Shadow Warキャンペーン第5話「蒼の世界」を遊んで
旧版『エブリディマジック』掲載のシナリオクラフトキャンペーンをベースに、AL2を遊ぶキャンペーン。第5話(最終回)。
前回のはなし
七瀬市に攻め込んできた世界に突貫したが、その世界はミッドガルドのアナザースフィアだった。ボスをブッ倒して、PC4人のサクセサー追加加護《ガイア》4つを使うことによって、新たな可能性*1が生まれた。そしてPCたちがブルースフィアに還ってくると、PCとガイアのアバターが不在の間に、世界はシャドウガイアのものとなっていた、という話。
当初のキャンペーンシナリオフックとは違う流れだけど、思いついちゃったんだからいいじゃんよ。*2
今回のはなし
変わってしまったブルースフィアで、世界を戻すため、この世界の歪みを探す。
この世界(シャドウガイアの世界)の歪みはPC1の金剛だった。PC1のうちにあるガイア(元のブルースフィアのイデア)で可能性を再度上書きしようとした時、シャドウガイアが決着をつけるため現れる。*3
今回のギミック
ミドルは、シナリオクラフトをベースに、プライズポイントではなく、FS判定の進行度を使う方式。進行度にあわせて、イベントシーンを4つほど準備。制限時間以外に終わらなかった場合は、元の世界のPC1はキャンペーン開始時の事故で死んだまま生き返らず、エンディング終了後にPC1の存在が消えてしまうという流れ。
あとクライマックス前に全PCにエンディング用ガイアを渡して、戦闘がキツかったらED用ガイアを使ってもいいじゃんよ、とかプレッシャーをかけつつ、個別エンディングで各PCにガイアを使ってもらって丸投げするという組み立て。キャンペーンの終わりに、各PCがガイアを使って、エンディングを演出するって面白くね?という思いつき。参加者にも楽しんでいただけたようなので、今後巧く行った丸投げは「よい丸投げ」と自画自賛していこうと決心する(えーw
全体的に
今回のストーリーパターンテンプレートは、旧版サプリの『フリズスキャルヴ』の「神々の黄昏」をベースに作成。
キャンペーン前半は旧版サプリ『エブリディマジック』をベースに、後半は同じく旧版サプリの『ラグナログ』の設定とかを流用。
ボスデータは、AL2のボスキャラテンプレートをベースに作成*4
そんなこんなで。ネタは探せばあるし、データも探せばあるしで、セッションの準備は至れりつくせりなシステムで、アルシャードの歴史を感じさせられました。またミドルフェイズをシナリオクラフトベースで準備して、手を入れたいと思った最低限の箇所だけ準備するという方法は、かなり快適でした。
まー、作り込まれたプロのシナリオ集が欲しいという気持ちもあるのですが、各卓毎の展開に柔軟に対応するためには、1話とキャンペーン最終話さえ作り込まれていれば、あとはシナリオフックとか、シナリオクラフトベースで遊ぶのは、決して手抜きではなく、逆にベストマッチなのかもしれないとか思ったりしました。*5
そんなわけで。キャンペーン楽しかったです!
また機会があれば、こんな感じで遊んでみたいなと思いました。
そして次なるセッションに思いを馳せつつ。