タッチパネルディスプレイを用いたセッション


タッチパネルディスプレイを用いて、リアルでどどんとふを使ってみるセッション。


チャレンジした理由は3つあります。
1つ、かっこよさそう。
2つ、なんか面白そう。
そして3つ、そこには夢がある!

…まぁ。ついカッとなってやった。でも反省はしていない


そもそも。D&DのDM準備をする上で、手間がかかるのがマップとフィギュア(コマ)です。
シナリオを拾ってきても、自作しても、これだけはラクにならなりません。


フィギュアはD&Dミニチュアを集めればいいじゃーんと思われるかもしれません。が、それなりに持っています。さすがに4ケタはないかなーというぐらい。でもイメージと合うフィギュアを毎回準備するのは無理です。ならば別のフィギュアで代用すればとも考えたのですが。代用フィギュアのモンスターと、実データのモンスターを脳内変換する負荷は意外と高く。また同じモンスターが複数体出てきた場合の通番管理はさらに大変です。結局のところ、毎回それっぽいペーパーカウンターを作ることに落ち着きました。ちなみに自作ペーパーカウンターはかなり便利です。イメージ、通番管理ともに非の打ちどころがありません。問題は作るのに時間がかかることだけ。手間自体はたいしたことがなく、録画したTVでも見ながら、ダラダラと作る作業は個人的に苦ではないのですが、録画したTVを観る時間がないと、この作戦は使えませんw


さらに作成がたいへんなのがマップです。縮尺をあわせて、複数枚の印刷したマップを繋ぎ合わせて。そのあげくそのマップがセッションで使われなかったとしたら!*1


で、考えたのがマップとフィギュアをデジタルにすれば、少なくともDMの準備が格段にラクになるはずだ!というアイデア。おそらくセッションのリソース管理を全てデジタルにすると逆に煩雑になると思ったので、基本マップとフィギュアだけ。あとイニシアティブ管理ぐらいに留めておこうと考えました。なんでもデジタルでやろうとすると一見便利そうで、実際そうでもないかもしれないので、とりあえずポイントを絞って最低限の導入を試みました。だからダイスはリアルで振りますw


構成は

以上。シンプルにこれだけ!


その実践結果。
マップとフィギュアとしては、なんとか実用に耐えうる印象でした。ディスプレイ上のマップのコマをタッチして動かすという操作方法は直感的でした。操作性も、複数人が同時にコマを操作したり、ずっとフォーカスがブラウザにあれば*3、許容範囲内という印象でした。逆にマップとコマのセッティング(ロード)や、マップマスクによる効果範囲の明確化では、デジタルに優位性を感じさせるほどでした。


そして圧巻は。今回セッションの展開でDMが想定していなかった展開で 4マップをほどショートカットされたのですが、そのマップをまだ準備していませんでした。そこでD&D Insiderで落しておいたマップをその場で加工して、即座にアップロードして展開という荒技を試みましたが、休憩と雑談で間を持たせつつ、10分程度でセッティングできたのは、デジタルならではのスピード感で快感でした。*4


というわけで。改善点、問題点はあるものの、再度試してみてもいいかなと思えるクオリティでした。


そしてここ数年、携帯やiPadを持ってプレイするスタイルをちらほらと見かけられるように、タッチモニタ式のセッションもニッチに普及するんじゃないかなーと願望も込めて考えたりしました。さらに携帯端末でキャラデータを管理して、ダイスロールボタンを押下すると、卓上のメインモニタに結果が表示される!とかゆーゲームライフを夢ではないと思ったりするわけです。


未来は今!

*1:実際、今回のセッションでは4マップをショートカットされた

*2:Dell ST2220T

*3:今回はマシン構成をマルチモニタにして、DMとPCがフォーカスをとりあっていたのは失敗でした。素直にマップ用マシンとDM用マシンを用意すればこの問題は解決するかと

*4:もし紙マップだったら、「ごめんなー、そのマップを用意してないんだー。時間かかるからその展開は勘弁してやー」と言っていたに違いないです。