AFF「火吹山……その後」を遊んで

『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』のSNE公式サイト公開シナリオ「火吹山……その後」を遊びました。
平日夜分割オンセ。前編 8/8、後編 8/24で計4時間強ぐらい。

参加者

面子は火吹山のセッションと同じ4名。今度はディレクター(GM)が鉄鎖さんにチェンジ。AFFオンセ言い出しっぺのアルバさんにプレイヤーをしてもらう機会を作ろうという粋な心意気。おとなだー。

キャラクターは、

  • ラク・グレートヘルム(テラクの神官戦士)*1/akiyuki
  • イン・チェッハーハー(妖術師)/古森匣樹太郎さん
  • ムカムカ(まじない師)/アルバガルドさん

なんと全員ドワーフ!そして皆魔法を使ってみようの巻。

前に遊んだ時はサンプルキャラクターだったので、はじめてのキャラクター作成。
ん?初期所持品は?重量制限は?

細けぇことはいいんだよ!*2

シナリオ

 避けようと思えば戦闘は少なめ。リアル頭脳をしぼる要素あり(リドルとか久々だった*3)。普段遊んでいるゲームのシナリオとは趣が異なり、とっても新鮮。元々ゲームイベントで遊ばれたシナリオらしいのですが、ゲームに慣れていない人でもワイワイ遊べるように意識しているのかなぁ。*4
 個人的には各PCの当事者性がもうちょっと高い方が好みなのですが。そこらへんはシナリオの範疇ではなく、各卓の裁量に任せているということなのかもしれません。

セッション

 システムのせいか、シナリオのせいか、はたまたメンツのせいか、全体にとにかくゆるく。
「妖術」「まじない」「魔術」で悪いこと?を考えるのが楽しく。

  • ラクタを宝石に変え、情報量を支払ったから、術が解けないうちに早く店を出ようとするとか
  • 金貨を払って、相手の懐から、金貨の呼び寄せ術を使って、これ実質無料!とか言ってみたりとか
  • 〈手作業:聖印〉で、このコルク栓に似たものを複製できませんかね?とか。

「これイケるんじゃない?」「そりゃヒドイ」「ダメでしょ」「ですよーねー」「わははは」みたいな。楽しいセッションでした!


 こういう遊び方は、一見昔っぽいように見えるかもしれませんが。少なくとも僕にとっては、これ今だからこそ遊べると遊び方なんですよね。ガツガツとせず、おおらかに、アバウトでも、ディレクターをはじめとるする参加者全員でセッションを進めていく。これって参加者全員に長年のGM経験があって、適度にセッションを進めるための、裁定が出来るからじゃないかなー。少なくとも過去の自分には無理だったかなー。*5


 バタ臭いヒロイックファンタジーなワールド設定も、過去のゲームブックの記憶で美化されつつも*6、今の技術でシナリオを書いたらどうなるのかなぁと夢想するぐらい、今でも魅力的でした。
 面白いから、みんなも騙されたと思って(僕と一緒に)遊んでみるといいよ!

*1:バケツ兜を被った怪しいドワーフがやってみたかった

*2:本当は指針があった方がもちろん望ましい

*3:スフィンクスが出てきたので話を聞く前に「人間!」と言ってみたがもちろん全然違った

*4:なんかこー、ちょいちょいリアル中の人の頭脳を使うところに、なぜかやったこともない脱出ゲームのプレイ感覚はこんな感じなのかなぁとか思ったり

*5:そこのルールの解釈は原書のテキストによると…

*6:僕にとっては原点だしなー