このすばTRPG「このニンジンに沈黙を!」カスタマイズメモ

ゲーマーズ・フィールド23-4掲載シナリオ、このすばTRPG「このニンジンに沈黙を!」を今週末に遊びます。


で、GMをするので、シナリオを読んでみたのですが。
このシナリオは、ルールブック付属シナリオ「このタケノコに美味しさを」の類型シナリオで。
それはそれで面白いけど。同シナリオを遊んだ面子もいるので、ちょっとカスタマイズしてみようかなと。
で、書き始めたら長くなって、あとでプレイ記録に書いておく量ではなくなったので、別エントリーでメモしておきます。


あ、ネタバレを含みます。
が、今週末に僕と遊ばない人は読んでも問題ないかなーあるかなーぐらい。




















オープニング

継続PC(今回は別パーティで参加)

 アクセルの街の冒険者ギルド。キミが冒険者ギルドに入っていくと、美人受付嬢のルナとカズマサ(前回参加した僕のPC。チート「勘違い系」でカズマに間違われることもある。とはいえ役割的には他NPCでも全く問題ない)が言い合っている声が聞こえてくる。
 「だから俺がやるって」「しかしカズマさんはちょっと応募条件に合致しないというか」「カズマサ」「カズマサさんも条件に合致しないというか」「どっちもかよ!問題ないよ。信じてよ、俺の曇りない澄んだ目を見てよ」
 カズマサの傍にいくと声を掛けられる。
 「ちょうどいいところに。見てくれよ」
 クエストボードから剥がされたらしい紙をキミに見せる。
 チラシ「急募、採取系、応募条件:口が固い者」と書いてある。報酬はなかなか良さげだ。
 そんなわけで「俺たち口固いよな」と振るので、カズマサのことを知らない人扱いして、依頼を受けてください。


 (PCの返答を受けて)「あら、●●さんなら信頼できるわ」
 カズマサ「ちょ待てよ。いや待って、待ってください。ねえ捨てないで、見捨てないで」という声とともにシーン終了。

宗教勧誘(PCの設定がアクシズ教団だったので)

 キミは”はじまりの街”アクセルにやってきた。
 ここはいい街だ。誰もが笑顔だ。「ようこそアクセルの街へ」と声をかけてくる人もいる。
 しかしキミがアクシズ教団を語る、もしくはアクシズ教団関係者と分かると、事態は一変する。
 急に周囲の人々がギクシャク動き始めて、皆が急用を思い出したり、晴れているのに雨が降りそうなだから洗濯物を片付けなきゃと言い始めたり、突然誰かに呼ばれたテイで、目の前からいなくなっていく。家の扉は閉じられ、窓は閉められ、外に出ようとした子供は連れ戻される。あっという前に目の前は無人となり、タンブルウィードがコロコロと転がる。


 キミの近くの建物が、そろそろと扉を閉じようとするのに気づいた。冒険者ギルドのようだ。キミの身体は電光石火の速さで反応して、流れるような動きで、今まさに閉じられようとする扉に足を挟み込んだ。
 扉を閉じようとした女性(ルナ)「何か御用ですか?いや宗教は間に合ってます。いま両親は不在です。うちにTVありません」
 慌てふためき支離滅裂な彼女が手に持っていた紙束から一枚の紙が足元におちる。
 そんなわけでそのクエスト用紙を拾って依頼を受けてください。これが拾う神ってやつですよ(ガハハ

料理人(PCの設定が料理人だったので)

 キミは路銀を稼ぐために、屋台や料理店で食事の腕を披露している。
 たくさんの人が集まり、うめえうめえ言いながらがっつく客。
(ここでPCがどんな料理を作ったのかを聞こう)
 しかし1人の客がぽつりと言う。
 「うまいぞーと絶叫したいところだけど、それにはやっぱりアレがなきゃだめかな」「いやあれは反則だろ。こういう普通の料理と比べるものじゃない」「でもアレはさあ。アレだよなあ。ああアレな感じで」

という振りで絶叫ニンジンに興味を持って採取クエストに参加してください

エスト依頼

 クエスト依頼者は包帯でぐるぐる巻きになってベッドに横たわっている。絶叫ニンジンを甘く見たツケを払ったのだろう。(その場にいてもいいし、そういうカットを入れるだけでもok)
 またカズマサはクエスト説明の際には、冒険者ギルドから締め出されている。

ミドル

  • 情報項目は「絶叫ニンジン」のみ。もう1個は削除する。成功した場合は、続いてエネミー識別判定を促す。
  • 道中。危険感知(【感知】)判定 難易度10。成功したら視線を感じる。後でNPC(カズマサ)が登場する伏線。追及されたら「『ニ、ニャー』という音が聞こえたので、『なんだネコか』と言って流してください」とお願いする。
  • マップを一本道に変更する。
  • エリア3:PCがエリア2で絶叫ニンジンを採取している間に、NPC(カズマサ)が先行して、キズモノニンジンによってボコボコにされている。
  • NPC(カズマサ)はボコボコにされているので戦闘には参加できない。
  • 戦闘が終わったら、独自に入手した情報「絶叫KINGニンジン。通常の3倍の大きさ、珍しい。きっと一個で5個分のぐらいの価値がある」という噂話を聞き、単独で先行して抜け駆けしようとしていたことを語る。
  • 「抜け駆けしようとして悪かった。こうなってしまったからには致し方ない。一緒にtogatherしようぜ」とか言って熱い握手をして仲直りしようとする。しかしその時、ニンジンが開けた穴に足を滑らせて、足がグキっと変な方向に曲がる。「イタイ!イタイ!!イタイ!!!」(ゴロゴロゴロ)。そんなわけで以降もPCの戦力にはならない。
  • このイベントは、この先にボスっぽいやつがいるというのを伝えるためである。いやホントに。
  • 宝物イベント:Gが出てこないので削る。

クライマックス

  • 後衛1体を絶叫KINGニンジンに変更。
  • 絶叫KINGニンジンのデータ変更箇所は以下の通り。
    • 採取難易度+2
    • キズモノニンジンではなく、キズモノKINGニンジンに変化する。
  • キズモノKINGニンジンのデータ変更箇所は以下の通り。
    • 3回行動。ただしうち1回は《当たり散らし》のみ。
    • 《当たり散らし》の対象にはならない。
    • HPは変わらない
  • シナリオ的には頑張って絶叫KINGニンジンを採取してもらって盛り上がって欲しい。

エンディング

  • 絶叫KINGニンジンは見た目は珍しいが、絶叫も通常の3倍なので買い取られない。
  • 希少価値が高いから高く売れるのではというのはNPC(カズマサ)の思い込み。「そういえは確かに高く売れるとは言ってなかったな」(アホな顔で
  • 絶叫KINGニンジン(キズモノKINGニンジン)は1個でPC人数分試食できる。まあみんなで食べよう。
  • 「この美味しさに絶叫を!表」に「7:任意 なんか思いついたスゴイやつ!」を追加。