ガラコと破界の塔を遊んで
同人TRPG『ガラコと破界の塔』を遊びました。
どんなゲーム?
セッション前
これまでのTRPG歴で、僕はダンジョン探索に必要なものは2つあると確信している。それは「飛行」と「瞬間移動」だ。それらを種族特徴として有しているテンタクル人は、もはやダンジョン完全生命体と言っても過言ではないだろう…(ここで文章は途切れている)/破界の塔の前に落ちていた手記より
— akiyuki (@akiyuki3) January 6, 2015
参加者
タコヤキ/テンタクル人/akiyuki
ダンジョン攻略の2大要素「瞬間移動」と「飛行状態」を引っ提げ、ガラコに乗りこむ。瞬間移動からの射撃は有用だったが、浮遊術は微妙*1。ついでに出目も微妙でした。タコヤキのことは嫌いでもテンタクル人のことは嫌いにならないでください。
マルボロ/ブレイン族/アンドーさん
サイボーグボディとかアピールする余裕がなかったブレイン族。ホバージェットによる常時飛行状態でテンタクル人の存在意義に疑問符を投げかけた。あと一番細かい位置取りに気を使ったムーブが印象的だったものの、ダイス目でダメージが装甲抜けずに苦しんでいました。このゲームは勇気を持って近接>射撃かもですね!
タマ/ラット族/しょーじさん
クリティカルによる圧倒的な命中、回避力でラット族の有為性?を見せつけた近接アタッカー。あまりの回避力に、敵ドローン学習システムが攻撃対象から外したそうにしていたのが印象的。しかし、それはラット族の性能でも、近接武器の性能でもない、中の人のダイス目のおかげだということを忘れるな!(悔しそうな顔でw
プレセッション
ドローン3体とのチュートリアル戦闘。ダメージ設定C。
初手タコヤキが吶喊するも射程に届かず、タコ殴りにされ、フレームダメージを受ける。その後は順調に敵を各個撃破。
戦闘終了後、初手なんで瞬間移動しなかったの?と指摘される。…はっ!そういう手もあったか!? どうやら自分のスペックに踊らされていたようだな。これが若さゆえの過ちかw ここらへんからテンタクル人優位説に疑問符が抱かれはじめる。
セッション「ファーストミッション」
付属シナリオ。3階の塔を登る。
1層目。嫌らしい遭遇(褒め言葉)。
2層目。さらに嫌らしい遭遇(罵倒語)。
3層目。とても嫌らしい遭遇(諦めの表情)。
シーン経過で減るリソース。足りない手番。そして敵を倒して、パーツを強化して、次なる敵を倒すという流れがとても楽しく。なんとか死亡者もなく女王ドローンを撃破する。チョロイ!(セッション後入力コマンド
セッション「デンジャラズジャーニー」
公式Web掲載シナリオ。前のセッションでたんまり500クレジットほどの報酬を獲得した我々はパワーアップの後、旅に出る。
タコヤキは、キャラピラフレームに手がクロー、補助輪のようなレッグに支えられ、太陽の塔のようなコクピットをした、アートなガラコ。メインアームはスナイパーライフル。トレ!ビアンッ!
フィールドの進行判定はさくさく進む。途中、ランドオーバー3体に遭遇するも、湿地帯という地形にも助けられ、これを撃退。我々はビットを倒してもパーツを奪えないことに意気消沈する。その代わり、貢献チップが貰えるが、セッション中に使えない? レッツ貢献!
そして最終戦闘。ビット+ボス。タコヤキは取り巻きのビットから倒そうとするも、周囲からの瞬間移動ボス狙いの期待圧力に屈して、これを敢行する。瞬間移動で敵の背後に距離をとって出現して、これをスナイプ。狙い撃つぜ![弱体2]。ドヤー、これがテンタクル人の力やー!ウザいテレパシーが他ルーターの脳にこだました。その次の瞬間、意外な攻撃方法で反撃を受け、部位狙いコクピット攻撃。一気に修復不能となる。そしてキャラクターに2D10ダメージ。現在HPは8。死ぬ、ガチで死ぬ…というところで奇跡の生還HP3。やった!やったよ!とひとり盛り上がるも、そもそもまだ戦闘は継続中で、タコヤキは戦闘離脱しただけでした。その数ラウンド後、全ビットを破壊した後、タマがとどめの一撃を決めた。めでたしめでたし。
全体
キャラクター作成は、種族とランダム個性を決めるだけ。とても簡単。すぐ出来る。だからすぐ死んでも復帰出来る。
判定は1D10+修正値。とにかくD10で大きい目が出ればいい。シンプル。脳内イメージではもっと単調になるかと思ったけど、状況修正や部位ダメージによるさまざまな修正値が加わるうえ、単調さを感じる前にスピーディに決着がつくという印象です。
ガラコのパーツの入替は、予想道り面倒臭く。管理用のシートを作って、(自宅会場でノートPC持ちこみの僕だけは)ある程度は軽減したけど、それでも処理は重く。でもロボットを操作している感がダイレクトに伝わり、楽しいです。
ただもうちょっと管理方法についてはプレイノウハウ次第ではなんとかなりそうな余地がある気もします。
GM側は、複数ドローンの複数の部位ダメージを管理するのでさらに大変そうでした。でもPLとしては敵はビットよりもドローンの方がパーツが奪えるのでモチベーションがあがりやすく難しいところです。1遭遇に1,2対のドローンと、それ以上のビットの組み合わせぐらいがちょうどいいのかもしれません。
なんにせよ。とても楽しいゲームでした。
パーツを組むのも楽しいし、プリミティブにダイスロールして成功したり(失敗したり)するのが楽しい。今回はたまたま全勝したけど、敗北してデータとにらめっこして再挑戦するのも楽しそうなゲームでした。レッツガラコ!(謎の掛け声
セッション後
@show_rukiwo @Garrotte2000 楽しかったです!それはさておき。これからの時代はノーマッド族じゃないかと思うんですよ(懲りない顔で
— akiyuki (@akiyuki3) 2015, 1月 12
*1:ベースアクションを使うので