『ロストロイヤル』「最後の贈り物」を遊んで

『ロストロイヤル』をキャンペーンで遊びたーいと願いが叶い、第1回目のセッション。シナリオは、Role&Roll vol.145掲載の「最後の贈り物」。
魔族との戦争が始まる前で、主君や騎士たちがまだ城にいるころの話。いきなりこーゆーのもありなのかーとオドロキ、とりあえずキャンペーンの1話にしてみようと思った次第。最初にしか遊びづらいシナリオだし。

キャラクター

「おしゃれで朗らかな主君」モイラ

  • アクション表
1 食べている
2 褒めている
3 いい所探しをする
4 見えない友達と会話をしている
5 眠っている
6 何かを壊す

難しいな!w
あとから自分が得意なロールプレイ要素を1つぐらい仕込んでおけばよかったと思ったり。

「断罪の騎士」デップー/人間族/攻撃・作戦型/超技巧派/命題B(たかどうさん

危険な視線を主君に放つ覆面の騎士*1
血路支配のダイスロールのプレッシャーに苦しむ。仕方がない。相手が悪かったな(勝利時限定ドヤ

「憂いの騎士」エリアス/白鳥族/防御型/白鳥の湖/命題B(tosiさん)

なんか人造要素があるメイドの騎士*2
速力勝負なら負けないと魔人と争う。相性によっては差分0で殴り返すだけでヤバイんだなー(学び

「獄門の騎士」レクイエム/咒林妖精/攻撃型/宿敵/命題A(職人さん)

獄門。騎士団の暗黒面を担う一族出身の亜流の騎士。
指抜きでも手袋、指だけでも手袋とか謎の主張をしつつ、主君に約束の大事さをとく。でも戦闘では誰彼構わず、宿敵宣言するんだよなー(データ的に

「放浪の騎士」フリッツ/火炎妖精/攻撃型/宴の達人/命題A(アンドーさん)

フレーバー猪突猛進の赤毛の槍騎士。
とりあえず宴に持ち込もうとするおっさん。潤沢な【酒と歌】で魔人に対する(汚人(オトナ)って感じ

セッション

 正直に言うと。シナリオの読み込みが足りなかったというか、セッションの展開イメージ不足で、ちょっとミスった感あり。


 予告で命題を選択してもらうためには、状況はある程度はっきりしていた方がいいけど、語り過ぎるとサプライズ感がなくなる。バランスが難しいので、ボクは全力でぶっちゃけてみました。


 開幕フェイズは、シナリオ記載フォーマット上、特にまとまっていないので、シーンのイメージを持っておかなければいけないところ。ボクは流暢に華麗な描写が出てくるタイプではないので、あらかじめそれっぽいテキストを書き起こしておけばよかったなと前回遊んだときも思ったことを思い出しました(成長していない顔で


 あと分岐フェイズで、「主君が出てこない対話シーンをやってもいい?」とか、「番外シーンで過去シーンをやってもいい?」とかいうムチャブリに、正面から受けて立っていたら、勢い余って、円卓会議の前にイベントを起してしまって。もう命題とかどーでもよくね?的な展開にしてしまったのは失敗で。やっている途中にすぐに気づいたんだけど、仕方がないので勢いで誤魔化すことにしました。こーゆーハプニングもライヴ感あるよね!とか心の中で言い訳をしながらw


 システムは、やはり判定周りが面白く。
 大抵のシステムは「大成功(クリティカル)>成功>失敗>大失敗(ファンブル)」なのですが。このシステムは「大成功(クリティカル)>大成功かつ大失敗(ファンブル)>成功>失敗」という仕組みになっていて。かつダイス振り直しリソースは、判定に失敗した時にしか使えないというルールのため、ファンブルを受け入れなければならない(受け入れやすい)という造りは秀逸だと思います。誰だってファンブルは嫌だけど、でも起きるとセッションは盛り上がるのです(いい意味でも悪い意味でも)。


 戦闘は、適度にランダム性が高く。それでいて「絆」や、主君の「運命点」の使用タイミングは適度に頭を悩ましてくれます。なにより目新しい。この楽しさが同じ面子で繰り返してどの程度までいけるかは今後見ていきたいと思います。


 後処理。セッションのMVPが主君のアクション表を変えていくルールは楽しいです。今回は tosiさんが「何かを壊す」*3を「キラキラした瞳で興味を示す」に変更しました。
 あと希望は伝播せず、出費で維持費がまかなえず。義勇兵は集まらず、次回は日々の糧を集めることに従事して、騎士道が実践できないというルール的な結果は、初回はその方がそれっぽいよねと思いました。


 そんなわけで。キャンペーン第1話楽しかったです。
 そして各地で儀式を行い、国を取り戻すまで、遊ぶぞー!!

*1:表現を選ぶとカッコイイような錯覚が

*2:アイリスフィール的なアレ

*3:何度か手袋を壊しながら現れたw