『Gears&Gigantes』「Gの鼓動」を遊んで

同人ゲーム『5e Compatible Gears&Gigantes(以下G&G)』を遊ぶイベント。
G&Gはプラモデルを使って、PCがギアと呼ばれる巨人を操って遊ぶゲームです。

クイックスタート

akiyuki3.hatenablog.com

セッション前


ネタを考えていたのは去年の9月。それからズルズルと時を経て。
どぎゃんとせんといかんと勢いをつけて動き始めたのが11月。
もうこの時にはインスピネタは考えていたもよう。
この頃にはギアの準備を整っていたもよう。
あとは強く当たって流れで(結果的にネタはほぼ披露したつもりで満足気な顔

オープニングマスターシーン

暗闇。「ねえ。まだ灯りつかないの」「もうちょっと」
灯りが灯る。
「もう。洞窟の中でランタンを落として消しちゃうなんて信じられない」
「悪かったよ。ちょっと足を滑らせたんだよ」
「気を付けてよね。さっ、あともう少しだから先を急ぎましょ」
2人の少年少女が道を歩く。しばらく歩くと天井が高い空間が広がる。
そこには何らかの神が祀られているかのような祭壇と、その祭壇を見下ろすように立つ、巨大な岩のレリーフの影が3体。
「すっげー。ほんとうにあったんだ」
「あたりまえじゃない。古文書にそう書いてあったんだから」
「で、どうする?」
「書いてある通りに動かしてみるわ」
ごごご。巨大な地揺れが発生。少年少女の悲鳴とともにシーン終了。

PC紹介(アバン演出戦闘)

 PC紹介(ギアとキャラクター)を、アバン演出戦闘をしながらやってみようぜスタート。
 オンラインネットゲーム NEXSUS上でバトルロイヤルをしているところをイメージ。
 PCの設定を現代人に寄せることによって、世界観を説明したり、整合性をとることを放棄して、PLがPCを立てやすくするライフハック

ギア名:アルカディア/キャラクター名:キャプテン・シュタインベルガー/蛮族の狂戦士/アンドーさん


「そんな近接武器しか持っていないギアが!バックダッシュ撃ちすれば手も足もでないだろうが!」
「それはどうかな」ガッと挟まれて首をねじ切られる。
「うわー。馬鹿なー!(良いやられ役の顔で)」

ギア名:ポルタ・ノヴァ/キャラクター名:トッポ/疾風の双剣/yukaさん


(森林地帯)「レーダー反応によれば奴はここにいるはず。(レーダー反応が重なる。警告音)何処だ。何処だ。ハッ上か!?」
頭上背後からのバックアタック一撃でギアを葬る。

ギア名:ラッシング・チーター・ポルタ/キャラクター名:タカギワ・タルチャン/ドワさん


チータスなポルタ。二刀流で金髪碧眼の少年から決闘を挑まれるが、これを軽くあしらって撃退する。
「まだだ。まだ僕が負けたわけじゃない。勝負はまだ終わっちゃいない!」というライバル設定伏線。

異世界

・突然メインモニターに映し出される。極彩色の湾曲した空間。
「聞こえていますか?今あなたの心に直接語りかけています」
「わたしに名はありません。宇宙の意志、概念的存在だからです。強いて呼ぶならば The G」
「あなたはこれから、あなたの力を必要とする世界からの呼び声に答え、今とは異なる世界へ行ってもらいます」
「全ての答えは G の鼓動の中に」

マスターシーン

次元界の海を飛ぶジャマーシップ。ハーフビーク級【次元潜航艦】。先端が尖った細長い船体。白。船尾が尾びれのように広がっている。*1
ブリッジ「大佐、次元震災反応でました。」
金髪碧眼人型マスク男性「オラクルに狂いはなかったようだな。よし。これより本艦は、第二級戦闘配備で反応地点へ向かう」
それから第一番近くにいる部隊を偵察へ向かわせろ。」「ハッ」
「現地では、わたしも出る。アレ*2を使えるようにしておけ」「ハッ」
「さて面白くなってきたな。フフッ」

法輪山洞窟*3

機体が振動で揺れている。
洞窟の中。眼下に少年少女。落石。【敏捷力】10。失敗すると1d6ダメージ。
頭上を見上げると天井が崩落して青い空が見える。外に出るためには登らないといけないようだ。登攀のための運動13。失敗すると1d6ダメージ。

「DM、軽業でいい?」
「いいですよ。じゃあトロワ跳びして登攀で」


スタイリッシュなトロワ跳びは難しいwww

登攀後。眼下。山肌にある小さな村。周囲は乾いた土と岩、遮るものがほぼない平地。
ここは地の果て、流されてオレ。

「あー、なんか情景がばっちり伝わったw」

戦闘遭遇1:vsギア帝先遣隊(ならず者)

地平線に砂ぼこり。
ヒャッハー
【ギア帝先遣隊】
「偵察?知らんなぁ。大佐だって戦場で手柄を立てて出世したんだ」

村を襲撃しようとする集団との戦闘。
4体で1ユニットの群体ならず者×6。中型とギアのサイズ対比をやって、ギアの圧倒的な強さを体感するフェイズ。

戦闘遭遇2:vs一つ目ギア3連星

空から【次元間HLV】が落下。
HLVのハッチが開き、中から一つ目のモノアイが光る。中から出てくる3体のギア。
「やれやれまったくいいご身分だな。勝手に先にドンパチはじめやがって。で、負けて逃げてるんだから世話ねえよな。みっともないマネをさらして。
「助けて(ぐしゃ)」
「【ギア帝】陛下の配下に負け犬はいらない」
「悪い(ムービーシーンで)待たせたな。さ、いっちょ揉んでやるか」
傷だらけで、使い込まれた、ギア。(通常よりもHPは低い)
勝利条件:2機停止。

盤面に動きを出して、モールの圧倒感を出すために、敏捷セーヴ10に失敗したら伏せ状態に。


捕虜1名(界賊側の情報を伝える役目)
「降参だ。捕虜の扱いは南極条約に則ってくれるんだろうな」
「この世界の南極って?」
「難局条約じゃないかな。難局時の条約」
「どこかに南極あるんですよ!」

非戦闘遭遇:村へ

「村に来てよ。村の長老たちに紹介したい」
村人と少年がもめている。
「そんなことを言ったって、この人たちが来る前から、【ギア帝】は【法輪山】に眠る【伝説の石巨人】たちを捜していたじゃないか。
やつらがここにくるのも時間の問題だったのさ」
村人
「こんなことを言いたくはないんだが。早くこの村を離れてもらえないだろうか」
「おぬしたちのギアは、そう眩しすぎる。その立派なギアがここに界賊という災いを呼び込むのじゃ」

説得ルート(村の客として迎えられる。【ギア仙人】。自動的に修理してくれる)と追放ルート(森で野宿。自分たちで補給したり修理判定する)。
結果説得失敗。追放ルートへ。

「ところでギア仙人って、ギア帝と何か関係があるんですか」
「老人はそれには応えず、背を向けて杖をついて去っていく。背中では、特に考えていないが、そうかもしれないそうでないかもしれないと語っている」

非戦闘遭遇:彷徨いびとたち

「ぶっちゃけ。ここから追放されたけど村が襲われるところに『ちっ、仕方がない。見捨てるわけにはいかないだろ』と言って駆けつけるルートと、さっきのHLVを使って敵艦にスターデストロイヤー的偽装潜入するルートの2つで分岐するんですが。どっちにします?」
「じゃあ潜入ルートで」
「HLVで敵パイロットスーツを着て、いかにも本隊復帰するていで着艦するということで。ではペテン判定を」
「協力するよ」
「どんな感じで?」
「混線ノイズ音担当」「負傷して苦痛をあげている担当」
「では有利で判定…う、失敗」
「3連星はそんなことはいわない。ハッチに着艦する前にHLVに攻撃が命中して破壊されます。そしてその残骸から現れる君たちのギア3体」
「ちっ、そんなに甘くはなかったか。しかしここまで接近すれば艦内部に入ることはできるさ」

戦闘遭遇3:バエル

バエル:AC高め HP低め。攻撃命中したら、【筋力】セーヴ10で10フィートノックバック。【敏捷】セーヴ10で伏せ。二刀流。急所攻撃使い。パイロットあり。
ドラゴリッチ:AC低め HP高め。畏怖すべき存在(恐怖)。爪+爪+噛む。ブレスあり。攻撃力高い。パイロットなし。
勝利条件:どちらか1体

「どっちにします?」「バエル」「d20で高い目を出せばいいんでしょ!インスピあるし!強運あるし!」


 バエルのパイロットは金髪碧眼青年士官のマスク大佐。二刀流の構え、太刀筋に見覚えがある。
「あのー、そんなわけでここでアバン演出戦闘を思い出して『もしかして、おまえは!!』的な展開をお願いしたいんですが」
「『もしかして、おまえは!!』


 初手バエル怒りのクリティカル(対象は因縁のチーターではなく、前に出ていたアルカディアへ)。
アルカディアの武器の上に乗って、攻撃とかどうですかね!!」

 その後。PCたちの攻撃はわりと当たらない。ヤバイ感じ。
 しかし


(Tシャツは相方様の意向で地元でしか身に着けることが許されないアレT)

 その後、マスク大佐(PCたちよりも先に異世界に来ていた少年の成長した姿)(一度PCに負けてマスクを被る必要性を感じた流れ)はドラゴンに乗って戦線離脱。
 ギア帝とは果たして一体なんだったのか。伝説の巨人とは謎は深まるばかり。
 そして元いた世界に帰還する方法を探すため、全ての世界に繋がる扉の街を目指して、この世界のどこかから出発している次元鉄道の出発駅を探す、長い流離いの旅が始まったのです。

「え?キャンペーン」
「いえ違います。俺たちの冒険はこれからだエンドです」


 

システム

全体


 それなりに身体に沁みついていて馴染んでいるD&Dのシステムを使って、プラモデルでブーンドドドするのは楽しく。とても他人様には見せられませんw
 移動は一応スクエアマップを用意しましたが、ざっくり抽象戦闘的におおらかでいいんじゃない処理。むしろミニチュアゲーム的に見栄えがいいマップとメジャーで計っておおらかに移動とかでもよかったかも。

ギアのHP

 超大型なら130点なので、1レベルでも派手に殴り合おうぜ。でもあまり回復手段はなしで。という流れは好きです。

クリティカル

 命中判定がクリティカルをすると、中のパイロットに1d10ダメージはアクセントになっていていい感じ。
 あと今回は出なかったけど[精神]ダメージは直接パイロットに入るところとかも(ヴィシャス・モッカリィ強い

インスピレーション


 ゲームして、馬鹿話をして、写真をとる。
 普段のセッションとはちょっと違う感じで新鮮。
 きちんとそういうマインドセットをすれば、わいわい楽しいですよ。
「あ、今、ポージング決めているので、ギアを動かしています。そこにないので狙わないでください」
「データ的にはいるよ!だから狙うよ!w」

射撃武器・魔法

 今回近接武器メインで遊んでもらいましたが。射撃武器や魔法を混ぜたらどんな感じになるのかは不明です。


そんなわけで例によって童心に戻った楽しい一日でした。

*1:スターデストロイヤー風

*2:ペットのドラコリッチのことを言っているがPLには意味ありげだがなんだかわからない

*3:輪廻してギアがたくさん眠っていそうな山