アルシャードセイヴァー「ミッドガルド忍風帳」を遊んで
Twitter募集に脊髄反射して参加して、『アルシャードセイヴァーRPG』のオンラインセッション。
『天下繚乱』のサプリメント『江戸絢爛』のストーリーパターンテンプレート「妖異忍風帳」を用いつつ、システムと舞台はアルシャード(ミッドガルド)という、シナリオクラフトのセッション。クエスターレベルは7。
参加者
面子は以下の通り。
GM:爆弾パンチ郎さん(@punchlow)
はじめましてなGM。でも以前からTwitterでフォローさせていただいていて、お噂はかねがねで*1、セッション参加前から期待度MAXだったのですが、実際にはそのMAX壁をビヨンドされてましたよ。まじでまじで。
PC1:”火鬼”啓治(”カキ”ヨシハル)/サムライ5、アタッカー2/akiyuki
藤原千方の四鬼と、Samurai7と藤原啓治をモトネタにした、おっさんのサムライ。NPCは恐れおののき、他PCは「お兄様凄いです」演出して、「それほどでもない」とか答えるヨクナイ生命体。でも楽しい!w あと、とってつけたような剣豪時代劇風演出を挟んで、本セッションの意図を思い出したりする。
プレサージ
基本的にPC1がヒロイン、PC2がライバル、PC3が協力者をGMに提示してなんとかしていただきました。
ヒロイン:綺羅(きら)
アルフ*2の村の巫女的存在。額に紫のレセプター。代々、村の知識や記憶を継承している。幼女。村から逃げ出してきたところ、ヨシハルと偶然出会う。
ライバル:ジョルジュ・ヴィルケ
銀十字軍のパンツァー忍者。現在は「銀十字流機甲忍軍(マシーネンニンジャトルッペ)」を率いる長。モヒカン雑魚を引き連れていたり、バイク乗り魂を持ってたり、奈落ローラー作戦を始めちゃったりと八面六臂の活躍。
協力者:加藤段蔵(ダンゾー・カトー)
ヤシマの外交使節団の一員にして、伝説の忍者。会うたびに顔、年齢はおろか、性別すら違う。つまり向こうから話しかけられないとPCが認識出来ないという画期的なNPC。
セッション
舞台はヤシマかアガルタかなと勝手に思っていたら、ウェストリ廃王国の近くだった!
アルフの村を襲う奈落パンツァー軍団、それをPCがなんとかするというシンプルな話の流れ。
それが次元航行レリクス「銀の車輪(アリアンロッド)」を、バイク戦艦として操り、奈落ローラー作戦を開始、滅都ハイ・ウェストリに向かうという話になって。それはレリクスのサイキック装置「エンジェルハイロゥ」を用いて、ワームスカルを操り、ワームスカル奈落ニンジャにして世界を蹂躙しようという企みだったのだ!という流れに。
最終的に、段蔵が手配した「虚無の翼号(木造船バージョン)」で、バイク戦艦の天主閣に強攻突撃。サイキック装置を制御させられている綺羅の姉を救い、二丁拳銃忍者がパンツァー忍者を倒す。そして崩れゆくバイク戦艦から脱出するために、秘剣”火鬼”を用いて、天主閣を(演出的に)真っ二つして、めでたしめでたしという流れ。
実にミッドガルド的で、それでいて忍風帳という、味わい深く、楽しいセッションとなりました。
シナリオクラフト
久しぶりにシナリオクラフトを遊びました。
セッション時間は3時間縛り。クエスターレベルは7でデータはちょっと重め、でもPLが3人なのでサクサク回り。疾走感溢れるセッションを楽しむことが出来ました。時間縛りがよかったのかなぁ。
その他、シナリオクラフト特有というわけではないけど、重要な要素として
- なるべく否定で入らない方が、アイデアが出てきやすい。受け入れた上で、上から被せていこう
- システムの世界をある程度解っている面子で遊ぶと、話が膨らみやすい。*3
- 他メディア作品にもある程度共通認識が持てる面子で遊ぶと、イメージ共有しやすい。*4
という前提条件の必要性を感じつつも、その条件が揃えば、こんなにも面白いセッションが楽しめる、素晴らしいツールだなと改めて思いました。
あー、楽しかった!(夏休みの子供の顔で