【ワールド・オブ・ダークネス】塵は塵に - Dust to Dust -

セッション:『ワールド・オブ・ダークネス』塵は塵に - Dust to Dust -
マスター :いわなみさん
プレイヤー:N'S FACTORYさん、TAKAさん、武田

Roll&Roll Station Vol.18掲載のシナリオ「塵は塵に - Dust to Dust -」をプレイ。

例によって、システムの特徴(〈道徳〉とか)とはリンクしてなさげなハンドリングが難しそうなシナリオ。そしてセッション進行ギミックはおろかPCの目的も提示しないシステム。でも背景世界は(使い勝手さえ問わなければ)とても魅力的で、口プロレス上等のストーリーテリング重視な方向性にはノスタルジックな中にもプリミティブな楽しみが隠れているのではないかと淡い期待を抱かせてしまう何かが(困ったことに)このシステムにはあると思うのです。

なんていうか難しく考えるとキリがないけど、意識しなければとてもシンプルで、老害ゲーマーにやさしいような気もすれば、逆にゲーマー要素が少ない人の方にやさしいような気もします。

個人的にはサスペンス系のハリウッド映画やアメリカTVドラマの雰囲気が似合うシステムで、(設定はともかく)セッション自体はとても(システム的に)ライトな方向にいけば、サポート次第では化ける要素があるんじゃないかなぁとたまに夢見ているシステムです(既存ゲーマーに対してではないかもしれないけど)。
まぁ、とにかくたまーにチャレンジしたくなるゲームってことで。

今回は海外で発表されたシナリオ集『Ghost Stories』のうちの1本の翻訳ということでネタバレ防止のため内容は書きませんが。シナリオは分量のわりには実プレイ分は低め、でも雰囲気は悪くないのでばっさりと切り捨てるのも勿体無いというシロモノ。
いっそばっさり切り捨てられたら楽だったでしょうし。

# でもPCの当事者性の低さと、描写は細かいけど内容(キーワード)がないのは、もうちょっとどーにかしてもらった方が遊びやすいかも>シナリオ

セッションの方は、ベテラン(ロートル?)口プロレスラー夢の饗宴の勢いで、強引に理由をつけたりモチベーションをあげたりしながら、それっぽい雰囲気で進行。グダグダっぽいところも含めて笑い飛ばすのも、このゲームっぽくって楽しめる体になってしまいました。

でもクライマックスの「判定で負けて勝負に勝つ」演出はやりすぎだったかもね!!
まぁ面白かったからいーじゃんということに自己暗示。

あと今回みたいに実プレイ3〜4時間でさらっとはじまって、さらっと終わった方がダラダラやるよりも面白いみたい。ここらへんあまりゲームに時間を割けない(割くつもりがない)タイプのゲーマーに向いていると思うのですが、時間が割けない人ほどヘビーゲームを好むような気もする七不思議。

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セッション終了後は、僕が虎視眈々と持参していた『PARANOIA』のカードゲーム再び。
またまた足を引っ張ったり、談合したり、リーダーがミッション終了を宣言しないグダグダぽい展開。今回は自分自身を反逆者にしたり、負傷を入れたりする自虐ミッションが多く当たったのが印象的でした。自分自身を「密告」したり、「レーザーライフル」で自傷して負傷ポイントと(忠実なトラブルシューターを撃ったので)反逆ポイントを得たり。
TRPG版がうまくまわったときの雰囲気を手軽に再現できるところはホントよく出来ていると思います。

でも例によってプレイ時間はやや長め。2時間ぐらいでTAKAさんがULTRA VIOLETになったところでゲームを終了しました。続いて僕がVIOLET、N'SさんがINDIGO、いわなみさんがGREENだった記憶。もっと結束してチームリーダーを潰しにいかないと、クローン全消費は難しいかも。

まぁ、2度も遊んだのでネタゲーとしては昇華した気分。