アフター・ネズミ会、或いはボードゲーム三昧

 『マイス&ミスティクス』を遊んだ後に、遊んだボードゲームについて。

ダンジョンバスターズ

boardgamegeek.com

 ruwindさんがキックスターターで入手してたゲーム。
 パッケージがジャパンっぽいなと思ったら、ゲームデザインとイラストは日本、発売メーカーは韓国、ルール記載は英語というインターナショナルなゲームでした。


 ゲームの内容は、協力してモンスターを倒したり倒さなかったりしつつ、人より多くの宝石を集めるというもの。ランダム要素はダンジョンから現れるモンスターのみ。あとはプレイヤーリソースの読み合い。

  • プレイヤーは、手札から数字カードを出す。
  • モンスターの脅威度?≦数字カードの合計ならば勝利。いちばん低い数字の人から宝石をゲットする。
  • モンスターに敗北したら、いちばん低い数字の人が所持宝石1色(一番多いやつ)を捨てる。
  • 他のプレイヤーと同じ数字カードを出したら、その数字カードは無効になる。

みたいなルール。
他人と異なり、なおかつ低い数値で、でも全体としてはモンスターに勝利する。
もしくはモンスターに敗北して、他人に被害を被らせるかのゲーム。


1回目はヒロベさんの勝利。僕は宝石0個で大敗北。出すカード出すカード、なぜかruwindさんとシンクロする罠。
2回目はakiyuki勝利。ruwindさんと被らないように裏の裏思考に切り替えたのと、序盤で宝石をゲットすると、自分の宝石を守りつつ戦う戦術がうまくフィットした感じ。


シンプルで面白いゲーム。ただ逆転要素はないので序盤に差がついてしまうと後半厳しめかも。



 ここでゲーム会は終了。しいさんと別れて、3人で呑みへ。

 焼き鳥うまかったなー。梅割り焼酎が呑みやすくて、アルコール度数高くて、マジヤバでしょう(1人3杯までの注意書きあり)。そして3人ともそれなりに酔っぱらったところで、もうちょっとゲームしていこうぜという話になりました。*1

ロール・フォー・ザ・ギャラクシー

どっちを向いても宇宙『ロール・フォー・ザ・ギャラクシー』 | ホビージャパンゲームブログ

 そんなわけで酔っぱらってます。
 床にダイスを落として拾う儀式が各所で何度か繰り返されつつも、なんとかルールを頭に叩き込みます。他の2人はルールは知っているのに、大丈夫なのか、自分!?


 ダメでした!w
 1回目ぶっちぎりの最下位。2回目は3位と僅差で2位。

 適度なランダム要素、プレイヤー同時プロットによる待ち時間の減少、そして他プレイヤーのプロット予想が自分の行動を有利に進める読み合い。さくさく進んで楽しいゲームでした。


 問題は僕が酔っぱらっていたせいか? 場を見て他人のプロットをどうやって予想するのか筋が読めなかったことと、宇宙を開拓してる気分にならなかったこと。もしかしたら繰り返し系のゲームなのかも。

ライナー・ウニツィーア ポイズン

www.cosaic.co.jp

 3個の大釜に順番に霊薬(数字カード)を注ぎ込んでいく。大釜が溢れたら(13以上になったら)、そのカードをペナルティとして受け取るというゲーム。


 シンプルで、スピーディながら、プレイヤー同士の駆け引きで頭を捻る。スゴイ面白かった!勝てなかったけど。
 プレイヤー人数も3~6人でプレイ可能なので、TRPGセッション後ゲームにいいかもねかもね。


 そんなこんなで3ゲーム。今回は計らずしも?プレイヤーアクションを読むゲームが多かったような。各種各様なシステムが組み込んであって、手軽に読み合いが出来て、楽しかったです。


 次の酔っ払いはもっと旨くやることでしょう(ZAPZAPZAP

*1:この時は気づいていなかったのです。僕以外の2人は翌日仕事休みをとっているということに…

ネズミ会、或いは『マイス&ミスティクス』を遊んで

『マイス&ミスティクス』というボードゲームを遊びました。
ストーリーがあって、キャラクターが成長する、TRPGっぽいミニチュアゲーム。
キャラクターは、悪漢に捕まって、脱出するために魔法でネズミとなった人間たち。
それに合わせて、何故か敵もドブネズミになってくれたりする、不思議ネズミ推しセカイ。


ストーリーは、ポエム的長文テキスト読み上げからはじまる。
いいところは雰囲気があり。わるいところは長い、そしてツッコミどころ満載の脇が甘い設定。
まあ、あれです。こまけぇこたぁいいんだよ!!とにかくネズミなんだよ!みたいなw

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このゲームのいいところは、GM役がいなくても遊べること。
ただし準備の関係で、その場で読みながら遊ぶよりは、1人は事前に読んでおいた方がいいかもぐらいの塩梅。


そんなわけで、早速いかれたネズミメンバーを紹介するぜ。

キャラクター

コリン(akiyuki)

 王子。生まれながらのリーダー。この高貴なる役割は、鼠年たる吾輩にふさわしいと意気込むも…。
 リーダーのリーダーたるゆえんは、チーズを見つけてくることが得意なことだった!? さすがネズミ。なにしろ主な役割はチーズを稼いで(「くんくん。チーズの匂いがするぞ」)、それを他のメンバーにチーズを分け与えたり、「命令」の特技でチーズを使って他人を動かしたりで、もしかして自分ただの食いしん坊キャラなんじゃないかと思えてきたり。まぁ、ダイス1投目で、チーズマスター(3d6で出目全て6、または1みたいなもの)になったせいかもしれません。

フィルチ(ヒロベさん)

 牢屋に捕まっていた泥棒。巻き込まれてネズミになってしまい、王子たちと行動をともにすることになる。が、ネズミへの順応速度が速く、器用に尻尾で片手武器を使いこなせたりする。
 コリンとは対照的なキャラクターなので、表と裏、水と油的な掛け合い(罵倒)が楽しかったです。

マギノス(しいさん)

 キャラクターたちをネズミに変えた元凶、とまではいかないけど、2番手ぐらいの老魔術師。時にガンダルフのように、我々を導き、そして無双したりもする。でもなんか肝心なところが抜けているんじゃないかという(設定的な)疑惑は晴れない。
 しいさんのおじさん好きを通り越した、おじいさん好きからの生じたロールプレイもゲームに華を添えました。

チルダ→リリー(ruwindさん)

 第1章では城の治癒師チルダ。第2章では当番回で初登場強制出場が定められたヒロイン?リリー。チルダはパーティ生命線の回復がたいへんで、リリーは当番回の祝福と呪いでたいへんという、要はたいへんなところを 引き受けてくれた偉いひと。
 たいへんついでに、そのうちruwindさんはひとりで、チルダとリリーを演じて、コリン王子を取り合ってくれたりするに違いない。間違いない?

ストーリー

第1章

 ふんだんに施されたギミック、そしてバリエーションに富む障害が、一行の前に立ちふさがる。
 全滅するかもね。ハハッ!

 プレイヤーが敵ダイスを振るため、ヒロベさんのロールが、MAXダメージ(2)を立て続けに2回も出して、コリン王子を気絶に追い込む。以降、しばらくakiyukiは敵ダイスを振り続けたため、「フィルチ(ヒロベさん)死ねー!」と殺意をむき出しにするも為せず、ヒロベさんも「コリン(akiyuki)死ねやー!」と敵意をむき出しにするも為せず。


 そんなこんなで。なんとかクリアした時の達成感といったら。
 プレイ時間は3時間ぐらい。


第2章

 もうコツをつかんだもんね。第1章で成長したり、装備を整えた我々に敵がない…かのようにスムーズに進んだのはまったくもって運がよかったからとしか言いようがありません。


 まー、全滅したらそれはそれでの精神で、治癒キャラ(チルダ)を置いていく舐めプが、適度な背水の陣を生んだのかもしれません。
 プレイ時間は2時間半ぐらい。

 わりとランダム要素が強いので、自らの勝利を信じて、ダイスを振る人が強い。
 だからこそドラマチックで、単調にならず、そして全滅の危険にさらされる、スリリングなゲームです。


 ミニチュアの出来栄えもよく。次回に向けて、ruwindさんが色を塗ってくれる予定とか。テンションあがります!*1


 ストーリーは全11章。
 俺たちの戦いは!!これからだ!!*2

成長したコリン王子(イケメンイケメンイケメン)

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*1:それはそれとしてtweetはさらしとく

*2:応援ありがとうございました!!先生の次回作にご期待ください!!

『心臓発作にならないための10の方法』+『コヨーテ』

 CoCのセッション終了後、ヒロベさんが持ってきたボードゲームを遊びました。

『心臓発作にならないための10の方法』

 ブラックなパーティゲーム
 ステータスは「コレステロール」「血圧」「肥満」「うつ」「血糖値」「ガン」の6つ。「肥満」以外のステータスが10になると死亡。「交通事故」や「冷蔵庫が壊れる」のイベントでステータスが悪化して、「仕事」をして金を稼ぎ「うつ」を悪化させ、スポーツジムや薬局でクスリを買ってステータスを改善したり、家でパーティをして隣人のステータスを悪化させたりする。そして最後まで立っていたものが勝者となる。


 勝者は、周囲のもの全てを薙ぎ払い無双した、しいさん。

 僕は「健康診断」でステータスを悪化させて、しょーじさんのパーティに参加して、「コレステロール」値を悪化させて一抜け。*1


 「うつ」は上がりやすく下がりやすい。「肥満」は10になっても死ななないが、他のステータス悪化を促進する。うーん、考えさせられます。

『コヨーテ』

bged.info

カードを他人に向けて公開し、自分の数字が見えない状態で「この場にある合計の数字以下を宣言する」だけのゲーム。

勝った!勝ったゾ!

*1:なんだろう。このリアリティ、この親近感

CoC「寝台特急プレアデスの悪夢」を遊んで

 『クトゥルフ神話TRPG(CoC)』を遊ぶよ!の企画。


 シナリオは『Roll&Roll Vol.141』掲載の「寝台特急プレアデスの悪夢」。元は「1/10スケール・クトゥルフ神話TRPG」用のシナリオを、スケールアップしてノーマルなシステムを遊ぶという流れ。


 面子は、

KP:akiyuki
PL:しょーじさん、ヒロベさん、しいさん、妹氏

 そう。今回のメインゲストは、しいさんの妹氏。TRPGはほぼ初めてとのこと。その姿は、妹を溺愛する姉の手によって、最近の自分(姉)の趣味を紹介させられている受難者のようにも見えます*1
 対して我々は、姉を新興宗教にも政治団体にもネズミ講にも勧誘しているわけでもなく怪しいモノではないことをこの機会に証明しなければなりません*2
 そんなセッションを取り仕切らなければならないという責任重要なパターンなのですが、あんまり気にしてもしょうがないので結局のところ普通に遊ぶことにします。


 シナリオは、寝台特急プレアデス*3に乗っていたら、事件に巻き込まれるという、パニックホラー系。
 シナリオ記載は、「1/10スケール・クトゥルフ神話TRPG」用のシナリオと、ノーマル用のシナリオアップデートをニコイチする必要があり。結果的に情報の記載が拡散しているため、やや読みづらいところがあるものの、シンプルで遊びやすいシナリオです。


 舞台は、列車内という閉鎖空間*4で進み、セッションの進行も押せ押せで進み、調査あり、ホラーで正気度ロールをしてキャッキャ楽しめ、最後にほどほどのアクションがあり、ちょっと運が悪ければ発狂したり死んじゃったりするかもしれないスリルがある、楽しいシナリオでした。

 あまりに普通に楽しんでいたので、クライマックスのイベントを進めている最中に、プレイヤーから、妹氏探索者の活躍(か死亡)で締める提案があるときまで、「あ、そうそう、それ*5重要」ということを失念していたぐらいです。


 そんなこんなで、全体的に各探索者に1スポットぐらいは当たり*6、楽しいセッションになったんじゃないかと勝手に感じていたりします。


 セッション時間は、キャラクター作成1時間弱。セッション時間は3時間弱。いろいろとシーン描写で探索者の設定を拾って膨らませたところがあるものの、基本的にシナリオ通りにさくさくと遊びました。


 シーン制だったりサイクル制でないシステムをハンドリングするのはスーパー久々だったので、大丈夫かなぁと不安があったものの、結果的には「お、そこそこいけたんじゃん」とか感じているあたり、これはキケンなパターンです。
 あとは参加者の方々に楽しんでいただけたならば幸いです。

*1:システムもキーパーも面子も企画者(姉)決め

*2:姉も本格的にTRPGを始めたのはここ数年なのですが、その沼ハマりっぷりは目を見張る力強さには(僕の中で)定評があります

*3:プレアデスのモデルは寝台特急カシオペアらしい。上野→札幌

*4:シナリオマップに列車マップがあるだけでワクワクします

*5:クライマックスのスポットライトを当てる

*6:あたりまえなんだけど、これが結構難しい

トーキョーN◎VA「セイム・オールド・ストーリー」を遊んで

N◎VA SSS Vol.4『プラチナムレイダー』のキャンペーンを遊び始めました。当方イヌ枠。
今回は1本目の「セイム・オールド・ストーリー」。

このキャンペーンは、ちょっと変わったキーハンドアウトを使用していて、興味津々だったのです。

  • キーハンドアウトは、3本のシナリオを通じて、キャストにそれぞれ1枚ずつである。
  • キャンペーンの中のいつ公開してもよい。

ネタバレにならないように気を付けつつ。遊んだ感想を。

他のキャストが出揃って、実際に1話を遊んで、やっとキャンペーンの概要がつかめてきた感じ。
そうかーそういう造りかー。
じゃあ、次に他のキャストとはあー絡んで、今仕込んであるアレはこー修正して、といろいろと思いを馳せつつ。*1


次回も楽しみです。

*1:果たして次回までに覚えていられるだろうか

AR2E「来訪者への贈り物#3」を遊んで

アリアンロッド』「ストレンジャーガイド」掲載の「来訪者への贈り物」の3回目。
セッション時間は2時間弱。

セッション

 今回はクライマックスから。クライマックスにはFS判定的なギミックを追加してみました。

FS判定?

 本来シナリオでは判定一発だったのですが、映画やドラマなどでよく見る、最初は順調に計画は進むが、アクシデントが発生。それをなんとかして突破するという状況を仕込んでみました。


 この場合、計画(判定手順)は、あらかじめ公開情報にしておいて、その実行中にアクシデントを発生させて、新たな判定手順を公開してみました。この方法は、ゲーム的にもドラマ的にもイケるんじゃないかなーと思った次第です。


 まずはパーティを二手に分けて(PC3人なので1人と2人)、パーティ毎に交互に2回(手順)の判定を処理していきます。同時進行でイベントが起こっているイメージです。2人組の方はどちらかが成功すればokとしました。


 ここでまず困難な1名組の方にスポットをあてます。その影で2人が動いている展開です。そうして影で動いている2人組の方に油断をさせておいて?、2回目の判定の前にアクシデントを発生させて、結局2人組の方も個別に判定せざろうえなくなるという流れです。


 面白かったなぁ(ポジティブな自画自賛
 やりすぎるとストレスになりますが。

戦闘

 戦闘は5ラウンドぐらい。それなりに長期戦です。
 が、AR2Eの低レベルはブレイクスルーがないので、こんな感じになるかなぁ。


 PCのギリギリ達成値1差の命中が続き(心の中ではお願いだから命中にフェイトを使って!と思ってたw)、HPもMPもいい感じで削れ、PCの1人は倒れ起き上がり*1また倒れ。
 ジャパニーズデータゲームを満喫しました。


 なお本シナリオの戦闘はいろいろと凝っていて。ノーガードで殴り合うのは最初のチュートリアル的な戦闘のみ。その他3戦はシナリオを一読するだけだと(僕の節穴アイでは)ふーんなのですが、遊んでみると様々な仕掛けが施されていて面白く。あ、そーゆー意図だったんだとオドロキ。これもテストプレイのなせる業か、もしくは円熟の極みか。


 そしてエンディングは、1人が現代に戻り、あとの2人がエリンディルでやり残したことをやりながら、帰還の道を探す旅に出るという終わりになりました。めでたしめでたし。


 そんなこんなで久々のAR2Eでした。
 参加者の面子にも恵まれ、短いながらも*2、楽しく遊ぶことが出来ました!

*1:《ファーストエイド》

*2:時間的には準備回2時間+セッション2時間×3回=8時間の実質1日強ですが、期間的には毎週1回で計1か月と結構たっぷり

ゲスラブ+ザゲーム+知ったか映画研究家+コードネーム

インセインSCPを遊んだあと、軽めのボードゲーム各種をプレイ。

ゲット・スイートラブ

 女子版。この前 Nene-Keyさんのところで遊んだ後、YSで目が合ったので確保。なお男子版はお目にかからず。勝者は-1点彼女を射止めたtosiさん。なお僕としいさんは、評価が高そうな不思議犯罪者少女に愛 4 vs 4でかぶり、もう1人の地味少女にも 1 vs 1でカチ合い、2人で彼女無しとなりました。不思議少女にあと1点愛をつぎ込んでセリ勝っていれば勝者だったのになー。


ザ・ゲーム

 数字を並べる協力型ゲーム。悪魔を封印するというフレーバー?
 ルールはシンプル。伝わらない、思い通りにいかないジレンマ。でもがっつり協力している感。噂通りの良いゲームでした。
 協力してニムトを遊んでいるような印象。


知ったか映画研究家

 SNE作。ランダム要素がカード+ダイスだったり*1、トークテーマをランダムでも自由でもよかったり、トーク順番で印象に残りやすさが違うような気がするんだが順番は不定とか、システムの詰めが甘いんちゃうん?とか懐疑的なところもあったのですが、遊ぶと盛り上がるパーティゲーム
ランダムで決まったタイトルの架空の映画について、順番の参加者全員で評論する。ムチャブリしてみたり、ランダムテーマについて語ってみたり。
 キャット&チョコレートてき。

コードネーム

hobbyjapan.co.jp

 4人で2陣営に分かれる。陣営の1名は「コードネームのヒント(単語1つ)を言う」。もう1名は「ヒント」を聞いて、25人のエージェントのコードネームから味方を探し出す、というゲーム。


キラーパスなヒントを思いついた時、ヒントから見事に味方を見つけられた時、たまに電波を読んでヒントと全然関係ない味方を見つけた時、決まったときはスッキリ感がハンパないです。


4人未満の少人数でも、4人より大人数でもプレイ可能らしいですが、システム的には4人がベストマッチしそう。

*1:どっちか一方でよくない?