ブラッドムーン「ロアナプラ キャンペーン#1」を遊んで

ヒロベさんGMで、ブラックラグーンの世界設定でブラッドムーンを遊ぶ企画。
東南アジアにあるっぽい、架空の犯罪都市、ロアナプラを舞台に、ボンクラなハンターたちが集まって、ドタバタやって、なんとなくイイ話に落としたりするセッションになるはず。なる予定。なるといいな。

プレイヤー

集まった面子は以下の通り。

マリオ・デルヴェッキオ/長銃/シルバーバレット/ruwindさん

赤帽子、赤シャツにオーバーオールのイタリアヒゲ男。緑服を来た弟ルイージがいる。キノコとか下水管に過剰反応する。

グエン・チエンキエム/罠/ウィッカーマン/akiyuki

妻と別れて、借金返済のためにハンターをやっている貧乏人。セッションの流れで設定が変幻自在する。

デニーロ(朝日麒麟)/ハンマー/ウィッカーマン/たかどうさん

サイタマからバスを乗り継いだらロアナプラに辿りついた。いつも無言でバッドを振ってる、すごい漢。目線を合わせたら負けだ。

アダム・X・ヴァンデルガルデ&イブ・D・ヴァンデルガルデ/人形/黄金の杯/tosiさん

1人2役界から第一人者が満を持してやってきた双子。というか片方は人形。接触者と半吸血鬼を交配させた“覚醒者”に成り損ねた子供。

セッション

1日2セッションまわるまわる。

第1話「Lechon Baboy」

いつものように“イエローフラッグ”にたむろするハンターの面々。


バオから“豚の姿をしたモノビースト”が出るという噂を聞きつけ、捕まえて“レチョン・バブイ(フィリピン料理で豚の丸焼き)”にしてやるという馬鹿話をしていたのだが…

導入タイプ「窮乏」のアイテムを1個減らせば、経験点6って美味しくね?という発言から、ハンター全員が「窮乏」で始まったセッション。金に困ったボンクラが、モノビースト(Lv2)狩りの話に飛びつくという、それっぽい話。1話目だから何とかなるだろうと、焼夷弾を片手に迎撃したら、嘔吐(エメシス)されて乱戦突入。2人が狂気に手を出した上で、5ラウンド目に勝利を収めた。やっぱ敵をナメちゃいけなかった。


しかし「窮乏」うめーうめーで、全員2レベルに成長。

第2話「Ohne Furcht und Adel」

“コーサ・ノストラ”、イタリアン・マフィアの犯罪組織。


その組織に所属する“リッカー・ベルデ”が掟を破り、暴走を始める。
このことを重く見たはコーサ・ノストラのボス“ロニー”は、血の粛正を決定するのであった…

2話目はヴァンパイア(Lv3)を狩る話。フォロワーに、マリオの弟ルイジ(犯罪者)と、グエンの別れた妻(諜報員)が現れるの巻。1回目で「窮乏」を満喫したakiyukiは、あえて「救出」を選択して、苦労のわりに獲得する経験値が低くなる茨を道を歩むことを決める。だって、なんか面白そうだったから。諜報員のマイナス効果は全てグエンが被り(他の人の援護はもらった)、フォロワーの攻撃はグエンが狙われ(他の人に庇ってもらった)、なんとか妻の説得に成功するという当番回をクリアしたのでした。ちなみに他の3人は「窮乏」を選択して、幸福を壊されたアダムは3レベルになっていた。なん…だと!?


ま、感情的な選択はリスキーで見返りは少なく。でも達成したら記憶に残るというデザインなのだと思います。苦しかった。もうやりたくないwww


で、『ブラッドムーン』を連続して遊ぶのは初めてなのですが、1レベルでは旧版より難易度が低く、レベルが上がるにつれてハンター側勝利のための難易度が上がっていくのではないかという感触。思い入れがないキャラクターが殺られるより、何回か遊んだキャラクターを殺った方が面白いよね、というヤなキャンペーン志向なのだと感じました。

ハウスルール

以下のハウスルールを導入して遊びました。

スペシャル(6ゾロ)の効果について

スペシャル発生時、任意の変調を1つ解除することができる。
(【余裕】が3増加、戦闘時のダメージ+1d6の効果に追加される)

このハウスルールで苦しかったけど、バランスとしては面白い戦闘になったと思います。

拠点ルール

GMが頑張って用意してくれたけど、こちらはうまく使えなかった印象。
GMがモンスター、フォロワーが拠点に配置して、PLは協力者(いれば)拠点に配置する、という仕組みだったのですが。
GMが折角用意してくれた、協力者(候補)に触れることなく、セッションが終了してしまいました。正直、そこまで手番に余裕がなかったという感じ。

最後に

とにかく時折カッコつけたり、とってつけたようなイイ話を織り込みつつ、ゲラゲラ笑いながら、ギリギリの線で殺し合う、楽しいセッションでした。次回も楽しみです。