮になるのだなと驚きました。

要は日常と非日常をバランスうまく対比しながらお話を作っているということだと思います。
いやー、熱いです!!