『拳禅無双』「リトルチャイナ・ブルース」を遊んで

格闘アクションRPG『拳禅無双』のオンセ。
今回はpunchlowさんのオリジナルシナリオで遊びました。
サンフランシスコのチャイナタウンで、土地立ち退き要求されているヒロインを、腕っぷしで守る話。
3時間弱ぐらいでさくっと。

参加者

GM:punchlowさん

 相変わらず至れり尽くせりなマスタリング。そしてPLの寝言を拾いつつ、セッション進行は滞らず。気持ち良いワザマエ。

PC1:猪狩紡金(いがり・つむぎ)/魂の柔道家/akiyuki

■ライフパス
名前:猪狩 紡金(いがり・つむぎ)
職業:海外留学生(学生5-1~2)
経験:強者を求めて(3-3~4)
人脈:祖父(猪狩 剛柔郎(いがり・ごうじゅうろう)) ※オリジナル。要GM許可

■設定
小柄な日本人女子大生。幼年期より祖父から柔道の手ほどきを受けた天才柔道家
祖父から世界で武者修行して成果を挙げるまでは帰国してはならぬと理不尽にも申し付けられる。
貧乏1人旅中。

「ここの青椒肉絲は絶品ですね。そう、なんていうか、肉が入っています」

PC2:テリー・フジナミ/ケンカチャンプ/igadaniさん

相棒チェンを殺した犯人を捕まえるため、上司に休職届を叩きつけて、ストリートに飛び出したデカ。
基本「拳で語り合えば分かり合える」と考えているイイヤツだが、それでも許せないヤツはいる!

PC3:チャン/ドランクマスター/アンドーさん

中華料理元料理人。だがザ・ゲートからの借金を背負っている。裏街道まっしぐらの怪しい人。飲めば飲むほど強くなるわけではナイアルヨ。PLが開口一番「NPCにチェンがいるのに紛らわしいPC名ですまん」www

セッション

 オープニング→合流のための軽い情報収集→時間短縮のための判定のみバトル→じっくりクライマックスバトルの流れ。システムの表現力とバトルの楽しさを十二分に生かした、過不足ない進行。遊びながら、これシナリオクラフトと相性が良さそうだなと思いながら楽しみました。

魂の柔道家

 今回使ったサンプルの魂の柔道家は、ちょっと面白いつくりで。投げ技で相手を転倒させて、転倒した相手に寝技を極めるキャラなのですが。ひとりで転倒→寝技を決めるために、セットアップ特技《戦術》で【行動値】を±5することで、自分のメインプロセスが連続で回ってくるように制御することが想定されていると思います(転倒は相手のメインプロセスのマイナーアクションで解除されてしまうため)。これ面白いと思ってやってみたのですが、エネミー特技の《再行動》が入ったらとか、いやそもそもBS転倒が入るとその時点から【行動値】-5入るからとか、いろいろ考えてしまって、結局寝技は決められず。残念。迷いがあったか!
 でも勝てばよかろうなのだ。

我々はルールが読めないw

「奥義は、神業とかと違って宣言で効果発動しないんだよね。メジャーが必要だったり」
「でもドッジできないんだよね。命中判定はファンブルチェック?」
akiyuki内心「(いや、そこはポジティブにクリティカルチェックでしょ。ダメージがあがるし)」

後日ルールを読み返すと。
p.104「▼ドッジ 防御側が勝利し、クリティカルや特技の効果などによってダメージロースステップが発生しないことをドッジと呼ぶ」
おっとドッジなしでも防御判定は発生するのが正解でした!?w
でも
p.104「▼防御判定 (前略)防御判定がクリティカルだった場合、その時点で攻撃は失敗となり、カウンターステップへ移行する」
の記載にエラッタが入っていないのが微妙な感じ。
エラッタ

P105 図版:攻撃の流れ
 図版が間違っております。http://www.fear.co.jp/kzm/download.htmにアップロードされている「ルールサマリー」に正しいものが掲載されていますので、そちらをご覧ください。

でも奥義は〈絶〉なので、p.104「防具による防御修正や特技によるダメージの軽減は効かず、基本的に奥義でのみダメージを軽減できる」とあるので、防御判定で勝利しても【ガード修正】は足せない?となるとやはり奥義の命中判定はファンブル(クリティカル)チェック? うーん分からん。リプレイを読めばわかるかなと思ったら、そもそもまだリプレイはなかった(よね?)

そして、次に遊ぶ機会があるまで、考えるのを、やめた

BS複数エラッタ

P105 欄外に以下の文章を追加
(*)ひとつのバッドステータスを複数受けることはないが
 すでに受けているバッドステータスを受けた場合、HPを1D失う。

なんと!(気づき


それはそれとして。
サンプルは種類が多くて、それぞれ特徴的で面白いし。
ユドナリウムのルームパックは快適だし。
気持ちよく遊べる最新SRS。
また機会を作って遊びたいものです!!

メモ追記