でたとこサーガ 竜帝国年代記『竜の帝国』を遊んで
これがやりたくてやれたセッション。
『でたとこサーガ』には感動した。特にラストシーンでPCが親指を立てながら
溶鉱炉火口に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。
デデデッデデンデン(感無量なドヤ顔で
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『でたとこサーガ』は前々からやりたいと思っていた(というか言っていた)システムでした。
今回 punchlowさんに声を掛けていただき、オンセで初プレイの機会を得ました。
システムは、参加者がセッション中にブレインストーミングをしながら物語を作っていくシナリオクラフト系?ナラティブ系?
- ルールは簡単。だけどゲーム性が低いわけではない。
- セッションはシステムの流れで脱線することなく進行する。
- 判定失敗しても進行は止まらない。
- ダイスによるランダムで一喜一憂出来る。
- あまり事前準備が必要なく、セッション内の瞬発力やリアクションで遊べる。
ここ数年気になっている要素を全て含んでいます。これは楽しくならないわけがない的で期待大だったのです。*1
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今回の参加者は以下の通り。
参加者
タウゼント(戦士/メカ/負け犬):akiyuki
人類が敗北した未来の暗黒竜帝国から、過去を改変して人々を救うために、歴史改変分岐点に出現する機械生命体。パルさんが暗黒竜討伐に失敗した未来から警告と神託を携えてオレ参上。
パルさん(魔法使い/魔法使い/神話の住人):アンドーさん
かつての弟子にして今回のラスボス暗黒竜に裏切られ、力を奪われた魔法使い。悪い電撃使いのテクスチャーだが、セッション終了後に建国される国の初代皇帝になることが運命づけられている*2。
七つの骸(モンスター/ザコ/裏の住人):いがさん
「最強の刺客」と呼ばれる暗殺者。得物にこだらわずどのような武器も使いこなす。人里離れた山奥で仙人のように(暗殺を嗜みながら)暮らしていた。伝説の「竜殺しの剣」の使い手として、パルさんに雇われ、竜討伐に旅立つ。
その他NPCメモ
暗黒竜(魔王/ドラゴン):ラスボス
トカゲ王やリザードマンを従えて、未来で暗黒竜帝国を作り、人類を迫害していたドラゴン。今回「竜殺しの剣」でトドメを刺されたかに見えたが、体から出た黒い影(残留思念的な?)がいずこかへ逃げていった。おそらく2話のNPCに憑依。
大賢者
「竜殺しの剣」を探す我々の行く先を示す。かつてパルさんと争った光の騎士。小柄な体で素早く動く回る戦いぶりは SW ep2で描かれている。
剣の女神(お姫様/神聖):中ボス
「竜殺しの剣」の本体。自らの使い手としてふさわしいかを力で示させた。銘はアミダラ。
ガーディアン(戦士/神聖):ノーマル
剣の女神を守る戦士。タウゼントの必殺技を喰らって一撃で倒れた持ち上げ上手。
トカゲ王(魔王/戦士):ノーマル
暗黒竜につき従うトカゲ。戦士殺しの技を持ち、タウゼントと死闘を演じた。
リザードマン(ドラゴン/戦士)×4:モブ
PCに見せ場をつくってくれる気のいいやつら。
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今回3話キャンペーンの第1回目。
本システムではシナリオ前に、シナリオデータとして
- サイクル数:(いわゆるミドルの長さ、行動回数)
- ラスボスを含めたシナリオに出てくる敵データ全て
が開示されます。そこからラスボスを倒すと物語を作っていきます。
このシステムでキャンペーンを遊ぶとしたら、毎回(もしくは最初に3回分)のシナリオデータを開示するという方法が普通の遊び方だと思います。
それが今回まずGMから大まかな流れとしてはこんな感じの展開で遊びたいという提示があって。www.evernote.com
www.evernote.com
プレイヤーは、それに合わせたり合わせなかったりしつつ、キャラクターを作ったり、セッションを進行させていくという流れ。
そもすれば毎回どっちに進むかも、ちゃんと特定のセッション回数で落としどころを迎えるかも制御しづらいこのシステムで、キャンペーンの方向性を保ちつつ、暴れ馬に手綱をつける興味深い手法だと思いました。*3
そのうえで1回目のセッション内での出来事を2話目以降で拾うという、素晴らしいスタンスです。
楽しかったなー!!!
次回は、第1話から数百年後が舞台。
思いつきオープニングをメモ書き。
- 暗黒竜に支配された時間軸αから、暗黒竜が倒された時間軸βが新しく分岐した。
- 火口に沈んで機能停止していたタウゼントは、火山の爆発により外に出され、拾われる。そこは時間軸βの未来だった!
- 時間軸βの未来では、第2話のラスボスが勝利して、やはり人類は暗黒に支配されていた。
- 科学者はタウゼントを修理し、タウゼントのアカシックレコードシステムに、時間軸αの記録と、建国(第1話)が刻まれていること、そして過去に遡る機構が備わっていることを知る。
- そこで科学者は、時間軸βの歴史改変分岐点(第2話シナリオ)に送り込む。人類の最後の希望を託して。