ブレイド・オブ・アルカナ「忘れられた王子#2 夏の想い出」を遊んで

2006年に書いたシナリオ「夏の想い出」のGMをやってきました。


セッショントレーラー&ハンドアウト

参加者

集まった面子は以下の通り。

GM:akiyuki

過去の自分と対面したGM。過去の僕は、なかなかに夢見がちで、頑張ってた。そして、少し泣く…じゃなくて手直しした。

PC1:カール王子/ステラ、アングルス、ウェントス/職人さん

将来に自軍大敗北の末、行方不明になることが運命づけられた王子。GMの「カールは愚鈍の振りをしつつも、実はキレ者」というイメージの押しつけを一身に背負い、その大役を果たした。特に渡したナイフは、フォーゲルヴァイデ家である証になって良かったかと。

PC2:アンセル王子/ファンタスマ、ファンタスマ、ステラ/しぃさん

将来に闇落ちして皇帝になることが運命づけられた王子。マッハで下がるDPで将来の闇を予感させつつ、最後のウェントス復帰は、未来に一抹の希望を抱かせる展開になったと思います。長男として皆を守ろうとして、皆から守られる、マジヒロイン。

PC3:ヒルダ王女/コロナ、アングルス、ステラ/Nene-Keyさん

将来に兄弟と血肉を争う戦いを運命づけられた王女。安定したアングルスなヒロインロールをしつつ、慈愛の指輪で攻撃するアタッカー。慈愛の指輪は祈りの力か、格闘(物理)であるかで見解の相違が発生した。その判断は後世の歴史家に任せようと思う。

PC4:ギギル/アダマス、フルキファル、アルドール/しょーじさん

かつてローゼンブルク家に密かにヒルダの双子の姉妹を届けた、狼人。歴史裏の表舞台に出てこなかった秘密を胸に抱き続けてきた、というザ・PC英雄。その後、紅い目の月は狼人に育てられたというエピソードは、とてもファンタジーじゃないかと思ったり。

セッション

PC1がカール王子、PC2がアンセル王子、PC3がヒルダ王女というファンシナリオです。
一見ネタっぽいですが、背景は大真面目で、展開はオーソドックスという、過去の自分の見かけ倒しな自信作です。


今回遊ぶにあたり、少し手直ししました。
セッショントレーラーやハンドアウトの前に、三王会戦の様子から、三兄弟の未来を描くマスターシーンをはさんだり。
失敗すると展開が止まり気味なミドル判定を自動成功にしたり、
どうやって展開させるつもりか理解不能なシーン!?を、セッションハンドリングでカバーしたり。


クライマックスは、殺戮者の最後の一撃に対して、カールがメジャー放棄してアンセルを庇おうとするが、そもそも攻撃が外れて、代償にて死亡という展開は実にヒロイックだったのではないかと思います。


このシナリオを遊ぶのは2回目なのですが。1回目は1日2シナリオ、PL5人でした。今回は1日1シナリオ、PL4人と、ゆとりを持って遊ぶことが出来たので、前回遊んだ時よりは、スムーズに回ったんじゃないかなぁと思います。そして僕の3兄弟ドリームを披露するという意味では、前回、今回ともに満足満足なセッションでした。付き合ってくれた(被害者の)皆さん、ありがとう、そしてありがとう。