トーキョーN◎VA クルード「目撃者 - Witness -」を遊んで

 トーキョーN◎VAのクルードをオンセで遊んでみたの巻。
 面子は、RLはakiyuki、PLは、(葵)さん、漆妖さん、ゅぅぃさん。


 もともとは、サプリメント『クローム・メモリーズ』で追加された、クルードルール(簡易ルール)で遊んだらどんな感じなのか、遊んでみたかったら、シナリオを書いてみたという。
 その感想とかをざっくり。

全体

 思ったり、その、とても、N◎VAでした。
 というか個人的なプレイ感覚としては、普通のセッションとあまり変わらなかったので、ちょっと驚きました。ルールが簡単になった変わりに、演出過剰になるわけでもなく、イベント過剰になるわけでおなく(これはシナリオにもよりますが)、シナリオの進行としては意外にも変わらないなぁ、と。*1
 そんなわけで、なんでだろうというのを取りとめとなく色々考えてみたり。

キャスト作成

 クルードの作成は、データ的には、スタイル3つと対応するスートを3つ決めたらお終いです。


 なので

  • スタイルを決める→あとは細かいデータを気にせずに、自由に想像力を広げる

 と

  • 経験点や効率を気にせずに「この特技やアウトフィットを使ってみたい」からで、キャラを作っていく

 の2方向からのアプローチがあると思うのですが、そのどちらからのアプローチでも同じところに辿りつくというのがいいと感じました。N◎VAは経験点格差を許容しやすいシステムではあるけど、差があるのは確かなので。


 そんなわけで。アウトフィットや特技による表現力は維持しつつ*2、クルードでないと実現が難しいキャストへアプローチも可能で面白そうだなーと*3

シナリオ

 今回、クルードを遊ぶ上で、なるべく現状のスタンダードと考える構成のシナリオで遊んでみたいと考えました。
 別のアプローチとしては、

  • 舞台裏判定なしで、所謂FEARフォーマットのシナリオ*4
  • 情報項目を明らかにせずに、「何か調べたいことある?」で進めるシナリオ
  • イベント多めのシナリオ

 などあるとは思います。が、N◎VAにはN◎VAで長年培われたプレイスタイルでのノウハウがあると思うので、まずはオーソドックスなやつでやっていようと思った次第。


 なのですが。今回遊んだ自作うシナリオでは、やや情報項目を分割しすぎた感があり*5、やや間延びしてしまいました。申し訳ない。


 理想的には、リサーチは、イベントと出会い系1~2のシーン数で、シーン内判定と舞台裏でひと通り開くぐらいのバランスがいいと思うのですが。


 早速シナリオの方は修正してみました。
トーキョーN◎VAクルードシナリオ「目撃者 -Witness -」 - T's Digital Junk!?


 で、うまくいかなかった上での感触でアレですが。特技やアウトフィットのギミックで成立しているシナリオを除けば、普通のシナリオで楽しく遊べるんじゃないかと思います。

判定

 クルードには、

  • RLが指定したスートのカードを出せば成功という「能力判定」
  • スタイルで行動を演出しつつ、スタイルに一致したスートのカードを出せば成功と「スタイル判定」

 の2種類があります。
 ざっくり、「能力判定」が4分の1の確率で成功。「スタイル判定」が4分の3の確率で成功になります。しかし登場判定がなく失敗して手札を入れ替える機会が少ないため、通常のセッションよりはやや失敗確率が高いとされています。
 個人的には、このぐらい失敗確率があった方がRLとしてもPLとしても楽しいかな。N◎VAのキャストは失敗しなさすぎなのですよよ。

ハウスルール

 今回2つのハウスルールを使用しました。

RLの手札

 ルーラーは判定が必要なシーンでのみ手札を保持する。シーンが終わったら手札を全て破棄する。

 ルーラーが手札を抱え込むと、運命の輪が回っていない感じがして、好みではないのです。どうせ戦闘の時か、対抗判定がしたいときぐらいしか手札を使わないんだから、必要な時しか持ってなくていいじゃんという考え。まぁ、普通に機能しました。

シーンタロット

シーンタロットがキャストのスタイルと一致している場合、山札から判定した際に絵札でも大失敗とならないものとします。(スートが適切なら判定は「成功」し、適切なスートでないなら判定は「失敗」となります)。

 シーンタロットに、ちょっとしたゲーム的な意味を持たせなかったのです。有利すぎない程度の。で、やってみた結果、それでもシーンタロットをめくるのを忘れました。無念。

最後に

 そんなわけでクルードのセッションを楽しく遊ばせていただきました。
 その感触からは、個人的にクルードは結構遊べるなー。特にオンセだったら、もうクルードでいいんじゃない?という印象です。シナリオに合わせたキャストの用意を依頼しやすい(しされやすい)。それに安心して殺したり引退したりできます(経験点を使っていないからRLとしてもPLとしても)。いけると思うんだけどなー。
 なんにせよ。また何か機会があったらクルードは遊んでみたいです。PLでもRLでも。

*1:『キルデスビジネス』を基本ルールで遊んだあとに、「かんたんキルデス」で遊んだ時の感覚に似たかんじ

*2:データ的には意味がない

*3:登場毎に使用義体が違うキャストとか、世界中に拡散したクローンAIを利用するとか

*4:SRSやDX3っぽいやつ

*5:市販シナリオの項目数を参考にしたのですが、よく考えると市販シナリオはPL3~5。今回はPL3なので、同じぐらいの量にしたら多めになってしまうのは必然でした