AR2E「グランフェルデン・フェスティバル」を遊んで

TRPG SNSコンで知りあった、TRPGほぼ初心者の方を交えて TRPGを遊ぶイベント。
いくつか僕が出来そうな、オススメのシステムを挙げて、その中から遊びたいシステムを選んでいただくという流れ。結果、プレイするシステムは『アリアンロッド』になりました。その方は未プレイ、ルールは所持とのこと。


シナリオはゲーマーズフィールド Vol18-3より「グランフェルデン・フェスティバル」。同誌に連載されている「アリアンロッドRPG 2Eで始めるRPG入門」にて、初心者GMと初心者プレイヤー3人で、「グランフェルデン・フェスティバル」をプレイするという流れになっていたので(実プレイは次回以降の掲載)、同じように遊べばきっとうまくはずだと考えた次第です。でもシナリオ制作が、殺意の高いダンジョン作成で著名な、関根博寿さん。大丈夫かな。いや大丈夫。GFを信じろ*1


参加者は以下の通り。

GM:akiyuki

盛り上がらなかったら FEARのせいにしようと思ってたGM。ふと気づくとAR2Eのプレイは久しぶり。

PC①:ミハエル:神官戦士:アンドーさん

街のパン屋に生まれたが、魔法魔王神官として目覚めた(という設定)の神官戦士。いい気マフラーが風にたなびく。FEARゲー近接不遇の洗礼を浴びた。

PC②:”つらぬく者”ユーリ:炎の賢者:しぃさん

英雄だった父のギルド「風の槍」を継いだ魔法使い。自分はギルドを立てなおすため金銭に細かい現実家のつもりが、周囲に毒され、闇の炎の使い手として成長してゆく。

PC③:ラビ:兎耳の射手:漆妖さん

月から降りてきた(と主張する)兎。月からの天啓を受けて正義を為す。国の金融緩和と増税について語りだすとヤバイ。過積載気味のネタをコースアウトせずに走り切るテクニック。カッコイイ*2

それからシナリオを進める上で、GMがPCに話しかけるようなキャラクターをおいた方が、僕がやりやすいかなと考えて、フィルボルシーフのキッド(エキストラ)を1名追加。PC3人プレイの時に減るエネミーと演出戦闘しつつ、シナリオギミックをNPCの口から語ってもらいました。PCが盛り上がればNPCが静かになり、そうでなければNPCがPCに問いかけるという。


シナリオの内容は、市販シナリオなので伏せつつ

  • ミドル。MPポーションの数にギラギラする。カツカツな雰囲気。ベテラン勢の思い切ったフェイト使用がいい流れを作った。
  • クライマックス。PCの溜めていたものが爆発。3ラウンドも戦闘したのに、エネミーがPCにダメージを与えられないという屈辱展開で終了

セッションを通してみると、歯ごたえを残しつつ、ちゃんとバランスが考えられているのかなぁ、と感じました。


シナリオの内容はシンプルで、やや戦闘が多めかな?という印象。
セッションの雰囲気としては、皆さんが思いついた妄言を拾いつつ、最後はそれっぽいギルドの成長ストーリーにまとまったんじゃないかな、とポジティブに思ったりしました。


そんなわけで。僕は楽しかったので、あとはプレイヤーさんが楽しんでくれれば幸いです。でもまー、他にもいろいろなシステムで遊んでみたいというご希望で、次は別のシステムで遊んでみようという話の流れになりましたので、まー、よかったよかったということで。答えは聞いていない。

*1:ゲッターっぽく

*2:ほんとり侮辱語風味

クトゥルフの呼び声FLUXXを遊んで

AR2Eセッション終了後、アンドーさんに持ってきていただいた『クトゥルフの呼び声FLUXX』を遊びました。


ベースとなったゲーム『FLUXX』は遊んだことがあったので、あれのアイテムをクトゥルフっぽく変更しただけかなと思っていたのですが、想定と異なり結構違ってました。まずカードの種類が増えてました。

  • ドローしたらすぐにプレイしないといけない「クリーパー」カード(クトゥルフとか、ヨグ=ソトースとか)
  • 他プレイヤーのターン時に割込む「サプライズ」カード
  • ゴール条件を敗北条件に上書きする「アンゴール」カード

等。1枚1枚のカードのルールテキスト量も増えていて、FLUXXよりもルールは重い印象です。でもゲーマー的にはこのぐらいの重さが面白いかも。


クトゥルフっぽさは、「クリーパー」や「アイテム」がクトゥルフ関連の用語になっているのと、ゴール条件とか。例えば

  • 「図書館」と「ネクロノミコン」を揃えたらゴール。おそらく知らずにいた方がいい真実を知ってしまったんだろうな
  • 「療養所」と「ペンギン療法:を揃えたらゴール。おそらく狂気に陥ったけど、なんとか病院で一命は取り留めたんだろうな

とか。でも別にそんなの知らず気にせずでプレイ可能というあたりもいい感じです。


プレイは、

  • 1戦目は、僕がゴール条件を書き変え→次の手番でゴール条件をマジカルドローしたアンドーさんの勝利
  • 2戦目は、アンゴールが成立した時点で、サプライズカード。カルト信者の僕の破滅的勝利

という結果でした。


このゲームは良いゲームですね! 僕が勝ったから。


えーと。ゲームデザイナーは「キース・ベイカー」。
あのエベロンのデザイナーと同姓同名?同一人物?
追記:生年月日が同じなので同一人物っぽい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Keith_Baker_(game_designer)
http://www.boardgamegeek.com/boardgamedesigner/3991/keith-baker