鵺鏡異聞抄「欲に浸る」を遊んで

 『鵺鏡異聞抄』の明暮演目「欲に浸る」をオンラインで遊びました。
 参加者はGMはpunchlowさん。PLはARHMさんとakiyuki。
 Udonarium+Discordで2時間ぐらい。

セッション前

セッション


(生き汚く、他者から奪って、生きている自分の価値みたいな話を、若狭に問いかける構え)
命運1で天祐0からの3個失敗からのリカバリ(僕はなにもしていない)はほんとドラマチックでした。
なんか最後「助けて…母さん…」とかやってたし。*1


今回の明暮演目ルールは、R&Rで掲載されたのを読んだ時は、シーン数が少なくなってコンパクトになるのはいいけど、業をここまで簡略化して大丈夫かなと漠然と思っていたのですが。
実際遊んでみると、断然こっちのが好みでした。*2

マスタリングとか

 今回遊んだシナリオは、ルールブック掲載のリプレイと同じ(初出はR&Rリプレイ)、でも全然違う感じになるんだろうけど、はたしてどうなることやらと思っていたのですが。そうか!こういう風に遊ぶのかと体感できたセッションでした。


 もともと鵺鏡は、判定の結果が、PCの行動の結果と全く結びつかず、抽象的なセッション評価としか結びつかないという独特のシステムなのですが。Aマホみたいに成功度を積み重ねれば成功に近づくというわけでも、ストーリーが分岐するわけでもなく。


 PCの業(特技みたいなの)は、PCが何が出来るか、ではなくてPCがどのようにストーリーに絡んでいくかの設計図みたいなもので。ダイス取替は、登場人物が作用するための切欠をあたえるという構造?(と感じた


 セッションのストーリーも、1つのお題で1つのシチュエーションをみっちりやるぐらいの切り取り方で、お腹一杯遊べる感じでした。また機会を作って遊んでみたいと思いました。

*1:スターウォーズEP6イメージで

*2:キルデスで、かんたんキルデスやるみたいな。もうこれでいいじゃん的

D&D「魂を喰らう墓」第12回目を遊んで

ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオ「魂を喰らう墓」の第12回。
今回もオンラインセッション。5時間ぐらい。
キャンペーン内時間はざっくり23日目 オームに入って9日目ぐらい。

第5章:九神の墓所(第2層途中から2層制覇まで)

  • 追加スケルトンキー1本(現2本)
  • アメリカンすぎるギミック部屋多数

  • 九神を全部起こそうとしたら、1PC1神までとか。神パワーによるドラフト発生? 己が有用性を示せ!(
  • 1層毎にn神と思ったが、第2層目から違う(階層数予測が変わってくる?
  • このキャンペーン九神の墓所から始まってもいいんじゃないというボリューム感。

そして次回はレベル9!
未来の自分へ。呪文リストを見直すこと。

九神メモ

アイジン I'jin 混沌中立
アンク Unkh タツムリ 真中立
ウォンゴ Wongo 混沌悪 第1階層 ドナドナ×
オボラーカ Obo'laka 秩序中立 第1階層 チェルノボグ
クーバザン Kubazan フロギーモス 混沌善
ジャゴムビー Shagambi クァール? 中立善
ナングナング Nangna 中立悪 第2階層 ドナドナ
パパザートゥル Papazotl 鶴? 秩序悪 第2階層 トルアルド
モーア Moa 秩序善 第1階層 サイサリス

余談


この前アータスと別れたけど、ガイドはまだ連れてる?
よく考えるとそろそろ帰してあげてもいい、というかついてこないような気もします(

SW2.5「ヴァイスシティ」を遊んで#11

平日夜の神田でSW2.5のキャンペーンシナリオ「ヴァイスシティ」を遊ぶ会、第11回目。
前回は3/23。いろいろあって7/27に再開です。
キャンペーンも再開ですが、個人的にはオフセッションも本キャンペーンが最後だったので、オフも久々です。
(とはいえオンラインで遊んでいるので久々のTRPGという感じではないのですが)。

ヴァイスシティのマップは埋まり、パーソナルゴールとしての元主人を奴隷商から買い取り(自らの無実を証明し?)。あとは他PCのパーソナルゴールに付き合って、街を脱出するだけ。


GM「今回で最終回かなぁ」


終らなかった!
久々だったので、色々忘れていたり、大昔(実時間。ゲーム内時間では数週間)のネタを掘り起こしたり。


掘り起こして分かるのが、まだまだ未消化のネタがたくさんある!
今回、初めて、街の4大実力者の1人の名前が出てきたり。
「そういえば全然気にしていなかった…」


ホントこのサプリメントは、キャンペーンシナリオであると同時に、街の設定集で盛沢山。
全ての遊ばなくてもキャンペーンは終わるけど、フックを聞いてしまったからにはベールを暴いていくしかないじゃないですか。


そんなわけで。まだまだ終わりそうにありません。
とはいえキャンペーンとしては見えざる神の手のタイムリミットがあるみたいなので(PCもPLも知らない)、悪徳の街は永遠には続かない。


そしてつくづく思うのは。このサプリメントは書くのも大変だろうけど、大量の断片的な情報を拾って、セッションを立ち上げるGMは大変だなぁと頭が下がる思いです。自分的には1度キャンペーンをプレイして、やっとだいたい分かった。キャンペーンの流れが掴めたので(たぶん掴めていない)、これなら僕でもGMが出来るぐらいの自信がつきました(錯覚かもしれない)。

『トーキョー・ナイトメア』「探偵は眠らない」を遊んで

『トーキョー・ナイトメア』SSS第1弾「トーキョー・フェイト・ストーリー」よりシナリオ1「探偵は眠らない」を、TNMはじめてのはじめましてな方を交えつつ、オンラインで遊びました。


なお僕自身はこのシナリオを遊ぶのはPL2回目。前回はトーキー枠。今回はイヌ枠。
akiyuki3.hatenablog.com


でもこのシナリオは結構好きで。
TNM1の付属は、個人的には若干未来過ぎて。このシナリオぐらいの現実感の塩梅が好き。

あと



キャスト

”鬼柴”柴木ユーサク/カゼ●、カタナ、イヌ◎


楽しかった!

その他

『トーキョー・ナイトメア』「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を遊んで

『トーキョー・ナイトメア』SSS第4弾「ネヴァーマインド」よりシナリオ1「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」をオンラインで遊びました。


「ところでSmells Like Teen Spiritという曲は知ってる?」
www.youtube.com
この言葉を聞いた時?、「今日のセッションは長くなる。俺の占いは当たる」とか恐れおののきつつ、その通り久々の長時間セッションで7時間ぐらいかかったんですが、やっぱりがっつりTRPGセッションは楽しく。何故かオフラインセッションをやりたいなぁとか思ったりしました。

TNM3のシナリオ2「ショー・マスト・ゴー・オン」の続編的シナリオ。
前作は、駆け出しガールズバンドが新曲PVを撮影しようとしたところ、黒い陰謀に迫られるも、メンバーたちはさらなる結束を固めるという話。
akiyuki3.hatenablog.com
今回は、その時と同じプレイヤー、同じ参加者、同じキャストがオンラインに再集結。

  • 路上ゲリラライブからの、地方ドサ回りからの、凱旋という熱い展開をスマートに構築。
  • ランダムイベントチャートが緊張感を生み出す、波乱万丈のFS判定。
  • ロスト保護で安心。
  • 殺意を抱くほどではないけど、キッチリ殴りたいと思わせる、魅力的な悪役。
  • リリックは、力が入りまくりで、RLのハードルはあがりまくり(
  • ゲストも前回関係者が再出演(僕は忘れてた

改めてTNMの表現力に圧倒させられるセッションでした。
がっつり詰め込んでいるけど、吟遊ではなく、PCが活躍して、そして適度にゲームゲームしてるのです。
楽しかった! この完成度オススメです。


以下、ユドナリム関連メモ

ユドナリウムのルームパック

 今回、公式で提供されているユドナリウムルールパックを使用しました。
 便利です。ざっくりそのまま使ってお手軽セッションをしてもよし、どうしても気になるところがあれば自分で変える際の素材と割り切った素材と割り切ってもよし。スゴイ。

TIPSとか、個人的に気になったこと

山札を崩す

  • 最初に山札は崩した方がいい(「山札を右クリック」→「山札を崩す」
    • 山札を崩さない場合。「山札を右クリック」→「1枚引く」→自分の手札置き場に移動→「手札を右クリック」→「表にする or 自分だけ見る」
    • 山札を崩した場合、自分の手札置き場に移動→「手札を右クリック」→「表にする or 自分だけ見る」

ゲストコマ

  • RLはPLからコマを隠すために、一旦、コマを「個人インベントリ」か「墓場」に入れた方がいい?
  • でも画像アップロードをしようとすると、画像が見える。情報カードも見える。
  • どうしても気になる場合は、事前にPLがデータや画像を提出してもらい、RLがコマを作成する?
  • あとは信頼の絆で乗り切りましょう。
  • 個人的には後から追加するものは別ファイル(zip)で、ドラッグアンドドロップして追加していく方法のが好みですが、全データ1ファイルの手軽さも魅力的。
  • そんなに気になるならダミーデータを仕込む?(

情報カード

  • 山札を右クリックして、「枚数を非表示にする」と情報項目がいくつあるか分かりづらくなる。
  • 山札1枚目はめくらない。
  • RLは山札を右クリックして、「カード一覧」、必要なカードを「山札から出す」といい。
  • 情報カードは、オープンと非オープンをカードの地の色で判別できるようにするといい?
  • いずれにせよオープンと非オープンの定位置を決めた方がいい?

CS

  • 1キャラ1コマなので、インベントリのCSで管理することを想定している?
  • だとしたらマップ上部のCSカレント必要なくない?

アクトトレーラー

  • ついたてみたいになっていると、なんかGMスクリーンっぽく。RLが情報項目やゲストコマをついたての裏に隠して、PLは画面を回転しなければ見づらいようにするのも、RL操作を簡単にするひとつの手?

個人的に気になっていること

  • 導線を意識した方がいいんじゃないかと。山札は全参加者から等距離がよいかと。だから山札が画面の中心でよくない?
  • これは僕が個人的にユドナリウムを実卓の延長として考えていて、あまりデコラティブなことに興味がないからかも。

TNMとか全然関係ないけど気になっていること

  • 拳禅無双のルームパックの気合カードは、「表:ダイスロール後+3」「裏:ダイスロール後+3、または奥義コスト」とか書いてあったほうがよくなくなくない?

『ドラクルージュ』「真白き戦場に逢い見て」を遊んで

ラクルージュ持ち回りセッション会。オンセ。
7/7と7/14の分割プレイ。
第3回のDRは名掛さん。自作シナリオ。



『サングトラヴェリア』p.78掲載のストーリア「冬の国」の”冬の会戦”を題材にしたお話。
アヴァローム騎士たちは、年に1度やってくる冬の軍勢と戦をするという、妖精に近しいものたちに相応しい幻想的な設定。イイですね!

参加者

DR:名掛さん

 確固とした設定と、漏れ溢れるNPCへの愛。自分にはないピュアなゲーム愛が眩しい。そして卓修羅。

"さまよえる風"ラグエル/ストリガ・流浪/funeさん

 出だしはこれ大丈夫かなと心配になるぐらいに卑屈な異端が、他者に認められることによって、自身の足場を固め、最終的に羽ばたいていく。PC1請負PLのワザマエ。

"微笑卿"ソンレイル・エルトワルズ・フォン・アヴァローム/アヴァローム(一角獣)・遍歴(鳥翼)/akiyuki

月紅卿メレディエラ・A・ベイン・フォン・ドラク/ドラク(龍頭)領主(王冠)/nさん

幼女領主み三たび。意外とフットワークが軽い諸国漫遊キャラ。今回は最初から本名を名乗ったので謎の淑女ではなかった。長生きしているので、長生きしている人は大抵トモダチ。yeah(

セッション

  • 題材とNPCをしっかり決めれば、あとはシステムとキャラクターたちがセッションの幕引きまで引っ張ってくる感を使いこなしているシナリオ。
  • 【苦境】ルールは初めて使ったかも。
  • [行い]も嫌らしくて、(DRとしては)いい感じ。
  • こういうセッションをやる度に、ちゃんとストーリアを読み返したいと思いつつ、手付かずのまま次のセッションに突入する、いつものパターン。
  • 次回のことはさておき、まずは今回のセッションが楽しかったのならば、それでいいのだ!

その他

  • これはいつか自分がDRする機会があったらやりたい。
  • 幕間の絆変更は、表舞台で表現しきれないロールプレイの補完で、他者にストレートに意図が伝わりやすい部分なので、もうちょっと幅を広げてもいいんじゃないかと思っていたり。

(と、折角デザイナーが遊びやすく絞ったデザインを、素人が無計画拡大工事していく様

  • 存在点のバランスは難しく。今回クライマックスが、ボス30点越え+20点弱×2人が設定された時、自分としてはボスを倒したら、あとは上から目線で泣きを入れて、なんとか事なきを得ようとか姑息なことを考えていたのですが、がっつり削りきりましたね。驚き
  • 4ラウンドの初手番まで。システム的にはバランスもしっかり。
  • ただ個人的には、ドラクルージュは、ラウンド数を重ねても何か新しいことが出来るわけではなく、同じことの繰り返しになりがちなので、2ラウンドぐらいで終わってもいいんじゃないかなと思うけど、それだと常の幕や戦の幕と同じなので、システム的には3~4ラウンドが想定されているのかと勝手に邪推。

怪物誌

さらなるその他

  • 『ドラクルージュ』は異端が大量拡張されたことによって、常夜国で「騎士でも遊べる」TRPGぐらいになってきてるわけですが。いっそ「伝説級の民」みたいなので遊んでみたい気も。

『拳禅無双』「凶拳を止めよ!」を遊んで

新作の格闘アクションRPG『拳禅無双』を遊びました。
www.fear.co.jp

久々のSRS(スタンダードRPGシステム)新作ですよ!

  • 取り扱う流派はまずは?12種(空手、軍隊格闘術、ケンカ殺法、古武術、柔道、酔拳、螳螂拳、忍術、八極拳、プロレス、ボクシング、ムエタイ
  • サンプルキャラクターが多い。10種。
  • パーソナルデータは職業、経験、人脈。職業は関連ロールプレイで「気合い」get。経験で「パーソナルプライド」(目的)を決め。人脈でコネクションから自キャラを立てる。無駄がない。
  • パーソナリティーズが多い。20種。豊富なネタNPC。キャラで世界観を語る系。
  • PCは最大3人も割り切ってる感。PC格闘家5人とか熱量高杉だし。

オラ、ワクワクしてきたぞ。

ルームパック(公式サイト)

 今回突発でセッションを立てたんですが。コンセプトはあまり準備しない、でした(最初に宣言)。己の気持ちが赴くまま、凝ってたっぷり準備するセッションはもちろん楽しいのですが。いつしかそれが負担になり、セッションを立てるハードルが上がるのも本末転倒かと。なので、今回はルームパックを使って、とにかく省エネで楽しく。気軽なセッションを目指しました。
 ついでにルールも流し読みだぜぇぇぇ!(言いわけっぽく)。ま、SRSは昔取った杵柄。参加者もいつも遊んでいる面子だから大丈夫でしょという油断。

セッション


と書いてあればとも思ったりするも、そもそも上は僕の妄想でした。
それはさておき。とにかく楽しいセッションでした!

その他



MP全開ルールの記載が、「M」と「P」でページ別れしていて笑った(ゴメン。ミドル1ラウンド終了時まで見落としてた



エラッタ案件?

対戦ルール

 PCデータで1vs1するルールも掲載。
 つまり流派Aと流派Bはどちらが強いか? 論より証拠だ。闘(や)ろうぜ!的な流れ?