ネズミ会、或いは『マイス&ミスティクス』を遊んで

『マイス&ミスティクス』というボードゲームを遊びました。
ストーリーがあって、キャラクターが成長する、TRPGっぽいミニチュアゲーム。
キャラクターは、悪漢に捕まって、脱出するために魔法でネズミとなった人間たち。
それに合わせて、何故か敵もドブネズミになってくれたりする、不思議ネズミ推しセカイ。


ストーリーは、ポエム的長文テキスト読み上げからはじまる。
いいところは雰囲気があり。わるいところは長い、そしてツッコミどころ満載の脇が甘い設定。
まあ、あれです。こまけぇこたぁいいんだよ!!とにかくネズミなんだよ!みたいなw

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このゲームのいいところは、GM役がいなくても遊べること。
ただし準備の関係で、その場で読みながら遊ぶよりは、1人は事前に読んでおいた方がいいかもぐらいの塩梅。


そんなわけで、早速いかれたネズミメンバーを紹介するぜ。

キャラクター

コリン(akiyuki)

 王子。生まれながらのリーダー。この高貴なる役割は、鼠年たる吾輩にふさわしいと意気込むも…。
 リーダーのリーダーたるゆえんは、チーズを見つけてくることが得意なことだった!? さすがネズミ。なにしろ主な役割はチーズを稼いで(「くんくん。チーズの匂いがするぞ」)、それを他のメンバーにチーズを分け与えたり、「命令」の特技でチーズを使って他人を動かしたりで、もしかして自分ただの食いしん坊キャラなんじゃないかと思えてきたり。まぁ、ダイス1投目で、チーズマスター(3d6で出目全て6、または1みたいなもの)になったせいかもしれません。

フィルチ(ヒロベさん)

 牢屋に捕まっていた泥棒。巻き込まれてネズミになってしまい、王子たちと行動をともにすることになる。が、ネズミへの順応速度が速く、器用に尻尾で片手武器を使いこなせたりする。
 コリンとは対照的なキャラクターなので、表と裏、水と油的な掛け合い(罵倒)が楽しかったです。

マギノス(しいさん)

 キャラクターたちをネズミに変えた元凶、とまではいかないけど、2番手ぐらいの老魔術師。時にガンダルフのように、我々を導き、そして無双したりもする。でもなんか肝心なところが抜けているんじゃないかという(設定的な)疑惑は晴れない。
 しいさんのおじさん好きを通り越した、おじいさん好きからの生じたロールプレイもゲームに華を添えました。

チルダ→リリー(ruwindさん)

 第1章では城の治癒師チルダ。第2章では当番回で初登場強制出場が定められたヒロイン?リリー。チルダはパーティ生命線の回復がたいへんで、リリーは当番回の祝福と呪いでたいへんという、要はたいへんなところを 引き受けてくれた偉いひと。
 たいへんついでに、そのうちruwindさんはひとりで、チルダとリリーを演じて、コリン王子を取り合ってくれたりするに違いない。間違いない?

ストーリー

第1章

 ふんだんに施されたギミック、そしてバリエーションに富む障害が、一行の前に立ちふさがる。
 全滅するかもね。ハハッ!

 プレイヤーが敵ダイスを振るため、ヒロベさんのロールが、MAXダメージ(2)を立て続けに2回も出して、コリン王子を気絶に追い込む。以降、しばらくakiyukiは敵ダイスを振り続けたため、「フィルチ(ヒロベさん)死ねー!」と殺意をむき出しにするも為せず、ヒロベさんも「コリン(akiyuki)死ねやー!」と敵意をむき出しにするも為せず。


 そんなこんなで。なんとかクリアした時の達成感といったら。
 プレイ時間は3時間ぐらい。


第2章

 もうコツをつかんだもんね。第1章で成長したり、装備を整えた我々に敵がない…かのようにスムーズに進んだのはまったくもって運がよかったからとしか言いようがありません。


 まー、全滅したらそれはそれでの精神で、治癒キャラ(チルダ)を置いていく舐めプが、適度な背水の陣を生んだのかもしれません。
 プレイ時間は2時間半ぐらい。

 わりとランダム要素が強いので、自らの勝利を信じて、ダイスを振る人が強い。
 だからこそドラマチックで、単調にならず、そして全滅の危険にさらされる、スリリングなゲームです。


 ミニチュアの出来栄えもよく。次回に向けて、ruwindさんが色を塗ってくれる予定とか。テンションあがります!*1


 ストーリーは全11章。
 俺たちの戦いは!!これからだ!!*2

成長したコリン王子(イケメンイケメンイケメン)

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*1:それはそれとしてtweetはさらしとく

*2:応援ありがとうございました!!先生の次回作にご期待ください!!