『ブラッドムーン』を遊んで

2014年セッション1発目。
12/30にTwitterの募集に応募して、1/4に Skype+どどんとふでボイスセッション。
応募した時点ではルールブックを読んでいなかったけど、なんとかなるだろう精神で。

準備とか

面子は GM @extukusu さん。
PLは、@M_wahu さん、 @wing_cl さん、 @MOO_hw さん、 @kale800 さんと僕。
皆さん、僕より『ハンターズ・ムーン』や『ブラッドクルセイド』を遊んでいる斎くろ*1さんみたいなので、どーんと胸を借りるつもりで。とりあえずシステムを信じてサンプルスペックで遊ぼう・・・と思っていたけど信じ切れずにデータをちょっといじってみたり。

「モノビースト達を一匹残らず駆逐してやる!!」

外狩聖人(とがり・まさと)
種族:人間
履歴:正義感の強い
所属:クラブ
武器:長銃+未設定
特技:見る、叫ぶ、利き腕、耐える、待つ、人脈
アビリティ:暴力(利き腕)、爆裂弾、狙い撃ち(待つ)、逃げ撃ち
ギャップ:A:E
特性値:打撃力、防御力
幸福:人脈(有能な友人)強度2 頭脳派の幼馴染(有未さん)
アイテム:長銃、興奮剤、鎮静剤
設定とか:
クラブに心臓を捧げた新米警官。
クラブは一般職より2階級上相当で、新米巡査だけど、待遇は警部補、とか(テキトー。
私服警官。コートの下に長銃。
ヤル気と実力が釣り合っていない、テンパった青年。

希望導入タイプ:復讐

セッションとか

全員生き残りました。
PL人数が5人だったので、レベル+2はヤバいだろと正直思ってましたが。メインフェイズで GMが立て続けに失敗しつづけたので、中盤から楽勝ムードが漂いはじめ。その反動か決戦フェイズでPL側にファンブル続発で、最後まで緊張感を持って狩りを楽しむことが出来ました。


僕のキャラクターは、フレーバー仲間警察官が次々ヤラれる演出でメインを乗り切り、決戦では脳内でattack ON titan *2を流しつつ、モノビーストごっつあんキルいただいてドヤ顔するあたりを満喫させていただきました。これがビギナーズラックってやつデスか!?


あと関係ないですが。アイテムの「警察魂」のフレーバーテキストが酷いですねw

使いすぎると警察神が降臨して不届き者を警察界へ連れ去るという。

「という。」じゃねーよ、とか思いましたwww

システムとか

ルールブックを買うまでは、『ハンターズムーン』と『ブラッドクルセイド』をニコイチにして調整したものでしょ?と思ってました。しかし考えてみれば、追加ルールが出る度に、基本ルールのシステムから変わってしまうという過去をすっかり忘れていました。そんなわけで、またまたやってくれましたよ。システム的にはわりと別ゲーです。
細かいところはおいておいても

  • 戦闘は1回(ハンターズ・ムーンは3回。ブラッドクルセイドは2回)
  • 最初から武器を2種類使える
  • 感情属性とか無くなった
  • モノビーストの肉を食べなくてもよくなった
  • アイテムは初期3つ。最大6つまで持てるようになった
  • 幸運のお守り(振り直し)がレアアイテムになり、取得しづらくなった

って感じ。

それから1セッションで取得する成長点と、レベルアップに必要な成長点、それから『ハンターズ・ムーン』よりも死にづらそうなことから、若干キャンペーンよりに傾いたのかもしれません。

心洗われましたとか

『ブラッドムーン』の p.214のゲームマスターの目的を読んで非常に感銘を受けました。

モンスターが勝とうが負けようが、ハンターが生き残ろうが死のうが……極論すれば、どうでもいいことです。大事なのはセッションの結果が決まっていないことです。

他にも、いろいろと心洗われることが書かれていました。持っている人はマスト読むことをオススメ。

失敗とか

最近、失敗とか気になってましてね。
失敗って記憶に残ると思うんですよ。成功よりも。
そりゃー、苦い失敗もあるんですが。
経験上、記憶に残ったり、あとで話題に上るのは、楽しい失敗だったりして。
出来れば、失敗からのリカバリ出来ればいいんですが。
精一杯やってダメならしょうがないかな、みたいな。
でもシステムのメカニズム上、しょうがないで済まなかったり*3、失敗するとタルかったり*4、どーも成功するのが前提、成功するまで終わらないんじゃないかという雰囲気が気になってまして*5
もうちょっと失敗を許容する流れがあってもいいんじゃないかなーというのを、DMG2の技能チャレンジが失敗した場合に、展開が分岐して先に進む、あたりから考えていたのですが。

そこらへん『ブラッドムーン』や『キルデスビジネス』は凄いなぁと思いました。

  • 成否を問わずセッションは進み
  • 1回1回の判定に重みがある

極端な話『キルデスビジネス』とか、全判定失敗しても、セッションは進むし、たぶん楽しいと思うわけですよ。いや、もちろん成功した方がいいけど。ただ失敗を許容するシステムがあることによって、成功するか失敗するか分からない緊張感がある展開を楽しむことが出来ると思うんですよね。

なーんてことを考えたりしました。

*1:斎藤ゲーの玄人の略

*2: http://www.youtube.com/watch?v=RlfbcoWf9-4

*3:判定に成功しないと話が進まないとか

*4:成功するまで再度判定が必要だったり。命中判定失敗とかも次のラウンドにもう1回だし

*5:潤沢な振り直しとかね