サンプルキャラクター

D&Dthのセッション準備についてツラツラと考えていたら、サンプルキャラクターについて考えが流れていきました。
これが特級ドリーマーの力かw
で、考えたのが。


「サンプルキャラクターをそのまま使うのは、便利でもあり、何か物足りなくもありませんか?」ということ。


とはいえ。別に何時でも自作したいというわけでもなく。準備期間の短い、単発セッションではむしろ積極的にサンプルを使いたい。でもコネクションとか、奥義とか、背景とか*1、何か一味加えるだけで自分だけのキャラクターを作ったという実感が得られて、満足するのになぁという話。


さらに。別にフリーダムに設定を加えたいというわけでもなく。データに結びついていてほしいという願望。設定とデータが結び付けられるなら、それに越したことはないし、その方向にシステムはデザインされるようになってきたわけですから、わざわざ別々に考える必要はないんじゃないというスタンス。*2 *3 *4


で。D&D4thでユニークとなりうるデータを考えてみるに。「背景」と「副次クエスト」がしっくりくるのではないかと。*5 *6

背景

PHB2 p.178のルール。
サンプルデータにあとづけするデータとしては、判定に+2ボーナスにするのが無難かな。
例えばこんな感じ。

ROC 背景 内容 効果
1 砂漠 砂だらけの砂漠や岩がちな荒野など乾燥した荒野で育った 〈持久力〉または〈自然〉+2
2 山岳 山岳地帯に冷厳とそびえたつ高峰の狭間で育った 〈運動〉または〈地下探検〉+2
6 貧困 安定した収入が得られない環境で育った 〈運動〉または〈地下探検〉+2
10 異種族育ち 自分とは異なる種族のもと育った その異種族がボーナスを得る技能1つ
20 犯罪者 法秩序に逆らった生活をしていた 〈隠密〉または〈盗賊〉+2

副次クエスト

「副次クエストは個人的なものである可能性が高い(DMG p.122)」ので、パーソナルクエストというか、冒険に臨む目的として組み込むとユニーク性が上がるかなと。
例えばこんな感じ。

ROC 副次クエスト 内容
1 利益 金銀財宝を求めている
2 正義 人を救う
3 闘争 強いヤツに会いにいく
4 使命 重大な務めを与えられる
5 探索 何かを探している
6 呪い 呪いの解こうとしてる
20 復讐 復讐を果たそうとしている

たった2つだけど、自分のキャラクターを作った気になったりしないかなぁと。
また2つのデータを発表するだけで、キャラ設定を参加者間で共有出来たような気になれませんか?


と。ここまで書いてみて。背景はともかく。副次クエストは経験点計算をしないと意味があまり意味がないことに気づきました。
そして自分自身は単発セッションでは経験点計算をしていなかったり。あれー?(つづく)

*1:SW2.0にもあるよ!

*2:そう考えるとトラベラーは凄かったんだなぁ

*3:さらにサイバーパンク2.0.2.0のライフパスなんて、直接今日のシステム進化の源流にあったことに今更ながらにして思ったり

*4:データがユニークである方が愛着を持てると考えるけど、そもそもウォーゲームのユニットに愛着を持って、それがTRPGに進化したと言われる時代には、ユニットにデータのユニーク性はなかったわけで。それは繰り返し使われたことによって、ユニットのデータ以外の情報(思い出とか)も含めた愛着だったのかなぁ

*5:クラスと種族は、サンプルデータの根幹で、選択肢ではあるけど、ユニークにはならない

*6:名前や設定はデータに結びつかない