MISSION:Show Yourself

 『ガンドッグゼロ(GDZ)』を遊んできました。
 面子とかキャラは以下のURLにて。

セッションの全体的な印象とか

 初めてのGDZということで付属シナリオを遊ぼうとしたのですが。シナリオの旧版付属の同音異曲で、テクスチャーはちょっと違うけど、構造は一緒だったので、急遽旧版時代の自作シナリオを発掘してきました。で、ルールはあまり変わっていないらしいので大丈夫だろうと思っていたら、そもそも以前のルールを覚えていなかったというワナ。


 だもんで、グダグダしたところもありましたが、そこはシステムの高いポテンシャルと、ポジティブな参加者の協力によって、存分に GDZを楽しむことが出来ました!

オープニングとか、ハンドアウトとか

 GDZにはハンドアウトのルールはないのですが。個人的な好みで今回予告とPC毎のハンドアウトを書いてみました。こんな感じ


 そのハンドアウトに基づいて出てきたPCをみて、GDZの間口の広さというか、お互いのGDZ性の違いに驚愕しましたw。
 驚愕しつつも、かろうじてPLがシナリオイメージと刷り合わせてくれているのを感じて、やはりハンドアウトの機能は重要だなぁとか実感しました。ちなみに僕のイメージでは、海外ドラマとか小説のイメージだったのですが。。。


 と、同時にどうも今回のハンドアウトの書き方だとしっくりこないなぁとか思ったりもしました。基本的にチームプレイゲームなので、個別にするとスタート時の状況が見えづらいというか。
 まぁ、今回は仕事はチームで請けているけど、オープニングは個別という、脳内妄想に基づいたものにしえしまったので、わかりづらさに拍車をかけたかなぁとか。


 オープニングは2→4→3→1の順で時系列に流れていって、オープニングが終わった時には、もう事件は動いていて、シナリオのキーパーソンとも出会っているという作りにしたら、スピーディでかっこいいかなーとか思ったのですが、実際遊んでみたらちょっと分かりづらかった感じでした。


 そこらへんは『メタルヘッドエクストリーム(MHE)』のように、カンパニー(チーム)ハンドアウト+個別オープニングというスタイルが、GDZにはふさわしいのかなと思ったりしました。とはいえ、まだ MHE のシナリオをよく読んでもいないし、遊んでもいないので、そこらへんはきっちりと読み込んでみようと思います。

情報収集とか

 今回は内輪向けにちょっと情報項目は多めにしてみました。
 シェイプアップしてあと3つ減らした方がポピュラーかなぁ。

ミドルの展開とか

 イベントの発生させ方と、情報収集の開き方の連動をミスってしまって、展開がスムーズでなかたり、事件の真相が予想より早めに判明してしまったのは残念でしたが、用意したパーツと流れ自体はそれほど悪くないかなーとか個人的には思っています。
 見せ方はいまひとつでしたが。

TRSとか

 僕は旧版のころから、TRSを作るのが大好きです。今回も楽しんで作りました。
 僕が TRS を使うときに気をつけているのは、

  • いろいろ理由をこじつけて、なるべく様々なスキルを用いること
  • いろいろ理由をこじつけて、なるべく様々なPCがTRSに参加できること
  • ただの通常判定の積み重ねでは難しい動きを、スピーディかつ強引に再現するために用いること
  • TRSが失敗してもシナリオが進行するようにすること(Good or Badはさておき)
  • ただダイスロールをするのではなく、少なくともレンジ毎に演出を入れること

 あたりを念頭に置いています。
 今回は念願のカウンタースナイプTRSを含め、2つのTRSを満喫できたので満足でした。

チェイスとか

 以前からやりたかったシチュエーションのひとつに、街中での追いかけっこ(大通りで人ごみを避けながら走る、雑居ビルの屋上をジャンプして渡る、なぜか食肉工場の冷蔵倉庫をダッシュするとか)というのがありまして。よく洋画とかであるじゃないですか。そんなシーンをゼネラルマップを使って試みてみました。こんな感じ。
 まー、やりたいことはそれなりに再現できたので満足満足。

戦闘とか

 ポイントマップ2枚を使っての戦闘。
 地下駐車場はマップを見たときからなんとかして使いたかったのと、あとは普通のビルマップを空調、電源、貯水槽やボイラー室がある地下階に見立ててみました。とりあえず1回制圧射撃を使ってみたかったので、それが出来たので満足です。
 あとボスにはクラスアーツをつけた方が緊張感があっていいですよね。


 戦闘はファンブルによる味方誤射がクリーンヒットしたこともあり PC1名死亡。スナイパーを含めてPC4名のつもりだったので、バランス的にはややキツめだったというのも一因かも。でも確かにシナリオの状況的にスナイパーは別行動をとるよなぁとか、あとから思いつつも、スナイパーは現代のネットライナーか操兵乗りかと思えるぐらいに単独行動になりがちなのかなぁと改めて思いました。

ゼロっぽさとか

 旧版とは違うぜというのを表現するために、急遽ゼネラルマップと制圧射撃を使ってみたのですが、いかがでしたでしょうか?

報酬とか

 付属シナリオを報酬額の参考にしようと思ったら、GDZ付属には報酬が書かれていない!ような気がします。見落としかな。
 結局、旧版付属の倍ぐらいにしてみて、3日弱で$2000にしてみたけど、ちょっと安かったかもしれないかも。
 たぶんルールブックを熟読すればどこかに目安が書かれているに違いないw

システムの印象とか

 つれづれと

  • プレイ感覚は旧版と変わらず。適度な重さで、銃撃戦が楽しめるナイスなシステム。
  • スカウトは強力なアーツを他クラスに取られちゃったなぁ。
  • グラップラーは1攻撃で1殺出来ないと大ピンチなので、ファンブルしなければ成功するとか、振りなおし系のバックアップが必須?
  • 個人的に余暇行動のルールが好みなので、基本ルールに入ったのはうれしい
  • 信念、ミッションローは今回初めて使ってみたのですが、あんまりうまく運用できず。正直うまい使い方がイメージ出来ないので、ここらへんはリプレイに期待。


 と。総じてとても楽しかったです。また遊びたいものです。