『ブレイド・オブ・アルカナ』「老いた大地の底で」を遊んで

ブレイド・オブ・アルカナ』の平日オンラインセッションを遊びました。
シナリオは、ぱらでぃんさん作『リトル・ゲームズ』をベースに、ハンドアウトやらなにやらを自分好みに書き換えてしまったもの。PL2人用、全2話の尖ったシナリオです。
http://www.nekohaus.net/ajara/boa/LittleGames.pdf

改変ハンドアウト

クイックスタート

本シナリオでは、以下の2つのサンプルキャラクターを使用することを推奨する。

  • PC1:永生者(BAR p.44)
  • PC2:遍歴の騎士(BAR p.26)

コンストラクション

コンストラクションのアルカナの指定は以下の通り。

  • PC1:フィニス(加えてワイト族であることが望ましい)
  • PC2:特になし(ダメージを出せるキャラクターであることが望ましい)

シナリオハンドアウト

 各PCには以下の設定がつく。キャラクター作成時によく相談すること。

  • PC1:ジョセフ・アーヴィングに死を与える方法を探す永生者。
  • PC2:アルド・バローニ(BAR p.216)の依頼を受けた。

PC1用ハンドアウト 因縁:☆ジョセフ・アーヴィング/怨敵

 かつてあなたの一族は滅ぼされた。同じ一族のジョセフ・アーヴィング・ヴァン・グラスによって、魔神ダァト・ナイアール・アーへの生贄に捧げられたのだ。あなたはジョセフと戦って勝利したが、呪われた身体を得た彼に死を与えることが出来なかった。そこであなたは彼をグラス城の地下深くに封印して、死を与える方法を求め、世界を旅した。そして旅の最中に気づいたのだ。ああ、なんということだ。あなたもまた呪われし永生者となっていたのだ。そして500年の刻が過ぎ、あなたは歴史から忘れられ、朽ち果てたグラス城へと還ってきた。

PC2用ハンドアウト 因縁:☆ゴトフリート・ベック/取引

 あなたはアルド・バローニ師に乞われ、辺境伯領のレッドブルクへ向かっている。そこの領主ベック卿は考古趣味があり、探検隊を率いてさまざまな珍品を自ら集めており、それをケルバーの大学で検分してほしいという話なのだ。なんでも辺境伯領内で、古い城跡を発見して、そこから掘り出したものらしい。
 だが、城下の村に到着して、明日はようやくベック卿に対面できると思ったのもつかの間、夜のねっとりとした湿った空気で覆われ、筆舌に尽くしがたいおぞましい臭気を放ち、其れはあなたの眼前に現れた。

やー。やっちまった感のある改変ですwww
今回さらに踏み込んで、PLもPC枠指定で声を掛けさせていただきました。

参加者

PC1:”鳥使い”デアドリ/エルス=フィニス=デクストラ/ろばたにさん(@robatani)

 おぞましい気配を漂わせた機械の鳥を連れ、身の丈ほどもある奇妙な剣を背負った娘。

PC2:"(自称)小剣匠"アインザム・ビルンバウム/フルキフェル(バンビーノ)=ルナ=グラディウス/ARHMさん(@hidearihama)

 呪いで魔力を失ったバンビーノ。剣匠卿に剣を学び、ケルバーナイフを自在に操る剣士。

 PC2人ということで好き勝手に前倒れにいこう!という流れ。もしやそれがあんな悲劇を生むことになるとは…
 

セッション





  • 魔神ダァト・ナイアール・アーとか懐かしい(1stランギル)*1
  • 「悪徳と希望ルール」で、そんなに得意な技能ではないけど、シーンの雰囲気で1個振りしてみるとか、とても好き。
  • 戦闘は、やっぱ3人いた方が安定する、かな。
  • でも2人のコンパクトなスピーディさは魅力的。

エンディング

自作。個人的にブレカナのシナリオの最後は「西方歴~」のナレーションで締めると落ち着くのです

西方歴1166年、こうして辺境伯レッドブルクの城下町は、多くの者に予兆を感じさせることもなく、瞬く間に滅びた。後に惨劇の夜とも呼ばれるこの出来事が、なにゆえ起きたのか詳しく語られることはなかった。しかしこの惨劇の最中にも、わずかな希望の光に照らされ、運命の道を切り開いた英雄たちがいたという。そして英雄たちの物語にはまだ続きがあるのだが、それはまた別の機会に語られるであろう。


ブレイド・オブ・アルカナ老いた大地の底で」

やっぱ、ブレカナはいいぞ。

*1:ニャル様敵なアレ