【深淵】落雷

2度目。今回は付属シナリオの「落雷」を遊んできました。
面子は以下の通り。

GM:あずまさん

自称朱鷺田信者。知り合ってから、ほとんどD&Dでしか遊んだことないけどNE!
とはいえ接触感染した後に、自分なりに昇華したマスタリングスタイルはとても参考になりました。
もちろんセッションも楽しかったです。


have a nap:深淵第二版セッション080302

アーデン:歩兵:いわなみうしおさん

亡き友(?)に呼ばれて旅に出た歩兵。
嬉々として連節棍を振り回していたのが印象的。PC間戦闘で。

マニゴルド:翼人の魔道師:漆妖さん

解放への躊躇がなかった魔道師。
解放した後に殺してもらうつもりだったらしいけど、いろいろあって勝ち逃げ。

カード:弓兵:TAKAさん

唯一積極的に解放を阻止しようとした弓兵。
一縷の望みを盗賊に託したが、2ターン目にチャンスが回ってくる前に連節棍により撲殺される。

ロレンゾ:盗賊:akiyuki

どちらにつくか最期まで悩んでいた盗賊
己が為そうとしていることに恐怖して、途中で転向するという展開を考えていたのですが。タイミングを逸する。

セッションの内容は。
解放ルート。PC間戦闘。1名死亡。
有名なシナリオなので、知っている人はこれだけで「あー、そーゆー展開ね」みたいなのが分かるかと。
周知でも遊べる面白いシナリオだと思います。


ただ最初に深淵が知らない人同士で始めるには(つまり付属シナリオとしては)ハンドリングは容易とは言い難く、またシナリオ記述も容易ではない部分が充分にフォローされているのは言い難いものがあります。ですので深淵を「知っている人」にGMをやってもらうと楽しく遊べると思います。


余談ですが。

  • 最初は「構造型」を薦めますと書いてありながら、付属シナリオは2本とも「渦型」だったり*1
  • 「落雷」で唯一「戦車」のテンプレートが禁止と書きながら、「戦車」が参加した際の対応についてのパラグラフがあったり(他のテンプレート毎の対応についての記述はほとんどない)
  • 付属は2本とも「戦車」禁止だったり(どっちか1本は遊べないならテンプレートに入れるべきじゃないと思う)

のあたりは、デザイナーはどこまでツンデレなんだ!とか思いました。


セッションの方は、リプレイを読んでこんな感じかなぁとイメージしていた通りの夢歩きが、実運用されていくのは快感でした。またシナリオは1本道でシンプルでよく、あとは勝手にPLが肉付けしていく、シナリオクラフトのような*2印象を受けました。


あと今回のマスタリングで特にいいなと思ったのが

  • 語り部をPLが読むところ
  • 「意図」を聞くところ

でした。

具体的にはこんな感じ。

1. (PL)夢歩き判定を行う。
2. (PL)夢歩きに使用した運命を読み上げる。
 とりあえずPLに喋るキッカケを与えるという意味でもいいと思います。
3. (PL)もしGMが必要とおもう場合は、その運命を選んだ意図をPLに聞く。
 GMのイメージが沸かなかったり*3、もしくはPLの意図とのズレを生じさせないために、ぶっちゃけて聞くのはとてもいいテクニックだと思いました。
4. (GM)夢歩きのイメージを演出する。
 PLの妄想を取り入れつつ、GMが持っていきたい展開にそっと誘導する。
 さらっと書いたけどこれが一番難しく。『深淵』をマスタリングする際の肝ですね。
5. (GM)最期に再度運命を読み上げて、シーンを終了する。
 なんとなく叙情的なシーンをやった気分になれるw

おー、これは!と感嘆しました。
なんか僕でもGMが出来るんじゃないかとと思うぐらい。錯覚かもしれないけど。


それから面白かったのが。夢歩きにPCだけではなく、PLの思いが表れやすいところでしょうか。
今回遊んだPLが長年の友人ばかりということもあったのかもしれませんが。
夢歩きで選択したカードとその意図を聞くと、PCではなく、そのPLっぽいよなぁというのが如実に表れる感じがして面白かったです。


ルールブックに書かれている、テンプレートは「魂にあうと思うものを選べ」というテキストは、正直イタい気もしますが、その意図はここらへんにあるのかなぁとか思いました。


そんなわけで。決して遊びやすく、万人に薦めやすいシステムではありませんが。遊び方が見えてくると面白いシステムでした。
この「遊び方が見えてくる」というのがポイントで、そこらへんがプレイエイドとしてルールブックなりにかかれていれば、もっとよかったのにと思いました。もしくは今後サポート記事でフォローされればなぁと思います。
ほら。折角10年もの歴史があるのですから、なんかプレイテクニックやノウハウがあると思うんですよ。もちろんGMによってアプローチが違うとは思うので、それらを全てルールとして取り込むわけにはいかないとは思います。しかし少なくとも「この時点で、キャラクターは弓につがえられた矢のような存在です。間もなく発生する暴風に備えてください。」とかはあまりにエモーショナルすぎて、シナリオの記述としてはよく分からないわけです。もちろんなんとなくイメージが出来そうな気もしますし(そして十人十色のイメージがw)、なんとかセッションも出来ると思いますし、そして困ったことに実際にセッションを行うと理解しやすくなる記述なのだと思います。しかしそれは僕が1ユーザとしてシナリオ記述に求めているものとは違うかなぁ。セッションをスムーズに展開させる方法や、うまくいかなかった場合の対処方法、もしくはシナリオかNPCの意図みたいなものを求めているわけです。理想的には。


とはいえ。とにかくセッションが楽しかったで、もりもりともう1本の付属シナリオを遊んでみようと思います。

*1:次のR&Rに「構造型」シナリオが掲載されるらしい

*2:いや深淵のが先だけど

*3:そーゆー時だってあるやね

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