血の結束

ここ数年間に僕のスケジュール表には新たな項目が増えました。

それは「血の結束」。
いや、ネーミングはどうでもいいんだけど、要は家族関係の用事のことです。

つい最近まで、家族の行事というものに全く無頓着だった家で育ったもので、家族が集まるというイベントは去年祖父が亡くなるまで一切記憶にないぐらいです。法事とかもなし、正月の挨拶とかもなし、家族で食事にいくとかもなし、誕生日とかも特になし。別に仲が悪いわけではないと思うのですが、気が向いた時に実家へばらばらと顔を出す感じ。

そんな感じで育ったものですから、新しい家族が増えてからはある意味カルチャーギャップでした。ってゆうか普通はこーゆーものなのかと。法事とか、正月の挨拶とか、食事とか。誕生日・祝日とか。しかも、そーなると一方の家だけというわけではいかず、我が家の方でもバランスを取るように(いくぶんぎこちなく)イベントが増えたりして。

正直、面倒くさくないといえば嘘になりますが、でもまぁ新しい世界が垣間見えるというか、これがオトナになるということなんだろうなぁと、泣く泣くスケジュール表の最大優先事項(ゲームよりも!)として記する今日この頃です。

そんな中でもちょっと楽しみにしているのは、美味しいものを食べる機会が増えること。今回も小島屋さんという鰻屋に行ったのですが、これがもうまくてうまくて。相方は鰻はここのしか食べたくないとベタ褒めする理由を体感してきました。とはいえ、僕は鰻食べる時に、鯉のアライを食べるのがセットらしいことをを初めて知ったぐらいで、普段コンビニ、ファミレスで何ら不自由を感じない食生活を送っている身としては、何処に行っても美味しく感じるのかもしれませんが。

そして最後は、何処へ行っても頼まれやすい、ちょっとパソコン見てくれないか?で、実家で設定とかレクチャーとか便利屋をして締め。これがあるとなんとなく役に立つ感をお手軽にアピールできていい感じ? 任務完了の達成感で腹も心も満たして帰路についたのでした。