『ブレイド・オブ・アルカナ』「贄たる乙女の城」を遊んで

今年のゲーム納めで『ブレイド・オブ・アルカナ』を遊びました。
クリスマスイブだぜ、いぇーい!


遊んだのは、GMあるばがるどさんのオリジナルシナリオ「贄たる乙女の城」。
精力的に、そしてストイックにシナリオを作り続ける様には頭が下がるばかりで、見習いたいものです。とりあえずiPadとペンでも入手して、カタチから入るか!?(そこは関係ない)。


今回のシナリオも、魅力的なブレカナの背景設定を生かしたストーリーに、キャッチーな登場人物を載せて、PCを活躍させてくれる、スゴイやつ。そのうちWeb掲載されるかもしれない。果報は寝て待て。


ざっくりしたセッティングは、

山間の小さな城には、領地から乙女が集められて帰ってこない。そこは魔神メローディア崇拝の疑いがあるという。そこに集う聖痕者たち。

という話。


ブレカナ世界的には、アーの一神教と、それに対する邪教扱いで滅ぼされようとしているその他の神々が魔神という扱いという面もあり、でも現実世界の一神教多神教の様相とは違って、神様実在するんだよね的なあたりの一概に比較はできないけど、魔神は独特で面白いテーマなのです。あと魔神たち魅力的だしね。


そんなわけで、今回はボクがPC1!(ヒロイック*1

PC1:"蝗(いなご)追い”ルビエラアルドール=アダマス=ディアボルス/akiyuki

 由緒正しい家に生まれ育ったお嬢様が、運命の気まぐれで、魔神グーラ*2の花押を刻まれ、3年間に別人のようにマッチョに鍛え上げて*3、呪いからの解放の遍歴者。
 久々に知人に会いに行ったら、相手はこちらを認識出来なくて面白いだろうなというところまでは計算済みだったのですが、いやしかし…w

PC2:聖女ジャンヌ・ライト、またはコティングリー聖霊事件の魔女/アングルス=ファンタスマ=マーテル/梔子薫さん

 聖女を騙って免罪符を売る詐欺師。しかし自分の吐いた嘘に逃げ場をふさがれて、聖女として危機に臨む。ピーキー設定かと思いきや、なんか安定感抜群で、PC4の狂気と対比して、物凄いイイひとに見えてくる不思議な魅力。

PC3:”傾国の”ゲンスフライシュ/クレアータ=デクストラ=イグニス/しょーじさん

 かつてクレム*4を作成した伝説の錬金術師。現在はケルバーで弟子を育てたりしながら、逃げたクレムを探している。彼女のオトナな師匠ロールで、弟子NPCがものすごいいいヤツとしてスポットライトがあたったのが印象的。*5

PC4:"蛇焼き学士"バーナード/アクシス=エルス=フィニス/チャクラ厨

 竜伐軍還りの剣十字修道会魔術師。異端を炎で焼きまくることで、アーへの信仰を証明する。やばい。発言が殺戮者よりも殺戮者に聞こえるw これが愛、アガペー、そして狂気。そして中の人はPC1の魔印ネタをつついて燃やさないスマートさでスタイルとセッションのバランスを取って走り切った。かっこいい。


 登場するPCもまた、これはブレカナのダークファンタジー文脈に沿った聖痕者たち。
 何度か一緒に遊んでいる面子ということもあり、またブレカナはリインカネーションでわりと役割分担がゆるくなったところがあり、イメージ先行で好きなキャラクターを持ち寄ればいいんじゃないぐらいのバランスで遊べているのが、個人的にはとても楽しいのです。


 過去の資産は資産としつつも、ルール的にも*6、設定的にも*7、いま実はリインカネーション面白いと思うんだよね。いやホントに。
 だから遊ぼう。そうしよう。

*1:大昔ブレカナで包帯男(主我エルス群体蟲)でキモイキモーイ言われたトラウマ(笑)を、ヒロイック言い続けて乗り越えてきた経験から、僕にとってはヒロイックは力強いマジックワードなのですw

*2:

*3:髪に聖痕。髪型が聖痕っぽくなるというルール記載を見て、アダマスの聖痕をおいて、物凄い髪型になるので髪を短く切ったけど、左右のサイドが自然にぴょこんと跳ねて直らないという髪型設定は個人的にはカワイイとか思ってる

*4:1stパーソナリティ

*5:その後自キャラ以外を光らせて、自キャラを照らすプレイメソッドについて考えたりしました

*6:表現力がありつつ、出目で一喜一憂できる

*7:一回リセットしたのと、群雄割拠具合と、逆説的なサポートの薄さによる自由なリソース