トーキョーN◎VAクルードシナリオ「目撃者 -Witness -」

 『クローム・メモリーズ』で追加された、クルードルールを1度遊んでみたいと思いつつ、遊ぶ機会もなく。ならクルード用のシナリオを書いてみるかと思い立つも、よく考えるとN◎VAのシナリオを書いたことはなかった。でもオーソドックスなやつなら何か書けるんじゃないかという根拠のない自信を胸に考えてみた。そしてトレーラーとハンドアウトと情報項目がなんとなく書けた…と思う。書き終わったらオンセしようそうしよう。という思いを脳内セッションで終わらせず書き終わらせるためのエントリー。 書き終えた。オンセの予定も立てた。明日はきっといい日になる。

シナリオデータ

  • プレイヤー:3人
  • プレイ時間:2~3時間

アクトトレーラー

 キャスト作成前に、以下を読み上げること。

 ”災厄”の都、トーキョーN◎VA
 華やかな街の光の裏側--ストリートでは小さな事件が起きていた。


 ストリートの荒事を巻き込まれた少女は、
 レッガーから隠れ、イヌたちに追われ、カブトに庇護を求める。


 一体少女は何を見たのか。
 その目撃が意味するものとは何か。
 暮れゆく夜は何も答えない。


 トーキョーN◎VA THE AXLERATION
 『目撃者 - Witness -』 
 かくて運命の扉は開かれた。

アクトハンドアウト

 各キャストは以下の設定が推奨される。

  • 『①カブト』:フリーランスのボディガード
  • 『②イヌ』:ブラックハウンド機動捜査課
  • 『③レッガー』:河渡連合の構成員

①カブト用ハンドアウト

コネ:ゾーイ 推奨スート:ダイヤ(ビジネス)
クイックスタート:現代の騎士(TNX p.90)カブト、カタナ=カタナ 推奨スタイル:カブト

 キミはフリーランスのボディガードだ。ある日突然、キミのもとにゾーイという名の少女が現われた。彼女はありきたりなストリートチルドレンに見えた。しかし彼女は不相応な程に、十分すぎるキャッシュを積み、キミに数日の護衛を依頼した。怪しい依頼だ。だがキミは断ることが出来なかった。

PS:『ゾーイを護衛する』

②イヌ用ハンドアウト

コネ:那珂村迅(なかむら・じん) 推奨スート:クラブ(親近感)
クイックスタート:正義の猟犬(TNX p.84)カブト、カブトワリ、イヌ 推奨スタイル:イヌ

 キミはブラックハウンド機動捜査課の捜査員だ。上司のレイに呼ばれたキミは、ストリートの殺人事件の捜査を命じられた。もちろん只のストリートの抗争ならば、キミの出番ではない。しかし害者に篠原司法の関係者がいるならば話は別だ。キミは後輩の那珂村迅と共に、ストリートに放たれた。

PS:『殺人事件を捜査する』

③レッガー用ハンドアウト

コネ:河渡白夜(かわと・びゃくや)(TNX p.70) 推奨スート:ハート(親分子分)
クイックスタート:現代の騎士(TNX p.90)カブキ、カタナ、レッガー 推奨スタイル:レッガー

 キミは河渡連合の構成員だ。組長の河渡白夜に呼ばれたキミは、組員がストリートで殺されたことを知らされる。死んだ組員は篠原司法との取引中だったらしい。しかし、もう取引なんてことはどうでもいい。組に噛みついたやつに落とし前をつけろ。そう白夜は言い放った。キミに否はなかった。

PS:『組に喧嘩を売ったやつを始末する』


 なおクルードには、〈コネ:〉がない。ハンドアウトによるコネクションは、その関係をメモ欄に記入しておくこと。

キャラクター作成

 本シナリオでは、N◎VAクルード(CHM p.16)のルールに従い、キャラクターを作成する。

キャスト間コネクション

 キャスト間のコネクションはない。プレイヤー同士が合意するなら、アクト中に知り合いだったことにしてもよいだろう。

レギュレーション

防御系神業

 本シナリオでは、ゲストが使用する即死系界技だけでキャストが死亡するのを防ぐため、キャスト全員で2個以上の防御系神業を所持することを推奨する。なおシナリオで使用を想定している神業はない。


(追記 2014/12/6)

シナリオ本編