D&D「ファンデルヴァーの失われた鉱山」第4回目を遊んで

 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』スターターセットのシナリオ「ファンデルヴァーの失われた鉱山」の第4回。
 ネタばれ注意。

前回のあらすじ

短いあらすじ

  • ギザ牙族の城に向かった。
  • 戦った。
  • ヴィリアス(女ドラウ風)が、 グレンドン・ロックシーカー(ドワーフ)を殺害した後、死亡した。
  • レベル4になった!

長いあらすじ

  • ドナドナはトレセンダー屋敷で「ローグでも使える簡単魔法」とかいう本を見つけて、魔法を覚えた。
  • サイサリスは、シスター・ガラエルのもと、ギザ牙族の城にある穢されし祭壇を聖別するという決意を新たにした。
  • ガウェインは、赤印組討伐で態度を一変させたファンダリン町長から、北のオークの討伐を依頼された。が、一旦聞き流した。
  • チェルノボグは、シルダーが鎧を調達して、グレンドンを救いにギザ牙族の城へいこうとしていることを知る。変わり引き受けた。
  • ギザ牙族の砦は、ネヴァーウィンターの南。苔むした石柱の森を抜けて、枯れ沼の谷を抜けた先に、崩れかけた七つの塔の砦があるらしい。それはファロームという古代王国のウィザード貴族によって、北方のオークたちと対峙するために建設された砦*1で、かつて知識の神オグマに捧げられたほこら(祭壇)があった。
  • 砦に向かう途中、アウルベアとオークに遭遇した*2
  • ヒット・ダイスの最大値が出た相当のモンスターのことを「種族として限界を極めた〇〇」と呼ぶ
  • 砦には裏門から侵入して、エリア毎に攻略していった。途中、祭壇を解放して、最終的にゴブリン族の王、バグベアのグロール王と対峙した。
  • 王のもとには、ヴィリアスという女ドラウと、捕らわれたグレンドンがいた。
  • 形勢が不利になるとヴィリアスは、グレンドンを人質にとって脱出を試みる。
  • しかし悪を許さぬガウェインは、グレンドンにサンクチュアリをかけ、ヴィリアスに攻撃させまいとする。が、邪悪な意志を妨げることは出来ず。グレンドンはヴィリアスの手で殺められてしまった。
  • そしてヴィリアスも、冒険者たちの手によって、すぐそのあとに逝った。「わたしを倒して黒蜘蛛様の計画はもう止めることができない」という不吉な言葉を残して。死後、ヴィリアスのドラウの姿が変化して、ドッペルゲンガーであったことがわかった。
  • 一行は肩を落としてファンダリンまで戻ると、街は北から大規模なオークの軍団が南下してくるという噂で持ち切りだった!

セッション

 今日はサンダーツリー編。
 初期サンプルキャラクターのパーソナルゴールに設定されているけど、地図をみたら、どうしてわざわざファンダリンからサンダーツリーまで行くのかな? ラストダンジョンの後にいくには蛇足だし、前にいくのはタイミング的にどうなんだろうと頭を悩まし。自分的にそれなりに納得がいくがいき、面白そうな展開というの考えた結果が、今回の展開です。それは

  • アウルベアにメニー・アローズ族が南下してきた。このままではファンダリンも時間の問題だ。
  • 動けないシルダーの代わりに、領主同盟の使いとして、ダガルト・ネヴァレンバー卿へ救援を求めることにした。
  • ネヴァレンバー卿は救援を約束してくるが、代わりに別の頼み事をしてくる。
  • それがサンダーツリーの〇〇ゴン退治。ネヴァー川の上流で活動期にはいった〇〇を退治するため、部隊を送ったが、ブレスで壊滅的な被害にあった。
  • 「数を集めても、ひとふき42点の前には無力だ、ははは」「俺たちだってほとんど消し炭だよ!」「問題ない。俺はサンダーツリーの英雄の息子だ」

という流れ。まぁ、強引なんだけど、戦争の気配とか、〇〇ゴンスレイヤーとか、燃える展開でしょ!?


 勢力勧誘編。シナリオ上、開拓村で、さまざまな勢力の勧誘される展開。世界設定の紹介だったり、キレイにDMG p.22掲載の全組織から勧誘されるという教科書的な流れ。どれかひっかかれば展開があるかもねという作り。


 次にネヴァーウィンター。一応キャンペーンの最初はネヴァーウィンターから出発したことになっていたけど、あらためて戻ってくると、4版でさまざまな冒険をしてきた身としてはなつかしく。ネヴァレンバー卿変わってなさをロールプレイしたり。


 そしてサンダーツリー。ここでは(個人的に5版っぽいプレイと考えてる)エリア遭遇的な展開をやってみました。
 全部の遭遇を処理するわけでもなく、〇〇ゴンもデータ通りに処理するよりはプレイヤーの提案を積極的に取り入れてプレイヤー有利に傾くように処理していく感じ。そういうのを考えていたのですが・・・おいぃぃぃい、普通に魔法とか喰らってやられたよ!*3 最低限1人は気絶、目標2人気絶。出目によっては何人か消し炭を想定したバランスだったのに
 これがD&Dか(ゴクリ

 あとカルト・オブ・ドラゴンの教義が、「ドラコリッチをつくる」から「ティアマト復活」に変わっていて、おいおいマジですか顔になりました。なんで?なんで変えたの?

そして伝説へ

 シナリオ通り遊ぶと、好きな魔法のアイテムを買う機会はないのですが。ネヴァーウィンターの長が、ドラゴンを倒した英雄たちに、報酬として1人1個アンコモン以下のマジックアイテム(500gp想定)を与えるというのは、キレイな流れだと思ったんですよね。
 ほら、自分で自由にアイテムを選べると思うと、DMGを読みたくなるし。面倒だったら+1武器か、+1防具でいいし。


 最後は、波音の洞窟がなぜヤバイのかを説明して(魔法のアイテムを作れる洞窟)、ラストランジョンへ臨む。
 長かったような。短かったような。まだ終わっていないか!

*1:これ旧版からの設定らしい

*2:ワンダリング2回

*3:攻撃力と防御力をあらかじめダウンサイジングしていたものの。

『インセイン』「雲明院家の遺産」を遊んで

平日夜に仕事明けに神田DayDreamで遊んできました。
参加者は、GMの心鈴さん以外ははじめましてで、PLは僕を含めて4人。
システムは『インセイン』。シナリオは「雲明院家の遺産」。特殊型*1
PL4人2サイクルでテンポよくプレイ。


当日ハンドアウトを決めて、キャラクター作成からスタート。19:30スタートで、解散が23:00。セッションはもうちょっと早く終わっていたけど、のんびり感想戦をしていたら、いい時間に。そうすると自宅着が24:00前ぐらいなので、体力的にやや不安が残るものの(わ、わかさ)。がっつり飲み会に参加したと思えば。いや会費2000円だからリーズナブルすぎるるる。

セッションの方は例によって残念賞だったのですが。楽しければよかろうなのだ勢なので問題なし。勝利よりも、まとまりのある話になるかどうかの方が気になるよね!(負け惜しみw


それはそれとして。

A「(他PCの登場を拒否して)シーンに2人だけで登場してもらいたいんですが」
僕「(なんだろう。秘密に関係あるのかな?)いいですよ」
A「では異性と2人きりになったので、狂気が顕在化して、あなたに2ダメージです」
他全員「「「「!?」」」」
A「この狂気を顕在化しておきたかったんですよね」
(中略)
僕「(そのシーンで開かれた)秘密共有してくれます?」
A「やめときます」

これだから特殊型は!と思った瞬間でしたwww
笑ったけど。ガチ勢こえー。*2


対立型だったらシーン登場を断ったかなぁ。いややっぱり登場しそうな気もします(ちょろい
なおキャラは異性同士でしたが、中の人は同性同士。


経験上、インセインやシノビガミで、他PLからのふわっとした提案にのると、ぶっこまれてリターン無のケースが多く。「とにかくNOと言い続けろ」という詐欺師による詐欺師に引っかからないアドバイス*3を思い出しましたが、なかなか実践には至らず。


それはさておき。平日夜にさっくり遊ぶには、インセインぐらいの軽さで、進行がグダらないシステムは遊びやすいですね。また虎視眈々と遊ぶ機会を狙ってみようかと。

*1:ただし限りなく対立型。

*2:なお勝者は上記Aさんではなく!

*3:華麗なるペテン師たち」より

『ブレイド・オブ・アルカナ』「ライネンヴァルトの動乱」を遊んで

ブレイド・オブ・アルカナ』の休日のオンラインセッション。5時間ぐらい。
セッション2日前に参加を決めて、枠を決めて、キャラメイクして、セッションの流れ。速さは力です!

参加者

GM:akaneさん

 はじめましてな、貴重なBAR GM。プレイの端々から感じられるブレカナ愛。堪能させていただきました。

PC1:"笛吹き"ヴィダール・ヴィント/アングルス=ウェントス=コロナ/ろばたにさん

 戦場が似合わぬ、芸術家肌領主(後継者)。溢れる郷土愛、妹愛で民を導く。

PC2:”不撓の”ベルンハルト/アルドール=アダマス=ディアボルス/akiyuki

 竜伐で、名誉の戦死の予定だったが、生き残ってしまった。もう故郷に戻ることはできない遍歴の騎士。

PC3:フェルモ・オルフィーノ/マーテル=アングルス=ステラ/buneさん

 旅の伝道師。現在は、立ち寄ったライネンヴァルトで、領主代理?のイーディスを補佐している。

セッション

 BOSSが、竜伐でPC2を庇って、神蛇エンメラムの炎に焼かれ、包帯でぐるぐる巻きになった後、仮面を被って領主を名乗るという話。個人的に好み*1NPCで、PC2としては、どうやったらNPC側ではなく PC1側に組することが出来るかで頭を悩ますも。こういうので悩む醍醐味あるある的な楽しみ。


 推奨サンプルキャラクターは「漂白の貴族」「遍歴の騎士」「聖職者」で、2サポーター1攻防の構成。もう戦闘は、コロナ逆位置と、絶対攻撃手数で押し切るしかないと考えていたのですが。ミドルで大苦戦。

 いやー、酷かった、出目。ハハハ。
 でも万全なビルドで臨んでも、出目で成功失敗の可能性があるシステムバランスはとても好みです。


 そんなこんなで。久々のブレカナ面白かったです!
 やっぱりブレカナいいね!!

*1:包帯!仮面!

AFF「火吹山の魔法使い」ACT3~4(完結)を遊んで

 アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』のオンセ。「火吹山の魔法使い」ACT3~4。
 平日夜オンセも、全4回で無事完結です。
 ネタバレあり。

セッション

ACT3

 今回は ACT3の迷宮から開始。ここは今までのユドナリウムのマップでは処理できないとのことで、オンラインホワイトボードを使って、マップを手書きしながら進みます。懐かしい感覚です。そしてオンラインホワイトボードは初めて使ったのですが、直感的にすぐ使えて、もの凄く便利でした。

Whiteboard Fox - Simple Online Whiteboard

 とはいえ。迷宮自体は最短ルートで突破。そのままACT4の最終決戦へ。
 おそらくマップ処理できないということは、テレポーターやターンテーブルがあったんじゃないかなーと思われますが、真実は闇の中へ…(もしくはシナリオの中)。

ACT4

 迷宮とかなしで、ダブルクライマックス戦闘。
 1戦目は、ないわーないわーの大ブーイングwの後、大変ではあるものの、ちゃんと手順をこなしていくと勝てるイベントバトル…と思ったけど、逆にとある部屋をスルーしてたら勝てる気がしないw


 2戦目も、わりとイベントバトルで、

 ただ一つの真の道の危険度は最小で、どんな人でも、最初のサイコロの目がどんなに悪くてもかなり楽に通り抜けられる。

火吹山の魔法使い』p.21


 の通りでした。
 でもやはり、とある部屋をスルーしてたら勝てる気がしないw


 そして最後の財宝の宝箱。手元にある鍵は2つ。鍵穴は3つ。足りない!
 仕方なく、怪しそうだったけど、危険との情報を得ていた部屋に戻って、危険の中に活路を見出そう作戦。そして我々は勝負に勝ったのです。*1



キャラクターシート

 僕はオンでもオフでも、紙のキャラクターシート(か、サイトのデータを印刷したもの)を手元においてプレイしてます。技術が進歩しても、紙の視認性の高さにはまだまだ及びません。常に全体が一望できる状態の方が、何らかのアイデア*2を生み出しやすいのは、必至だと考えているからです。一時期、タブレットキャラクターシートを参照したり、D&D4版の頃には専用ツールを使って管理してたりしたけど、ここ数年は紙に回帰しました。


 あと世界で出来ることの指針がルールだから、プレイヤー側の行動のアプローチがルールからになるのは、そういうものかなと思っています。単純にキャラクターの能力を発揮したいと考えるからでもありますが(というかその能力を発揮したいからデータを組んでるからか)。

それはさておき

 引き続き同じ面子で、ディレクターとキャラクターを一新して、「火吹山、ふたたび」を遊ぶことになりました。
 今度は、なんでも運点で解決する盗賊ではなく、別のキャラクターをやってみたいですね。楽しみです!

Group SNE | 製品情報 | アドバンスト・ファイティング・ファンタジー第2版

*1:宝箱の仕掛けはエグかった。我々は掴まなかったけどダミー鍵もあったらしい

*2:内容の優劣はさておき

『マギカロギア』「今日は再び来ぬものを」を遊んで

 神田のテーブルトークカフェ「Daydream」にて、魔道書大戦RPGマギカロギア』のシナリオ集「黄昏選書」から「今日は再び来ぬものを」を遊んできました。

参加者

GMセキレイさん

 あの結構難しいシステムで、未経験PLを含めたPL4名3サイクルを実質5時間弱でさらっと回すGM。自分でやると考えた場合の準備を考えると、どれだけハードかが想像出来て、頭が下がります。*1 
 あとラミネートされたサマリーはナイスでした。真似しよう。

書警:”紡がれし螺旋”刀岐直那由他(ときのあたい・なゆた)/akiyuki

 主流になれない陰陽師家系の希望の星。攻撃プロットがキレイに抜けて調子よくしていたら、最後の最後でシナリオイベント的な運命介入に失敗して消滅。今日はいけると思ったんだけどなーw*2

司書:”ウルタールの猫”猫村メネス/漆妖さん

 世界は猫を中心に回っているという真実に気づいてしまった猫漫画家(連載10年)。猫を出しておけば、なんとかなるだろう的なあざとさを感じつつ、そうだよ!その通りだよと全肯定。

書工:長谷堂太一/ハイネさん

 《幻》の回復、治ったような気がする(治った)と、治ったような気がする(治っていない)を操る書工。なにげに魔力10オーバーのブルジョアで巧みな立ち回りで格差社会を演出した!?

訪問者:紙魚葬小春(しみおくり・こはる)/ちさとさん

 人間たちの心の機微がわかる人間。さっぱり空気が読めないぼんくら魔法使いたちを後目にエモい部分を引き受け。またPLとシンクロして魔法戦を覚えたり、断章から魔王召喚を修得して成長していく様はまさに訪問者。

セッション

 マギカロギアやりたーいとアピールしていたら声を掛けていただく。ありがたやありがたや。なむなむ。
 信じれば望みは叶う、言い続ければ誰かが拾ってくれる、そう信じて余生を過ごしていきたいと思います。


 それはさておき。人を超越した魔法使い。各種用語に漢字とカタカナのルビ。鬱展開を生成するシステム。中2全開で好きなシステムです。ただサイコロフィクションの中では重めのシステムで、なかなか気軽に手が出せないでいたのですが。やはり好きなところには好きな人がちゃんといて、キャッキャウフフできる楽しいゲームです。


 シナリオは街で起こった禁書災厄を追い、断章を集めて、封印するというベーシックな流れなのですが。調査を進めると、意外な関係が見えてきたり、スピード感あふれる急展開が仕込まれていたり、さらっとシステムを生かした巧いつくり。
 このさらっとしたシナリオを作るセンスだったり、読み込みだったりを羨望してやみません。


 セッション展開は、いつもの手番で出来ることも回数も決まっているので、演出やダイス目に一喜一憂しつつ、セッションは終わりに向けて収束していくので、安心して遊べます。安心しすぎてか?消滅してしまいましたが。
 それでも愚かさや、不運からではなく、自ら望んで精一杯やって、それでダメなら仕方がないと納得できる流れでした。


 久々に遊ぶとシステムを思い出すのですが、遊ばないと忘れるので、理解がベーシックな部分から先に進んでいない感はありますが。シナリオ集『黄昏選書』にはものすごい数のシナリオがあるので、また機会を作って遊んでいきたいものです。
 楽しいセッションでした!


(なぜか進撃の巨人のイメージだった)

脳内終幕

 紙魚葬、もう教えられることはない。安心しろ、キミはこれからだ。
 太一さん、猫村先生を支えてやってほしい。ぼくにしてくれたように。
 猫村先生、あとは任せた。次はキミの番だ。
 おやじ、結局家名を残せずにごめん。でもやるだけやったから悔いはないよ。
 いや悔いといえば。たいしてご利益もないうちの神社に願掛けをしにくるあの子。もう話を聞くこともできない。悪いことをしたな。でも、もう、仕方ない。

 そして「 」は世界から消えた。

*1:しかもTRPGを遊び始めて1年とか。長さとか関係ないけどね!

*2:2d6で6以上成功でハッピーエンドになる可能性があるなら誰だって挑戦する。僕もそうする

TNM「Wink Killer」を遊んで

 『トーキョー・ナイトメア』のGF22-4掲載シナリオ「Wink Killer」を遊びました。
 平日夜分割オンセ。PL3人。前編6/28で2.5時間、後編6/29で2時間ぐらい。

参加者

RL:akiyuki

 今回、個人的な趣旨として「ユドナリウム」を使ってみたかったのと、「経験点を消費したキャスト」(80点)を遊んでみたいというのもあり。思いついたら即実行!

フェイト枠/“最低探偵(ゴールデン・ディティクティブ)”ラジー・エル・ショー/フェイト◎、カブトワリ、ハイランダー●/漆妖さん

 紛争地域帰り。最も安く仕事を受ける最低な探偵。黄金の風を感じる。実は天使。映画の名言が常套句。

 3つめぐらいで。

 とはいえ。シナリオへの絡み方が絶妙なロールで、どこに出てきても「天使だからなー」みたいな雰囲気作りはさすがでした。

イヌ枠/荒巻トウヤ/マヤカシ、イヌ◎、ニューロ●/かなやんさん

 「オレに質問するな…!」がクォートのNBI機動捜査課の捜査官。
 アストラルとウェブの両面から事件にアクセスして、常人には過程は不明だが、結果を出してくる。
 〈ニューロシューター〉〈思惟剣〉の組み合わせがオサレ。

トーキー枠/"情報筋の"柴又/カブキ◎、ミストレス●、トーキー/チャクラ厨さん

 美大に通うアーティスト系女子大生。しかし授業料稼ぎ?の情報屋稼業が順調すぎる、変化球トーキー。本職トーキーでないところから、事件調査に着手する立ち位置はチャレンジングで野心的。
 そして「絵」を描くことで、事件を語らずに、世界を少し変えた《暴露》は、とてもスマート。

セッション



 パーフェクトなまとめ!(繰り返し系


 シナリオは少しいじって。トーキーのイベントを先にやって巻き込まれ感を高めてみたり。
 PL人数が少ないので情報項目を統合して減らしてみたり。
 とあるゲストの生死を変えてみたり。
 あとシーンの場所に、都心の具体的な地名をあててみたり。*1


 でも大きな流れはそのままで、
 現代と地続きの世界で、起きる事件の肌触りは絵空事のようでそうでなく、そして魅力的なシナリオゲスト。
 楽しいシナリオ、魅力的なシステムで、やっぱ自分TNM好きだなーと再確認しました。

ユドナリウム

 以前から少し一人でいじっていたり、他セッションでPLをやってみたりで、ある程度使い方がわかっていたのと。参加者の方が理解度が高くて。アレすげー、コレすげーとキャッキャウフフしつつ、すぐにツールには慣れて。これからもセッションで使っていきたく、夢広がりました。

経験点

 0点キャストでのセッションは結構やったので、そろそろ経験点を積んだデータで遊んでみたいなと考えて。キャストに80点(2レコードシート分ぐらい)を下駄積みして遊んでみました。
 それに合わせて、ゲストにもそれぞれ80点を積み、トループも特技のレベルを上げてみました。
 が、キャストたちのオサレなキャラ立てしつつ、強くなるデータ組みをしているの対し。〈空蝉〉積んでAR+1するチャンス!とか。〈無明剣〉でドッジ不可ね!とか。〈硬気功〉+ダメージ軽減特技2枚積みとか。お下品なデータを見返して、かるく絶望しつつ。ダメージ最大20数点軽減はやりすぎかなぁとか思ってたら、そうでもなかったり。


 とりあえず経験点80点はあっという間に使い切る。
 そして経験点を積むと、キャラは立って、強くなる。
 楽しい。

その他




実際に遊ぶと感じる系。



まぁ、サインを手書きにしても、結局のところデータはコピーできるんだけど。まぁ雰囲気的に。
厳密にやるには、電子署名とかすればいいの?


 そんな。こんなで。いろいろと試せて面白かったなー。
 またなんか遊びたいものです。ヨロシクです。

*1:吉祥寺とか、渋谷道玄坂とか、大井ふ頭とか

AFF「火吹山の魔法使い」ACT2を遊んで

 アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』のオンセ。「火吹山の魔法使い」ACT2。

セッション

 前回6/20の段階で、ACT2に突入して、バカみたいに強い敵を倒して、それから先に進んでACT3への入り口を発見していたけど、広大なACT2の1/4も回っていない状態。


 そして6/27、さて他の場所を回るか、
 先に進むか、探索を続けるか。例によってノーヒント。
 とはいえゲームブック火吹山の魔法使い』 p.21では

 ただ一つの真の道の危険度は最小限で、どんな人でも、最初のサイコロの目がどんなに悪くてもかなり楽に通り抜けられる。

 という言葉を信じて先に進むことにしました。
(あと重要そうな鍵をACT1で1本、ACT2で1本入手していたので大丈夫じゃないかとか。ダメだったら後で戻ってこようとか思ったり)


 Yes!



システムの話


 この運点のリソース管理が、シンプルだけど、楽しい、いいルールです。


 そう。 ACT毎に成長するのかなと思っていたら、このシナリオ(キャンペーン)中、成長しないんですよね。ちょっとオドロキでした。


 あとサンプルキャラクターが保存食2食しか持っていないから、中で買ったり手に入れたりして食べられるところがあるのかなと思っていたら、全然なくて。フレーバー的には村から山までも2日かかるので、往復を考えると餓死は必至です。1日2食食べるのにさ!どういうこと!?w
 ちょっと多め(7食だっけな)に持って行ったけど、残りが少なくなって。これが先に進もうと思った原因のひとつでもあったり。


 というわけで。シナリオは面白いし、セッションも楽しいのですが。
 この凄いシステムのポテンシャルを、古き懐かしき火吹山(ノーヒントで広大なダンジョン探索)では生かしきれないような気すらしてきましたw 


 ざっくり感あってアバウトなところも多々ある軽いシステムですが、適度にリソース管理で頭を悩ましつつ、気軽に思いつきを提案しながら、たっぷりとバタ臭いファンタジーを楽しめるという。お薦めシステムです。
 これをノスタルジーなゲームの範疇に置いておくのはちょっと勿体ない。