「存在しないはずの人間(deniable asset)」の個人的なイメージ
有事の際に*1、ウチは関係ありませんよよと否定できる人材。
スパイ大作戦の「例によって君たちのメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」みたいな(古いか)。
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そもそもプロフェッショナル*2を使い捨てにしようという発想は、
- 実生活で人材ひくてあまたなのか
- もしくは人を使ったことがないのか
- それとも使い捨てられたのか
正直理解に苦しみます。
よーはミスター・ジョンソンってミッションに対するプロジェクト・マネージャーみたいなものでしょ?と思う身としては、なんかしっくりきません。
手札となるプロに継続的に能力を発揮してもらう=責任者がラクになる(実績に繋がる)だと思うんですが。。。
少なくとも毎回知らないやつ(自分のところで実績がないやつ)を使うのはリスキーだから避けたいなぁ。
出来るヒトは、多少ムダ仕事作ってでもキープしておきたいものじゃない?
それに資産的にPC級の装備を持っているヒトがゴロゴロいるとは思えないですよね。
しかも大抵のPCは稼いだお金を、生活費(より上のライフスタイル)よりも新たな装備につぎ込む、とてもストイックなヒトですよw
そんなわけで影の世界のビジネスにも win-win関係で何が悪いとか思ったりするのです。
(企業戦争がなくらない程度にw)
まー、あんまりリアルリアリティっぽく考え出すとグダグダするんですが。
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もしくはセッションとして、裏切った方が盛り上がる?という発想なのかなぁ?*3。
でも既にもうサプライズとして扱うには手垢がつきすぎている感がありますよね。
そもそも裏切りは PLに対してのサプライズとしてはスマートじゃないと思うんですよね。
裏切りがテーマの場合は、PLが知っていて(察していて)、それを楽しむぐらいのスタンスじゃないと、少なくとも僕はPLを納得させてうまくセッションを回す自信がありません。
裏切られるかもそうでないかもという緊張感が欲しいのかなぁ?
でもセッションハンドリング的に時間配分厳しい気がします*4。
ぶっちゃけ『シャドウラン』における「裏切り」は、最初はお使いだけど、途中から当事者性を発生させて、PLに物語の主導権をあたえるためのただのギミックだと思うのですよね。
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あと背景世界の変遷(p.33〜35あたり)を読んでいて懐かしくなったのですが。
- 『ユーフォーリア女王事件』
- フチ崩壊のキッカケとなった企業買収
- レンラク・アーコロジークラッシュ
- ダンケルザーン大統領選
とかシナリオやシナリオフレームワークとして提供された事件だったりして、つまり事件の影にはランナー(それもPC!)がいたりするわけです。他にもたくさんあると思います。僕も全部を追っかけているわけではないので)
日本語版ベースのヒト*5は、そこらへんの情報を知らないと思うので、コンビニ襲うとかだけじゃなく*6、スケールがデカイ話に絡んだりして、ただのお使い野郎じゃない(時もある)ぜ!というのを、ちょっぴりアピールしておこうと思います。
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ところで否定可能(deniable)と解読不能って似てると思いません?(意味ナシ