ブラッドパス「フォールン・デッド」を遊んで

人鬼血盟RPG『ブラッドパス』を遊びました。
オンセ。2時間半ぐらい。


今回はサプリメント『スカーレッド・ナイト』を導入して、遊んでみよう回。
舞台は「特区IF(Intaractive front)」、吸血鬼たちが正体を明かして人間と共存している海上に浮かぶ閉鎖型実験都市です。
その特区IFを舞台にした「フォールン・デッド」という付属シナリオを遊びました。


とはいっても大まかな流れは、PCたちの血盟が、都市の軍警察特殊部隊に所属して、業血鬼を追って倒すというものなので、基本ルールと同じです。
ただ舞台や設定が変わるので、そこらへんは目新しく。特区IFでは、吸血鬼も武器所持も隠す必要がないのが新鮮なのと同時に、東京UTMのステージではもう少し吸血鬼や武器所持を隠した方がいいかなと考えたりしました。


参加者は、GMがチャクラ厨さん。人間がakiyuki。吸血鬼がpunchlowさん。
前回敗北したときの面子です( 


追加データとして、人間が「術師」、吸血鬼が「戦団」。
さらに新ルール「傷号」を導入しています。


誇り高き騎士道吸血鬼に対して、金にがめついクズ魔術師をぶつけてみました。
借金を背負ってカネカネ言っているけど、武器として宝石を使い捨てるのでカネはかかる矛盾。
ちょっと喉が渇いたら公園の水飲み場で済まして金をケチるけど、事件の情報料を支払うには躊躇がない、メリハリがある金の使い方が出来たので楽しかったです。
また相方がカッコよくて、いいやつなので、安心してダメ人間できました(ヒドイ

character-sheets.appspot.com

  • コンビがいちゃいちゃするして、最後に戦闘することに特化した、シンプル&クレバーで切れ味鋭いシステム。
  • ボスの設定+データと情報2個でシナリオが出来る。
  • 背景世界設定もいい感じに中2。
  • スッキリ爽快殴りやすいとにかく悪いボスを出してもよし、みんな大好きちょっと可哀相なボスを倒すオレタチを楽しんでもよし。
  • 戦闘は〈特技〉の相性が悪かったり、手札が悪いと、結構簡単に積む。*1


もしかしたら個人的にはドラマチック戦闘[p.244]*2のが好みかもしれないなあと思ったりしました。*3
が、やってみたら物足りなく感じるかもしれません(


次は、punchlowさんGMで、吸血鬼が業血鬼と戦うために作った戦団「鮮紅騎士団」で、吸血鬼騎士と人間従者のセッティングでプレイ予定。
これまた雰囲気が変わって楽しみです。

*1:こちらの生命力が削り切られるというより、PCが無限回殴れてもボスを傷つけられないケースが簡単に発生する。もちろんこれはPCビルドである程度避けられるんだけど、それやるとビルドの幅がぐっと狭く表現力が低くなるので、その遊び方は僕の好みではない感じ。データ戦闘を詰めるならもっとそれに向いたシステムがあると思うし、なによりTRPGでない方が楽しい場合が多い。

*2:[生命カード]すべて表、スタックなし、《闇明視》→《絶命共撃》変更

*3:バランスはざっくり特技で生命力やダメージで調整しやすそう

D&D「ドラゴン金貨を追え」第9回目を遊んで

ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオ「ドラゴン金貨を追え」のオンセ。
以下例によって、ネタバレを含みつつ、セッションした人しかよくわからないようなそうでないようなアレ。

セッション

  • ハーパーの依頼で、貴族のパーティで、公開執政官レイラル・シルヴァーハンドに接触しようとしている、ドラウのスパイがいるので見つけ出して欲しい。スパイは、ラスカン*1からやってきた傭兵団ブレイガン・デアーズのトップのドラウ、ジャーラックスル・ベインレ、その人だった。彼は見破った我々を賞賛して優雅に去っていった。(仲間のウォーロックと密談していた)
  • トロルスカル亭に戻ると、突然爆発が目の前で起きた。*2

  • 死体から話を聞くと、何やら重要なものを我々に預けるようとした最中、爆殺されたらしい。
  • 現場で爆殺を行なった犯人(メカ)と、アイテムを持ち去った人物が明らかになったので、それを回収しにいく。
  • 抗争勢力の背景や勢力は混沌としていて、ふわっと定かではない。
  • とにかくブツを入手すればよかろうなのだ、の精神で貴族の屋敷にカチコミをかける。しかしそこでは既に別勢力同士の争いが繰り広げられていた。こうなったらこの混乱に乗じて制圧するしかない。
  • 制圧は成功したが、ブツは持ち出された後だった。そして…

*3

  • 我々はこれまでの事件の背後で物事をややこしくしていたゼンタリム仲間割れに首を突っ込む決意を固めた。*4
  • まずは奪われたブツを追わねば。
  • あとゼンタリムの金庫番のクレリックドワーフを、トロルスカル亭に匿うことにした。


第3章完!

スピーク・ウィズ・デッド

  • 「話を聞かせてくれたら、レイズ・デッドの手配をしてもいいよ。もちろん費用はそちら持ちで」
  • 飛んで、透明になって、状態回復や静寂が使えるようになったので、次はそろそろ死者との会話が役に立つ機会があるんじゃないかというメタ読み。
  • いろいろと新しいことが出来るように組んでいるんですが。バード楽しいですね。

ウォーターディープ畑区

  • 次回は畑区の肉屋*5にいくらしいのですが。3.X時代のマップだと外壁と内壁の間は緑一色の緩衝地帯になっていて、その後、現在の畑区がバラックのような密集建築物が並ぶ地区になっていたり。こういうちょっとした変化が小気味よいですね。

現在の名声点

マリオン・アムカスラ:ハーフエルフのバード 友人は”三本弦” 名声点(ハーパー6点、ゼンタリム8点、灰色戦闘隊6点)
「最初はハーパーメインで、ゼンタリムは情報収集のための探り入れぐらいのつもりだったんだけどなぁ」

新しい魔法のアイテム(ハーパー名声点)

検討中。

*1:北の悪徳都市のイメージ

*2:やはり街中で範囲魔法なんて撃つものじゃない

*3:よく見ると、D&D伝統の表紙ネタバレだった。手前からマンシューン、カラサンダー夫妻(会ってないけど)、ジャーラックスル、ザナサー

*4:目玉は夢生物だから倒しがいがないとか。ドラウは政治的問題なので我々向けじゃないとか。クローンも倒してもまた出てきそうとか。悪魔は敵としてはふさわしいがこれまで絡みが薄いとか。他のパーティがやってないルートがいいとか。さまざまな意見があった

*5:洋ゲーの肉屋はよくない響きだ

D&D「魂を喰らう墓」第9回目を遊んで(第4章完)

ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオ「魂を喰らう墓」の第9回。
今回もオンラインセッション。5時間ぐらい。

第4章:蛇の寺院

 ユアンティのラズ・ナシーを討伐するため、蛇の寺院にカチコミするの巻。
 ラズ・ナシーはもとはヒューマンのパラディンだったが、裏切ってアンデッド軍団を率いてメズロの都を攻めるも敗北。その後、ユアンティと手を組み、蛇化。さらに蛇の指導者になったという例によって設定過積載なやつ。オーロルンガのナーガから、裏切者のラズ・ナシーの討伐を依頼されていて、盟友アータスも目的成就のためにヤル気に満ち溢れている。
 いくぞ!


 なおジャングルもので「弱味:ヘビが怖い」はいいアクセントになるだろうなと思っていたのですが。もしやユアンティの神殿に殴りこむことになるとは。
「ところで、いい蛇は死んだ蛇だけだと思うのだが、やはりここに殴りこむのはやめないか。他の手を考えよう。な、そうしよう。ほら、インスピレーションをくれるまでこの話がループするぞ」(ヒドイ


 特に策もなく、正面入り口から猪突猛進する我々に次々と敵が襲い掛かってくる。これはダンジョンを捜索するまでもなく、1エリアでほぼ全ての敵対勢力のバトルしちゃう、リアルリアリティなアレか!

 いまこそ、オーロルンガで授かった蛇殺しの恵みが炸裂する時!
 二正面作成で一方の1本道を自PCの《重装鎧の達人》ドワーフクレリックが塞ぎ、《スピリット・ガーディアンズ》高レベル掛けで戦線を構築。精神集中をインスピレーションとリアルラックで凌ぎ。力術ウィザードが頭越しのライトニング・ボルトが轟く。最後はバーバリアンとスイッチ*1して最後の敵に止めを刺す。活躍出来て、楽しかった。


 変わってラスボス戦は、呪文スロット不足で、敵沢山に囲まれてスタートだったので、あんま活躍できず。パーティも半壊で絶対絶命のピンチ。形勢逆転のローグ急所攻撃リアルラッククリティカルでボス撃破。


 いろいろあったけど終わり良ければ総て良し?
 ほとんどのエリアは謎のままだけど、蛇の生態系を壊すのはよくないし、なにより我々にはソウルモンガーを破壊するというタイムアタックの最中なのだ。このまま第5章へ。


 そして8レベル!
 あと過酷なジャングル極貧生活の中から皆のパワー(パーティ資金)を結集してプレートメイルを入手しました。5レベルでキャラクターを作成した時からの成長プランをやっと成就したぞッ。

*1:SAOのアレ

ユドナリウム平面化パッチ導入メモ

興味本位でユドナリウム平面化パッチ(よっしーさん作)を適用してみました。
スマホタブレットで使う場合は平面の方が使い勝手がいいかもと思ったからです。
その作業メモ。*1

事前準備

  • Node.jsをインストールする(ユドナリウムをコンパイルするため)。
  • Cygwinをインストールする(patchコマンドを使えれば他の方法でもいい)。

ダウンロード(v1.10.3)

パッチを適用して、実行用モジュールを作成する。

  • ユドナリウムのソースコードを任意のフォルダに展開する。
  • 上記と同じフォルダに平面化パッチに展開する。
  • Cygwinのコンソールを起動する。
  • ユドナリウムのソースコードを展開したフォルダ(=平面化パッチを展開したフォルダ)に移動する。

cd /cygdrive/c/udonarium2D/udonarium

  • Cygwinのコンソールより、以下のコマンドを実行する(=ソースコードにパッチを適用する)。

patch -p1 < ../udonarium-2d.patch

  • udonarium/package.jsonを以下の通り修正する*2(1.11.0では必要ありませんでした)

"@angular-devkit/build-angular": "~0.803.24",

  • 実行用モジュールを作成する(=ソースをコンパイルする)。

npm install
npx ng build --prod

上記作業で udonarium\dist\udonarium に実行用のファイルができる。*3
あとは通常と同じ方法(config.yamlのSkyWay API keyを書き換えたり、index.htmlのbase hrefを書き換える)でサーバーにアップロードする。

後日談

*1:web系は専門外なので見よう見まねで

*2:普通にビルドしたら、「An unhandled exception occurred: Job name "..getProjectMetadata" does not exist.」のエラーが出たため

*3:実際問題、この実行用ファイルがあればサーバ設置できるので、ツテを頼って実行用ファイルを譲ってもらうことが出来ればその方が簡単です。

D&D「ドラゴン金貨を追え」第8回目を遊んで

ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオ「ドラゴン金貨を追え」のオンセ。
以下例によって、ネタバレを含みつつ、セッションした人しかよくわからないようなそうでないようなアレ。

セッション



  • ガントレット騎士団の依頼で、裏路地の巨大な鼠退治。巨大ってどのぐらいだ!?と思っていたら見覚えがある奴らだった。
  • ガントレット騎士団の依頼で、街中で暴れる悪魔退治。悪魔召喚した狂信者を追い詰めるも、その裏には貴族社会の闇があった。
  • エメラルド団の依頼で、街中で暴れるモンスター退治。っていうか、この街、色々と暴れまくりすぎじゃない?
  • ゼンタリムのダーヴィルがお勤めから帰ってきた。彼の依頼で組織の裏切者にケジメをつけにいく。
  • ダーヴィルからゼンタリム創始者のポエムを聞いた。本人は死んでいるけど、自身のクローン同士が闘争していて、その1人が狂える魔導士が左腕を切り落とされ、人工の腕をつけている*1。今は自身の保身のために街を支配しようとしているらしい。なんと罰当たりな設定過積載!

あと


いろいろと細かく設定されているとは思うのだけど、やっぱり架空の街の倫理観はよくわからないなぁ。
街中で暴力沙汰はNGだろうと思うけど、結構暴れているやつはいるし、そもそも我々も戦闘しているし。
人前で魔法を使うのはどうかなと思うこともあるけど、まぁ能力は普通に使われるわけで。
結局、官憲に追及されない範囲で、あとは自身のスタイルを貫け、力があればそれが通るという自由社会。
信仰は自由。属性悪もわりと自由。未開の地で割とナチュラルに「まぁ属性悪だしヤっとくか」やってる倫理観とはちょっと違うなぁと思いつつも、そこ考えだすとメンドーなんですよね…。


「それはそれとして今、キャンペーン進行のどこらへんなんです?」
「いま第2章」
「え!?」
「途中でいろいろあるけど全部で5章ぐらい。あと第2章は一番長い」
ウォーターディープの闇は深い…

現在の名声点

マリオン・アムカスラ:ハーフエルフのバード 友人は”三本弦” 名声点(ハーパー4点、ゼンタリム6点、灰色戦闘隊6点)

新しい魔法のアイテム(ゼンタリム名声点)

 戦闘はDMが攻撃力はそのままでHPを減らしているためか、戦闘はイニシアティヴだよ兄貴の世界のため、ウェポン・オヴ・ウォーニング[DMB p.156]を入手した。

*1:なんとなく魔法のガントレット的なものを連想した

D&D「ドラゴン金貨を追え」第7回目を遊んで

ダンジョンズ&ドラゴンズ』のシナリオ「ドラゴン金貨を追え」のオンセ。
以下例によって、ネタバレを含みつつ、セッションした人しかよくわからないようなそうでないようなアレ。
ほぼ毎週のように遊んでいて、学生か!感あり。*1

セッション

  • ガントレット騎士団の依頼で、大泥棒黒蛇の記事を書いた新聞社へ事情聴取にいく。トンデモ系三流誌だった。
  • センタリムの依頼で、ギャングスタ―に憧れるハーフリングボンボンを回収しにいく。
  • 領主同盟の依頼で、ゼンタリムと手を組もうとしてるサーイのレッド・ウィザードをつぶしにいく。ゼンタリムともめたくないが、レッド・ウィザードはみんなのアイドル的にスーパーヴィランだから問題ないだろう。
  • 領主同盟の依頼で、屋根の上を歩くスナイパー暗殺者を逮捕しにいく。暗殺者はゼンタリムに属するものだったので、あとでモメるかもしれない。その時は、捕まえるまでは知らなかったから仕方がないで通そうw

いや出目がよかったら即死コースでしたよ!w
それをいったらレッド・ウィザード戦もイニシアティブで勝っていなければ、瀕死コースだったしなぁ。サイレンスもあるし、最悪一撃ぐらいなら耐えられるだろうと思っていたのですが。
怖いなぁ。ウォーターディープ。


でもやっぱ都会ですよ!都会!

ジャングルだとクレリックが作った水と味気がない食事、買い物は出来ない、というかお金もあまり手に入らない。大休憩もとれない連戦。
それに比べて都会冒険のなんと素晴らしいことか!
(その幻想はアンダーマウンテンでぶち壊されるかもしれないけど)


そういえば、そんな話もありましたね。
あれからレネーア・ネヴァレンバーに会っていないからすっかり忘れていました。
というか都市伝説レベルの御伽噺ぐらいの感覚でスルーしてしまっていました。

現在の名声点

マリオン・アムカスラ:ハーフエルフのバード 友人は”三本弦” 名声点(ハーパー4点、ゼンタリム4点、灰色戦闘隊6点)

敵対者が持っていたレザー+2をひっぱがして装備。
古着をっておしゃれですよね。リユース(という貴族バード的表現


そんなこんなで次回5レベル!

*1:といっても学生時代にTRPGはやっていなかったので、イマジナリー学生感

『トーキョー・ナイトメア』「三人の容疑者」を遊んで

経緯

「TNM SSS1-4やってなかった今夜やりませんか?」
「プレイ済ですー」
「じゃあ、RLやってw」

そんなわけで。まぁ、なにも準備をしていないけど、カット進行がないアクトだからなんとかなるかなと。
以前プレイヤーで遊んだ時のセッションイメージもあるし。
akiyuki3.hatenablog.com

参加者

  • ”トリック探偵”安井取次(やすい・とりつぐ)/フェイト◎、カタナ、チャクラ●/しおなみさん*1
  • 桜下ディグる/カブト●、カゲ、イヌ◎/漆妖さん
  • 野方希望(のかた・のぞみ)/トーキー◎、フェイト●、マヤカシ/しょーじさん

セッションはさっくり2時間程。
全ての容疑者に《真実》を使って、各ゲストのドラマを明らかにする、シナリオにやさしい展開は、前回と違って面白かったです。


ほぼノー準備で短時間で遊べる、システム、シナリオ、そしてオンセ環境。
素晴らしい。でもステイホームが苦にならななすぎて逆に困るぐらい!?


あとこのアクトでの神業はわりとフリーダムな効果で使って、うまく使ってもいいというアクトルールが好みだったのが、自作シナリオに繋がったんだったなぁとか思いだしたりしました。

akiyuki3.hatenablog.com

*1:はじめまして