ドラクルージュ「願いの行く末」を遊んで

本厚木のTRPGセッション会にて、『常夜国騎士譚RPGドラクルージュ』のDR(いわゆるGM)を遊んできました。
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シナリオは自作。
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紅の月の下に集いし騎士たち(参加者)

 キャラクターを作るだけでなんかカッコよく。

”花影卿”ブラウモンド・アードラー・フォン・ローゼンブルク/@roman5703さん*1

  • 血統:ローゼンブルク(家門:薔薇)。
  • 道:空駆(象徴:鷲獅子)
  • 逸話:堕落者を討ち取ったり

 グリフォンの相棒シュトルムとともに空駆ける騎士。その優美さは剣戟で飛び散る火花すら薔薇と化す。

”氷結卿”イネス・ロッター・フォン・ヘルズガルド/@sk74792826さん

  • 血統:ヘルズガルド(家門:鉄格子)。
  • 道:近衛(象徴:百合)
  • 逸話:我が身顧みず主を守らん

 紅き髪と眼をした仮面の騎士*2。その冷血なる仮面の下には己の道を見出さんとする情熱の炎が燃えていた。*3

”波濤卿”ガラテア・エアレンディル・フォン・アヴァローム/@Yuu_Kagawaさん

  • 血統:アヴァローム(家門:一角獣)。
  • 道:船長(象徴:大海蛇)
  • 逸話:真なる自由を楽しみてあり

 自由を愛する微睡の船長。その船、アッサンブラージュ号は風と共に草原を駆け抜ける。呪われし出自の予言を否定せんがため妖精郷を目指す。

セッション

 そしてシステム通りに遊ぶだけでなんかカッコよく。


 「《我ら雷となりて》で攻撃。そして《一幅が絵画の如く》」とか
 「《我が名を知れ》からの《いざ開け地獄の門》」とか
 「《遥けき彼方の物語》からの《遠く近き妖精郷》で語る」とか、


 [行い](特殊能力)を宣言して、その演出をつなげていったり、なるべく感情(ルージュ/ノワール)のデータ的な推移を、丁寧に聞きながらセッションを進めたりするだけで、今この瞬間に何か物語らしきものが生まれていく思える感触。錯覚だとしてもそれでいい。楽しいから。



 シナリオは、身体が結晶化するヒロインを癒すために妖精郷に向かう、というだけの話。
 結末も、解決策はよく考えるとすぐそばにあって、わざわざ妖精郷まで行かなくたってよかったんじゃない?という、幸せの青い鳥(今回は薔薇か)的なシロモノ。でも妖精郷まで行ったのは無駄なんかじゃなくて、その結末に至るためには、この短い旅が必要だったんだよという物語。


 そんなざっくりとしてスカスカな物語を、プレイヤーがみっちりと埋めてくれて、楽しいセッションになりました。
 DRするのは初めてだったのですが、やってよかったと思った1日でした。*4


 そしてまた『ドラクルージュ』を遊んでみたいと思いました。
 ドラクルージュはいいところだ!みんな、早くこっちにこいよー!*5

余談

*1:10年ぶりぐらいに同卓。「10年ぶりぐらいですね」と声を掛けられて、数瞬で認識成功した時の喜びで、僕は脳内マリオジャンプしてたw

*2:主アレハンドロに正体を知られぬように仮面をつけていた

*3:イネスの、二つ名を”奔放卿”道を遍歴(炎)に変える結末はとても素敵でした

*4:それはそれとして。コンベンションGMの卓紹介や感想を発表するのは難しいなーと改めて感じました。普段やらないからなー

*5:個人的には、データにシナジーがあって「強い」よりは、イメージ先行で「カッコいい」演出が生まれやすい方が重要で、そのうえで「強くて」「カッコイイ」となおいいねぐらいの優先度なので、そこらへんの塩梅が好みです。が、もちろん別の遊び方もあると思います