ランナーと企業の関係

大昔にランナーと企業について関連ソースを漁ったことがあるので、それについて少し。

『Corporate Shadowfiles』(2版未訳)

企業のレーティングを算出するルールと、ビッグ8のレーティングが掲載されています。
例えば Computer Engineering アレス:6、フチ:11とか、Security:Magic アズテク:9、レンラク:6とか。
このルールで面白いのが、Shadowrun Effect Tableというのがあって、ランのできばえによってメガコーポ全体の 1%ぐらいの影響を与える可能性があることです。ランによって生じる変化は予想以上に大きいようです*1

『Corporate Download』(3版未訳)

ビッグ10の各コーポがランナーを雇う時の特徴等が掲載されています。

  • (親密な関係になったら)アレスは報酬の120%価格分の軍用装備を提供してもよいとか。
  • (この当時新興企業の)ノバテクは、腕利きを集めてコネを持つために報酬が通常レートより高く、ビズを続ければ25%UPまではいくとか。
  • ミツハマはヤクザが推薦するランナーを使う傾向とか。
  • アズテクは全体ランナーを直接雇わない。間接企業を挟むとか*2

個人的な印象では、この当時メガ困っているレンラク以外は、わりとランナーと長期の関係を結ぼうとしている感じです。興味がある方はまだamazonとかでも手に入るので是非。


あとミスター・ジョンソンについての記述もあって。
スタージョンソンには2種類(アマチュア、プロフェッショナル)がある。

  • アマチュア:普通の企業重役が特定の目的で行なうもの。ランナーの前には出てこない。
  • プロフェッショナル:ランナーを使う仕事をしている。影の世界とのコネクションを、自分が上にあがるためのキーと考えて、重要視する。

なとどあります。


つまりミスタージョンソンが姿を現さなかったり、見たことも聞いたこと新顔だったりしたら、このビズはやばい!とPLは覚悟を決め、PCとしてはやばいと思いつつもなんか依頼を受ける理由を考えたロールプレイをするといいのかもしれませんw(そーゆーシナリオの可能性が高いから)。


その他、僕は『Mr. Johnson's Little Black Book』は持っていないのですが、もしかしたらここらへんに記述があるのかもしれませんね(願望)。

*1:別にドンパチで直接的に変わるわけじゃないでしょうけど

*2:となると逆に言うと他の企業は結構直結ということになるのかも。まぁ関係者は少ない方が機密は守られやすいということ?