『ロストロイヤル』「惜別の茜」を遊んで

 『ロストロイヤル』のキャンペーン第3回目のセッション。
 Roll&Roll vol.147掲載のシナリオ。前回のシナリオでどちらの命題を選んだかによって、「暁にほほえむ」か「惜別の茜」かのいずれかにシナリオ分岐するという豪華シナリオです。今回は「惜別の茜」ルートに入りました。

前日



あと。


宣言ハンドアウト

 シナリオは、『アバタールハイ』未対応なので、それっぽく修正チャレンジ。

命題A:「マフラーを渡すべきか?」

理由A-1:アリナムもまた正王国だ。マフラーは、不仲を極める新王国との懸け橋に繋がるだろう。
理由A-2:主君には行動せずに後悔しないでほしい。……例えば自分のように。

# 正王国=大陸から続く旧くからある国々。新王国=ログレス島に渡ってから建国された国々。主君の国アヴァロンは新王国。

命題B:「マフラーを渡さぬべきか?」

理由B-1:主君には他に相応しい者がいる。それは……。
理由B-2:平和な時代、不思議な縁でニアスリーテに誓ったことがある。お困りの時は必ずお助けする、と。

# 命題の理由については、PLが独自に盛っても構いません。

イベント

主君の誕生日

 分岐フェイズで【時間】を1点使うことで[誕生祝い]を行なう。難易度3の行為判定。成功した場合は、達成値と同じだけ自身の【理想像】の[影響値]を増やす。加えて【特殊能力】の修得上限が3つに変更され、即座に1つ獲得することができます。獲得はキャラクター作成と同じくランダムで行われます。

特性】(シナリオ舞台の特徴) 『アバタールハイ』p.217

  • 明光:とても美しい。主君は【儀式点】を2点獲得。
  • 獣の影:魔族による獣の気配が色濃い。魔群の【特殊部隊】が1つ増える。

+1つ(勲章点による追加があれば)

イベント(対話2回)

Aが優勢

 ニアスリーテ(婚約者)と会話して、行動規範が国のためでありつつも、同時に王子への恋心、未練を秘めていることを明らかにする。
 主君が王子に想いを伝えづらくするためのイベント。

Bが優勢

 王子が主君や村人と共に歩みたいという思いを胸に持ちつつも、自らの責任からは逃れることは出来ないと心中を吐露する。
 主君と王子の2人に後悔しないでほしいとプッシュするためのイベント。

実際はAのイベントをプレイ。
他の番外シーンで、Bのイベントっぽいことが出来たので丁度よかったかな。

戦闘

 シナリオ1の敵はロスト。シナリオ2ではシナリオ1の恋人を作ったけどロスト。
 キャンペーンのライバル的な敵を作りたいのに、毎回倒されてしまう。
 そこで今回は(魔王の)分身にしてみましたよ。これで勝つる!


 設定は、

  • かつては英雄王に絶大な信頼をされていた騎士だったが、英雄王セヴァンの妻グレイローザ(主君の母)に恋慕して、城の地下牢に繋がれていた。
  • 城が襲われた時から放置されていた。
  • 妻とどのような関係があったか否かは不明。

 騎士物語でありそなやつです。

アクション表:魔王の双剣ジェノア(てごわい・分身)

1d6 内容 罪の果実
1 ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん けだものの賛歌
2 ギリギリまで、追いつめてやんねーと、命も輝きゃしない 乱戦殺法
3 自由は獲得しなければならないものであって、無償に与えられるものではない 焼きごて
4 私情の何がいけない。俗物だと呼んでもらって構わない
5 大切なのは命をかけることではなく、命をかける何かだ。分かるか?分からないか?
6 自分で選んだ道だ。他人の目なんで関係ない

(ビジュアルイメージを、エウレカセブンのチャールズで脳内設定したら、とにかくエウレカ台詞を言いたくなった病)


 土地の効果で特殊部隊を2種類。オウガで【狂気】を稼ぎ、ダイアウルフが【狂気】を使って、血路支配するというコンボ。武闘派追撃部隊のイメージに合致してるかと。


 なお久しぶりに遊んだらルール間違えて、包囲がなくなっていないのに、魔群の血路を削ってしまったから、超楽勝で終わってしましましたよ。途中であるぇー?おかしいなぁー??とは気づいたんですがね!!!w
 とりあえず魔将(分身)は生き残ったので、次回も使えるよ。

主君反応表

 今回のVIPはデップー。
 当初「食べている」→「(シーンプレイヤーに)甘える」で、萌え要素を全面に押し出す予定だったのですが。ものすごい悩んだあげくGM物言いで「(シーンプレイヤーに)意見を聞く」に変えさせてもらいました。(当初「意見を聞く」も変更アイデア候補にあった)。意図としては、GM的にはキャンペーン後半戦に入るにあたり、どんどんしっかりして王としての自覚が身についていく成長みたいなのをイメージしていたので、「甘える」は難しいかなーと考えたのです。でもVIPの権利を侵害してるので申し訳ない気持ちもあり、難しいところだなー。うーんうーんといった塩梅。

乱世度一覧表

 次のシナリオの開始時に、【仲間】が1人減り、戦死あるいは生存の見込みの薄い行方不明となり、ゲームから除外されます。過酷です。
 そして「乱世度は、特別な効果によって変化することがあります」とありますが、特別な効果というのが今回見つからなかったので、セッションの展開として、【仲間】の1人が、王子について行って、主君とは道を分かつという展開にしてみました。
 今のところは、何らかの判定結果等なしで【仲間】をロストさせるのは厳しいかなとか思っちゃったりしたわけで。次回はもうちょっと考えてみるかもみないかも。

その他

 システム的に、主君と騎士は命題について話をして、騎士と騎士は決闘をしがちw
 それはそれでいいんですが、システムがカッチリしているが故に他の会話をする機会をややオミットしているような気があり。なんか命題とは関係ありそうでない会話を促進する仕掛けを作れないか思案中。

次回シナリオ

 今まではR&R掲載のシナリオを追ってきたのですが、キャンペーン終盤に際し、国を取り戻す決戦シナリオまでは、今までの流れを汲んで、ようやっと自作ルートに突入予定です。

AT-AT & AT-ST


(前に作りかけで放置したらAT-ATの墓場みたいになるじゃないかという話をしていたw)

例によってナンチャッテウェザリングとつや消しクリア―するだけでグッとよくなるんじゃないかなーかなー。

TAMIYA クルセーダーMk.II

『ダブルクロス』「Blastic Crisis」を遊んで

ダブルクロス(DX3)』のサプリメント「レネゲイドウォー」掲載のキャンペーンシナリオ「Renegade War:Outbreak of War」の第2話(全3話)。

成長計画?

  • 意志3→5 [4点] 暴走するとガードできないので。
  • 《完全獣化》3→5[10点] 【肉体】ダイス+2。
  • 《怪獣撃》0→1[15点] (RW p.36) 1シナリオ1回、射程視界で殴る。

 攻防バランスはいいんだけど、ガード専出来る防御力はなく、圧倒的な攻撃力に欠けるともいう。

設定微調整

 この世界は何かズレていると勝手に思っている少年。世間に身バレしている。

UPDATE

 化け物のように体が変化するのが嫌だったが、パラディンから「それがキミのヒーローコスチュームだと思えばいい」と言われ、ワンポイントのアームドスカーフ(兼、思い出の一品)をもらった。そのアドバイスで《完全獣化》をポジティブに「変身」と考えられるようになった。以降、パラディンを崇拝気味。


 PC1は完全パラディン枠らしいので、設定を寄せてみたり。
 あと《完全獣化》を、戦隊シリーズ仮面ライダー的な「変身」としてとらえるのは、レネゲイドウォーステージっぽいんじゃないかと感じ、個人的に夢が広がったり。

セッション


 今回から新メンバーも加わり、意気上がる我々でしたが。ミドル戦闘は発作起こすんじゃないかというぐらい笑い楽しみました。


 1本目に引き続き、2本目もシナリオ完成度は高く。これキャンペーンを遊ぶともうレネゲイドウォー満腹になっちゃうやつじゃね?とか、この骨子はそのままマージナルヒーローズに持って行っても使えるんじゃない?とか、考えたりしました。
 たんなる僕が好きなネタだけかもしれないけど。

akiyuki3.hatenablog.com

【たまには】闇に光る影【クトゥルフ】を遊んで

 TRPG初めての若人と遊ぶクトゥルフ
 よーし長年遊んできたベテランゲーマーっぷりを見せてやるぜなどと気負うこともなく、むしろもちろんオレサマ接待してくれるんスよね?もしくは老人介護してもらうつもりでセッションに臨みますw(っていうか普通に遊べ


 面子は、KPがヒロベさん。PLがみやこさん(初)、せいじゅうろうさん、しいさん、akiyuki。
 なお、みやこさんとは以前ボードゲームはご一緒したことあり。
akiyuki3.hatenablog.com


*1


 プレーンなシステムなので、キャラを立てつつ、流れに乗るという、出来る人には出来る、出来ない人には出来ない、面白い人が遊ぶと面白いという、キビシイ世間の荒波が身に沁みるゲームです(偏見


 クトゥルフは若い頃に、青心社の文庫と、ラヴクラフト全集を読んで(そしてすっかり忘れて)、ゲームのシナリオを読んで(プレイしてない)、最近はタイタスクロウシリーズの最初の方を読んだぐらい。って書いてみると結構好きなのかなw


 セッションの方は、1920年代ハリウッドを舞台の3流映画監督のもとに集まった面子がトラブルに巻き込まれるという話。プレイヤーとして遊んでいると、流れに乗っていれば、さらっと進行するシナリオなのですが。神話クリーチャーの正体が分かって、あとで基本ルールブックの設定やデータを読んで、これを読んでシナリオを作ったんだろうなと想像して逆算して、キャッチーで遊びやすいシナリオを作ったんだろうなとかんがえると、こりゃなかなかスゴイなーとひとしきり思いを馳せたりしました。


 あとは僕は楽しかった!他の人も楽しければいいね!!
 ぐらいのオトナゲと余裕がないスタンスで。


 そしてセッション終了後はボードゲーム


 ぬはははは!(さらにオトナゲと余裕がないスタンスで

*1:91days』のオルコと、『華麗なるペテン師たち』に出てきた映画に出資するマフィアのドンと、流行りのネタを不思議合体させてみたサムシングでした

『ロストロイヤル』「晩冬の岐路」を遊んで

 『ロストロイヤル』のキャンペーン第2回目のセッション。
 シナリオは、Role&Roll vol.146掲載の「晩夏の岐路」、を季節を変えてプレイ。
 前回の魔族襲撃前の話と違って、今回は国から脱出する逃避行で、いかにもこのシステムのお話といった感じです。

システム

 今回は追加本『アバタールハイ』のルールを適用して遊びました。

 システムの骨子は変わっていないので、プレイ感は変わらず、ふと気づくと遊びやすくなっていることに気づかされます。*1


 あと追加設定好き。


宣言ハンドアウト

 今回は、書式変更前のシナリオなので、新書式の理由は自作してみました。

命題A:「囮の申し出を受けるべき」

  • 理由A-1:主君は、龍の助力を得て、国を復興させる希望だ。
  • 理由A-2:共に行けば、この先村人たちは今以上の危険に晒されるだろう。早めに別行動した方がいい。

命題B:「囮の申し出を断るべき」

  • 理由B-1:主君も村人も両方守るのが騎士の誉れだ。
  • 理由B-2:少ない戦力を分散させるよりは、共に戦うべきだ。


 個人的な印象では、そりゃー気持ちは命題Bに傾くだろうと思ったので、こころもち命題Aを推すような気持ちで理由を記載しました。


 このシステムの特徴的な点として、ハンドアウトでPCの気持ちを指定するところがあると思います。他のシステムでは立ち位置や設定は指定しても、PCの気持ちは指定しないのが一般的です。個人的には、命題AとBに分かれてPC間摩擦ロールプレイを楽しむ仕組みよりも、PCの気持ちを指定するところの方が、攻めてるなーと思っています。


 この点によって、PL=PCの気持ちが一致せず、感情移入しづらいので、遊びづらいという人もいると思います。僕は、自PCへの思い入れがGM的というか、(N)PCの気持ちでやりたいことを考えているけど、セッションの進行を沿っていないなら、別に変えてもいいかなぐらいのスタンスなので苦はないのですが、苦手な人もいると思います。
 だからといって僕と似たようなスタンスの面子ばかりで遊べばいいというわけでもなく、PCへの思い入れが強いタイプや、逆にもっと弱いタイプのPLと様々な面子が集まって遊んだほうが楽しくなると思っています。また、そのセッション(シナリオ)で、PCへの思い入れが強いタイプを、いわゆるPC1だと考えれば、実は他のシステムとさほど変わらないじゃないかとも思っていたりします。

イベント

 そんなわけで実験的にイベントを追加してみました。

イベント1:(各騎士が1回番外を行なったら)

 丘の向こうに、レッドキャップの斥侯。もう時間がない。と、追手が迫り、襲撃が迫っていることを煽るイベント。

イベント2:(対話を2回行なったら)

命題A「囮の申し出を受ける」が優勢(幸運持ち)

 密かに死にたくないと震えるヌーベル。囮を引き受けることに躊躇していることを描いて、命題B「囮の申し出を断る」を少しプッシュするイベント。

命題B「囮の申し出を断る」が優勢(幸運持ち)

 幼い兄弟との別れの会話。大丈夫。姉さんが、あなたたちを無事に逃がすから心配ない。ロージアンに知り合いがいる。そこで落ち合いましょう。と囮を申し出た理由は主君のためだけじゃないと描いて、命題A「囮の申し出を受ける」を少しプッシュするイベント。

 今回は2-Aのシーンがポップアップしました。
 イベントは、特にシーンプレイヤーを決めず、判定もなしでやりました。個人的にはイベントを入れた方がよかったんじゃないかなーという自己満足感。

戦闘

 今回、前回ロストさせられた魔人の恋人(従騎士・男)が、魔将となって現れるという設定にしてみました。シナリオ上は、前回魔人と同一人物のデータが記載されていて、倒されていたら新規の魔人を作成しろと書いてあったのです。

アクション表:盾持ちのオラトリオ

1d6 内容 罪の果実
1 ララバイとの幸せな思い出を語る
2 ララバイを躊躇せずに、倒した騎士たちをなじる
3 自らの力不足でララバイを失ったことを嘆く
4 生き残った騎士団をねたむ
5 涙を流し、自作の歌を静かに歌い始める 葬送*2
6 ララバイへの愛に賭けて、勝利を誓う 未亡人

 システム上か?シナリオによるのか?とにかく最後決戦と突発的にポップアップするので、キャラを立てるにはアクション表が重要です。今回は、見ただけで「ごめんね。でもこいつウザイね」が伝わるように書くのはとても楽しかったです。でも。

 また今回もロストしちゃったんだよおおおお。

その他


 あと次のシナリオ用のイケメンNPCの顔見せロールプレイ、NPCに悪意はないんだけど、イラっとさせられる、GMのイケメンに対する悪意あるロールプレイは楽しかったなw またやろう。


 というか次回のシナリオは、今回のシナリオで命題AとBのいずれをとったかでルートが変わり、Roll&Roll vol.147に2本のシナリオが載っているのです。次回は命題Bルートのシナリオ「惜別の茜」を遊ぶ予定です。


 さすがに次回遊ぶ時はルールは変わってないよね、きっと(フラグ?

*1:最初からこのルールだったらよかったのにw あまりに前と期間が短かったので有料β感は拭えませんwww

*2:命題選択によりシナリオで追加

はじめての冬季迷彩らしき何か

この前、ドワ家を訪れた際、ゲーム中にAmazon配達が届く。
ケープ無香料スプレー。「オクサマの?」と聞いたら。
ドワさん「プラモに使うの」
アンドーさん「冬季迷彩とかに使うんだよ」


ほうほう。


そして。

そんなわけで以前作った T34/76に冬季迷彩をチャレンジしてみることにしました。プラウダ同志的に。

akiyuki3.hatenablog.com

つきの akiyukiはもっとうまくやるでしょう。


おっとその前に足回りはタミヤウェザリングスティック(スノー)を使ってみるのデース。

追記