『ブラックジャケットRPG』「ヴェンジェンス・デイ」を遊んで。

『ブラックジャケットRPG』のオフラインセッション。
付属シナリオの「ヴェンジェンス・デイ」を遊んできました。
システムは同デザイナーの『デッドラインヒーローズRPG』と似た感じです。*1
ワールドは別世界線で、PCはヒーローではなくて、悪を背負った超人種ヴィランを遊ぶゲームです。

GMは漆妖さん。


僕はPC1のガロット(復讐者)。

ザ・チェイサーというヴィランに、大切なモノ(自分のパワー)を奪われた。
ヤツは奪った能力の使用方法を工夫して強化して、好き勝手に暴れている。
自PCは、ジャスティカのように自らを身体を鍛えて*2、ヤツに復讐するために、わざと捕まって超人刑務所に潜り込むという流れ。
「おまえのこの能力の本当の使い方をわかっていない。おまえには過ぎたチカラだ。このチカラがあればこんなこともできる!」みたいに煽ってもらって「き、貴様ーっ!」とか怒髪天つく茶番を満喫しました*3
あとヒーローじゃないから慣れあわない方がそれっぽいかなと、一匹狼っ面でメンドクサイ方向でマインドセッティングしたりで。いろいろと付き合ってくれた、GMおよび参加者の皆さんありがとう!


シナリオはいろいろあったのですが、全体的に皆出目がよくスムーズに進み。ボスを倒して後に
GM、ボスが『お、おまえの能力は返す。返すから、オレを助けてくれ』と言ってください。
そしたら僕が『いらねえよ。そんなチンケな能力。取り戻したかったのは、おまえに能力を奪われたことによって傷ついた、オレのプライドだ』とか言います」
とか脳内仕込み通りの展開をやらせてもらったので満足満足で楽しいセッションでした(ひどい


なお実は。ルールブックは読み込んでなかったので、システムは『デッドラインヒーローズRPG』と同じでしょ?
チームリソースだった「グリット」が、個人リソースの「カルマ」に変わるのはヴィランっぽいなと思うけど、カルマ10点は大盤振る舞いすぎないかな?それともガンガン厳しい判定を突っ込んでいくということかな?と考えていたのですが。


実際に遊んでみたら違いました。
判定オプション「集中」と「支援」がなくなっているんですね。


そして判定オプション「集中」と「支援」がなくなって、ダイスを振る前に考えることがなくなり。
とにかくダイスを振ってから、その結果、リソースでなんとかするかどうかを考えるに変わって、処理がとにかくスピーディになりました。
すごい!


あと逆境状態(前作の臨死状態)で、ファンブル(ゾロ目で失敗)したら、クリティカルに変更になったのも、今回は発生しませんでしたが、地味に面白いですね。


やっぱ遊んでみないと分からない(気づかない)ものですね。
スピーディでストレスがないシステム。
マスタリングがしやすく、シナリオが作りやすく。
ちょっとダークでオトナ向き?の世界観も相まって。
また遊んでみたいシステムになりました。

*1:とよく読まずにそう思っていた

*2:サンプルガロットの能力はビジュアル的に超人ではないのでそういう設定で

*3:GMに感謝感謝