『ブラッドムーン』シナリオ「その吸血鬼、傍若無人」
『ブラッドムーン』GM持ち回りセッション会のGMに向けてアイデアメモ。
結局マジメなやつはぶん投げて、本能が赴くままにバカっぽいやつでいくことにしました。
『ダークデイズドライブ』とぼんやりコラボした感じのシナリオ。
シナリオタイトル「その吸血鬼、傍若無人」
スペック
- ハンター:レベル5
- モンスター:ヴァンパイア
- 舞台:現代日本
導入メモ、あるいはシナリオセッティング
ハンターたちは、男爵(バロン)というヴァンパイアを追っているいる。しかし彼は、いざ決戦を前に姿をくらます術に長けていた。本人曰く、ハンターと戦ってもつまらない。もっと楽しいことがある。だそうだ。
現在、彼は日本で友愛会なる組織に身を寄せている。自らも不死者となりたい人間たちが、ヴァンパイアを崇めたてる組織らしい。そして組織でヴァンパイアの手足となって働く者たちは、イケメンと呼ばれる。理由は不明だ。
それはさておき、またも彼に迫ったハンターは、やはり彼に逃げられる。しかし何かの気まぐれか、今回は彼から挑戦を受けた。今度友愛会で日本全国を巡り、イベント(無茶振り)で活躍したものには望み、すなわち不死を授けるという。もしそこで活躍できたならば今度は逃げずに決戦をしてやってもいいという。
ならば話は早い。早速ハンターたちは友愛会のセミナーの会場に潜り込んだ。
その壇上には、大勢の熱狂的なイケメンたちが見守る中、ドヤ顔のヴァンパイアが立っていた。
「不死者になりたいか!」「おー!」
「人間を越えたチカラを手に入れたいか!」「おー!」
「声が小さい!!」
ちょっと後悔したかもしれない。
正直帰りたかったかもしれない。
しかしもう後戻りは出来ない。
こうして日本全国を股にかけた、彼の傍若無人な無茶振りに応える日々が始まったのだ。
モンスター概要
- 通称、男爵(バロン)。レベル5ヴァンパイア
- チョイワルで、イケオジな西洋人。流暢な日本語を話す。
- 支配力[7]
オラオラ | 自信 | 2 | いつもオラオラしてる。 |
イケイケ | 地位 | 2 | 友愛会のイケメンたちが持ち上げてくれる。 |
ギラギラ | 日常 | 3 | 常に自分がオモロいと感じることを探している。 |
(データ詳細は未作成)
フォロワー
赤坂はじめ
種別:権力者[p.158]
友愛会のイケメン。
将来政治家を目指すエリート官僚。インテリ眼鏡スーツ。
理想を実現するために、強大なリソースが必要だと考えている。
赤坂に勤めている。シンボルカラーは赤。
白金零
種別:犯罪者[p.161]
友愛会のイケメン。
眉目秀麗、文武両道、家は裕福。ブランド服をさらっと着こなす。
完璧な自分にこそ、不死はふさわしいと思っているナルシスト。
白金に住んでる。シンボルカラーは白。
目黒二郎
種別:常人[p.157]
友愛会のイケメン。
自らのことを「漆黒のツヴァイ」と呼称する中2病患者。
ロングコート、眼帯、指抜きグローブ。
目黒に住んでる。シンボルカラーは黒。
シーン表(イベント表)(案)
1d12、または1d6を2回(1回目のダイスが1~3ならば、2回目のダイスで1~6。1回目のダイスが4~6なら、2回目のダイスに+6して7~12を参照する)で、場所とイベントを決めてもいいし、決めなくてもいい。
1 | 北海道で雪合戦 |
2 | 青森十和田湖でスケート大会 |
3 | 新潟-佐渡寒中水泳大会 |
4 | 長野で花火大会 |
5 | 東京で高層ビルバンジー |
6 | 富士山登山大会 |
7 | 大阪で食い倒れ大食い |
8 | 京都のリアル坊主めくり |
9 | 神戸でヤクザ事務所襲撃 |
10 | 四国88朱印集め |
11 | 別府で熱湯温泉 |
12 | 沖縄で基地から借り物競走 |
導入サンプル
以下の導入サンプルを利用してもいいし、利用しなくてもいい。
被っても問題ないでしょう。
撃滅[p.105]または挑戦[p.105]
ハンターは、男爵を狩るために、友愛会に潜入している。つまりイケメンだ。
隙を見て寝首をかこうと思っていたが、これはチャンスだ。
救済[p.105]
フォロワーは、友愛会に入ってからすっかり様子が変わってしまった。
ハンターは、フォロワーの家族や友人から、フォロワーの目を覚まさせてほしいと依頼される。
対話[p.107]または完勝[p.107]
ハンターは、男爵と何度か対峙して勝利している。
「あー、はいはい。オレの負け負け。それじゃ失礼させてもらうわー」
まともに相手にされていない。次こそは白黒つけたい。
シナリオ幸福[p.216]
以下のいずれかを追加で取得してもよい。
【強度】は1。【耐久力】も1増える。
被っても問題ないでしょう。
勝利の方程式 | 自信 | イベントで勝利するビジョンがあります |
バックアップ体制 | 地位か人脈 | 影から支えてくる組織や人がいます |
まさかの出会い | 日常か退路 | フォロワーのひとりが知人でした |