『ブラッドパス』「終緑」を遊んで

『ブラッドパス』の拡張ワールドブック「ジェノサイド・サーカス」掲載のキャンペーンシナリオ「夕獄のガデンツァ」第4話「終緑」を遊びました。

セッション

最終話。どう収めるかなー。
とはいっても、ボスは決まってるし、起きるイベントを決まっているので、あとはそれをどう足したり引いたりして、自分たちのキャンペーンにしていくかだけなのですが。最後のほんの一味だけに注力していればいい造りはとても秀逸です。


今回も、妄想オープニングと、妄想クライマックス前のシーンを考えて、あとは「強く当たってあとは流れで」がこれほどまでに通用するシステムも珍しく。特に妄想オープニングの公式シナリオでは書きづらいであろう、精神に変調をきたして、殺し合う人々の具体的な例を考えるのは楽しかったな!?

  • 「高層ビルで連続火事。なぜか電気や警報装置を止まっている」
  • 「満員電車で銃乱射」
  • 「人混みに猛スピードで突進する暴走グループ」
  • 「病院のICU(集中治療室)で、生命維持装置をかたっぱしから止め始める看護師」


あと例によって、差し込まれる強いアドリブ。
調査で「謎の美男または美女」。うーん。じゃあこのキャンペーンでは登場手番がなかった団員の美獣と美少女が登場ね。
「組織の遺言」。うーん。PCは組織に属していないけど、キャンペーンで出てきたNPCがいいね。じゃあ鮮紅騎士団つぶしとくか。
みたいな、派手な展開を、あたかも最初から想定されていたかのように、差し込めるのはイイ感じです。


ボスデータの方も結構盛りました。特技も既存をちょこっと改変して、モブがメインで、自分はモブを強化したり無限沸きさせるだけのデータを作ってみました。シ
ステム的に血戦前に「終了条件」を提示する必要があり、そこで「ボスを倒すこと」を提示して。1ラウンド終わった頃には、これはモブの攻撃に耐えつつ、ボスの生命力を削る必要があるギミックがはっきりとワカル流れ。
無限沸きするのが、イレリア騎士団クローンにしたので、PCの絡み的にも悪くないかと。


そして別れ。キャラメイクした時から、いつかこの時が来るのは分かっていたんだ。
でも、それをやるためにこの4話を走ってきたんだ。
プレイヤーの協力のおかげで、やりたかったところまで辿り着けました。
よかった。楽しかった。


というわけで大団円。
このシステム、このキャンペーンシナリオ、そして参加者の皆さん。どうもありがとう。
いいゲーム納めになりました。
よいお年を!